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【プレシーズンマッチ:浦和 vs バルセロナ:レポート】若手のアグレッシブなプレーは光ったが、『浦和らしさ』を出し切れず0-3でバルセロナに完敗(05.06.16)

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6月15日(水)さいたま市・岩槻市合併記念「さいたまシティカップ2005」
presented by サークルKサンクス
浦和レッズ 0-3 FCバルセロナ(19:04 KICK OFF/ 57143人)

【得点】
11分シャビ(バルセロナ)
39分ラーション(バルセロナ)
77分ラーション(バルセロナ)

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埼玉スタジアム2002には、いつもの浦和ホームにはない雰囲気が漂う。スタジアムはレッズカラーに染まったが、腹の底に響くレッズサポーター特有の重低音のコールや、スタジアムが一体となる連動した応援は鳴りを潜め、代わりに感嘆のどよめきが響き渡った。

11日に来日し、翌12日に行われた横浜FM戦では、自陣でのミスも目立ち、本調子ではなかったバルセロナの選手達。しかし「前の横浜FM戦よりも体調が良かった」とデコ選手が話すように、スペインリーグを制した『超攻撃的サッカー』で浦和を圧倒。彼らの流れるようなパス裁きに57,143人のサポーターは酔いしれた。

「あのボール回しはJリーグでは味わえない」(堀之内選手)
バルセロナは、ゴール前を固めた浦和の守備網を見事なパスワークで切り崩し、11分にシャビ、39分にラーションが決め、前半だけで2得点。そして後半32分に再びラーションが決めて、計3得点をあげた。その3点とも中央から右サイドへ一旦流し、再び中央へ折り返すという形。ダイレクトでつないでくるバルサの攻撃に対し、DF陣はボールウォッチャーとなってしまい、全く相手の動きについていけなかった。

「トラップミスとかはほとんどないし、Jリーグではうちの速い選手がプレスをかけると相手はミスをしてくるが、バルサは違った」と堀之内選手が話すように、中盤でのパス回しも、球際の競り合いも、バルセロナのプレーには余裕が感じられた。どんなに浦和が激しくプレスをかけようとも、自分達のリズムを崩さない。確実なタイミングとボールを狙って中盤でパスを回し、ここぞという場面で仕掛けてくる。ゴールの匂いをかぎつけて一気に襲い掛かるという感じだ。
「ボールを持っているときの動きとリズムは、見ていて違うと思った」と闘莉王選手も力の差を痛感したそうだ。

対する浦和も何度かチャンスは訪れていた。前半立ち上がり早々、山田選手がドリブルで中央を駆け上がる。ゴール前には田中・永井選手が抜け出し絶好のチャンス。しかしシュートに行くのか、パスを出すのか一瞬の迷いが見られ、結局ボールをカットされてしまう。その後も中盤からバイタルエリアに入りながら、ラストパスやシュートが打てない場面が続く。そんな中、長谷部選手が積極的にミドルシュートを打つなど、一人気を吐いたが、結局流れを変えることは出来ず、前半終了。後半、ブッフバルト監督は「相手にあまり敬意を評し過ぎるな」と選手に喝を入れて送り出した。

そしてその気持ちに応えたのは若干19歳の若手だった。
後半18分に投入された細貝・横山両選手のアグレッシブなプレーが、浦和の攻撃にリズムをもたらす。そして後半27分、左サイドへ抜け出た横山選手に細貝選手の縦パスが通ると、そのまま角度のないところからシュート。ボールは惜しくもクロスバーを直撃し、ゴールを割ることは出来なかったが、ミドルシュートに頼りがちだった流れを打開する一発だった。本来の浦和らしさを取り戻しつつあったが、時既に遅し。結局試合は0-3で終了。スペインリーグの覇者に一泡吹かせることは出来なかった。

試合前に「選手に多くのことを学んで欲しい」と語っていたブッフバルト監督。その思い通り、「ボールの奪い方などすごく勉強になった。今度はそれをプレーで生かしていきたい」(横山選手)「今日は全てで勉強になった。もう一回ビデオを見て思い返したい」(堀之内選手)など、選手それぞれ得るものがあったようだ。

そんな中、世界との実力の差を「ものすごく遠く感じる。」と答えた闘莉王選手の言葉が印象的だった。この試合で学んだことをリーグで発揮し、選手達が感じた『世界との差』が少しでも縮まることを期待したい。

最後に・・・試合前「デコ選手とユニホーム交換がしたい」と熱望していた横山選手。ロスタイムにはなるべくデコ選手の近くにいようかなぁ…とまで語っていた彼だが、実際はどうなったのか!?

そして気になる試合終了後、横山選手の手にはしっかりバルサのユニホームが握られていた!しかも、チームで唯一彼のみがユニホーム交換を行っていたのだ。その番号は…5ペニャ選手。
「向こうから交換してくれといってきたので、名前は分からなかったけど交換した」と横山選手。デコ選手のユニホームに未練を残しつつも、「向こうから声をかけてきたということは、相手に認められたということですよ」という報道陣の言葉に、満面の笑みで「うれしいですね」と答えていた。

以上

2005.06.16 Reported by 柴田愛子
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