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【J2:第18節 鳥栖 vs 徳島 プレビュー】攻撃陣が好調の鳥栖と前節惜敗の徳島。中盤の攻防が攻守の鍵を握る。(05.06.24)

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6月25日(土)J2 第18節 鳥栖 vs 徳島(19:00KICK OFF/鳥栖)
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勝ち点差5の中に7チームがひしめくJ2の2位グループ。この混戦を抜け出したい4位鳥栖と、この混戦に何とか入り込みたい9位徳島の対決となった第18節。今季初の鳥栖スタジアムでのナイトゲームである。
今季のJ2は、首位・京都が独走状態にある。鳥栖としては、J1への自動昇格圏内である2位を確保するためには絶対に落とせない一戦。徳島にとっては前対戦(第4節鳴門2-2)で終了間際に2点差を追いついた勢いで、今節も臨んで来るに違いない。

前節の鳥栖は今季最多の4失点を湘南相手に喫した。うち3失点はセットプレーから失ったものである。セットプレーは相手に優位な状況を与えるだけでなく、流れを失ってしまうことが多い。湘南に与えたFKは23本。攻守の切り替え機会をこれだけ与えてしまえば、勢いのある鳥栖と言えど苦戦は必至である。
しかも前半の2失点は「点を取ってから失点するまでの時間が短すぎる」(鳥栖松本監督)と嘆かせたものだった。決勝点は終了間際の86分のFK。不用意なファールで相手にチャンスを与えて失った試合だったとも言える。救いはFW2人による3得点であろう。この2人で第2クール(第12節以降)に入り6試合12得点中11得点(鈴木6得点・新居5得点)を挙げている。攻撃陣が好調なだけに失点内容が悔やまれる。

対する徳島は、前節は首位京都に開始直後に先制するも、後半に逆転されて惜しい星を落とした。が、シュート数・FK数・CK数も首位京都とほぼ同数を得るなど善戦した。特にワントップの羽地に合わせるボールが多種に渡り、京都DFをあわてさせるシーンが多く見られた。さらにベテラン伊藤の2列目からの飛び込みや、大場・小山の積極的な攻撃参加は、分厚い京都の守備をたびたび突破した。
反して失点は後半開始直後に続けざまだった。一瞬の隙を京都に付け込まれた格好。開始直後の先制点だけに終わったことが悔やまれるが、追加点を奪っていれば金星をあげていた試合だった。

鳥栖は、自慢のスピードある両サイドの攻撃参加を多用したいところだろう。徳島は3バックで中盤からプレッシャーをかけてくる。鳥栖がどのような形で徳島の中盤を突破するのか注目したい。
徳島は1トップの羽地へ少しでも早くボールを集めたい。左サイドからの突破やロビングボールなど多彩な攻撃パターンで、鳥栖の早いチェックをかわすことができるのかも注目しておきたい。
中盤の攻防に見どころ満載なゲームが期待できる。

前節の鳥栖は、3失点という『初物』を見せてくれた。今節敗れれば今季初の3連敗という良くない意味での『初物』が追加されてしまう。
今季、入場者数はリーグ中4位(Jリーグ公式サイト「クラブ別入場者数」参照)とスタジアムに集まるサポータは多い。
この結果次第で、勝ち点3を追加して単独2位になることも7位になることもありえる混戦状態の中、向夏の夜に清々しい風を送ってほしい。


以上

2005.06.23 Reported by サカクラ ゲン
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