6月25日(土)J2 第18節 草津 vs 湘南(14:00KICK OFF/群馬サ)
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草津のホームスタジアムは7月13日の福岡戦から、群馬県立敷島公園県営陸上競技場に移ることになっている。そのため、今節・湘南戦が群馬県立敷島公園県営サッカー・ラグビー場でのラストマッチとなる。草津はクラブ発足以来、多くのドラマを演じて来たこのピッチでなんとしても有終の美を飾りたい。
群馬県立敷島公園県営サッカー・ラグビー場はサッカー専用。メインスタンドの客席数が少ないことや照明設備がないことなどからJリーグの規格には遠く及ばない。隣接する同公園陸上競技場がJリーグの規格に沿うように改修を行う間の「仮住まい」だ。しかし、選手の鼓動が聞こえんばかりのピッチとスタンドとの距離の近さは、J2でも屈指。ピッチコンデションの問題はあるが、サポーターにとっては選手との一体感が味わえる最高のスタジアムだ。
ここでの忘れられないゲームがある。ザスパ草津が発足した02年シーズンに行われた、県リーグから関東リーグ2部への入れ替え戦だ。地元クラブとの激戦は1-1のまま、PK戦へ突入。守護神・小島が3本ものキックを止め、敗れればクラブ解散の可能性もあり得た重要なゲームで薄氷の勝利。サポーターがピッチ上になだれ込み、涙ながらに選手と抱き合った。まさに奇跡への第1歩だった。
手元に残る当時のスタメン表には、小島をはじめ、籾谷、小田島、高須、寺田、宮川の初期メンバーの名が記されている。その後、多くの選手が淘汰されていく中で彼らはサバイバルレースを生き抜き、J2開幕の山形戦では、負傷を抱えていた小島以外の5人がすべて先発出場を果たした。彼らにとって、このピッチは県リーグからJリーグへの「架け橋」であった。
J昇格という目標は達成されたものの、彼らにはここがゴールではない。開幕から4カ月。初期メンバーで現在、ポジションを死守しているのは小島、籾谷、寺田の3人。選手であり続ける以上、サバイバルレースに終わりはない。今節・湘南戦では控えスタートが予想される小田島、高須は、与えられた時間で結果を残す必要がある。先発予定の籾谷は、湘南のFW陣を止める役割を課せられ、寺田は攻守に運動量が求められる。小島は古巣からの勝利を目指しゴールを守る。
湘南は過去2試合で6得点。新戦力・梅田の加入により、攻撃陣が活性化。得点力不足に泣いたこれまでが嘘のように、ゴールを重ねる。草津は、守備陣が、柿本、梅田の2トップを押さえ込まなければならない。また、職人・加藤にFKを蹴らせないためにも不用意なファールは避けたい。草津のチーム力は上向きとはいえ、今の湘南と競り合うだけの攻撃力は整っていない。草津は、前節の湘南対鳥栖(4-3で湘南の勝利)のようなゴールラッシュではなく、1点勝負の展開に持ち込みたいところだ。
当日は敷島公園県営サッカー・ラグビー場ラストマッチを記念して、大抽選会などのイベントが企画され、多くの観客が押しかけることが予想される。草津はサポーターの後押しを受けて、湘南に挑む。この愛すべきスタジアムの最終戦としてふさわしいゲーム、サポーターの記憶にいつまでも残るようなゲームを期待している。
以上
2005.06.23 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
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