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【J2:第19節 湘南 vs 仙台 レポート】「七夕ダービー」第2ラウンド。数少ないチャンスをゴールに結んだ湘南が、最少得点で仙台を下す。(05.07.03)

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7月2日(土) 2005 J2リーグ戦 第19節
湘南 1 - 0 仙台 (19:04/平塚/6,176人)
得点者:'39 梅田直哉(湘南)
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 チーム全体で失点を減らしながら、数少ないチャンスをものにして勝ちに繋げる――戦前に湘南の佐藤悠介が語った言葉がそのまま表れた試合となった。

 立ち上がりは互いに相手のスペースを消し、ボールが落ち着かず、マイボールを得点のチャンスまで導くことができない。だがフリーキックや梁勇基によるアーリー気味のクロスにバロンが頭で合わせるなどシュートまでもっていくことで、序盤は仙台が試合を優勢に進めた。

 前線からの落ち着いたディフェンスで仙台の攻撃を凌ぐ湘南は、佐藤を経由するサイドチェンジ、また右サイドバックの鈴木良和がドリブルで中央に切れ込むなど攻撃のアクセントとなり、反撃を窺う。4月9日に行なわれた第6節札幌戦以来のスタメン出場を果たした吉野智行からの2トップへの鋭いスルーパスも効いた。20分には柿本倫明が、さらに25分には梅田直哉も吉野のパスに反応し、最終的にシュートまで持ち込んでいる。湘南にもゴールの匂いは徐々に漂い始めていた。

 前半39分の得点はその吉野と佐藤、2人のボランチのところから始まっている。自陣でボールを奪うとすかさず左サイドに展開、坂本紘司を経由し柿本が繋ぎ、最後は梅田が「一瞬ひらいた」相手DFの隙を逃さず、ゴール左隅に突き刺した。

 後半に入り反撃に出たい仙台は、前半のトップ下の位置から右に移った大柴克友と左の梁が中に絞り、空いたスペースをサイドバックの富田晋伍と磯崎敬太が積極的に上がる。また熊谷浩二がボランチに入り、前半から中盤の底に配していた攻撃的なシルビーニョとのバランスをとった。シュウェンクに代わった財前宣之も前後左右に動き、起点となる。スペースに飛び出しフリーでシュートを放ち、また右サイドを駆け上がった富田に捌きチャンスを演出するなど財前はリズムを生み出した。

 しかし、湘南の守備は崩れない。「1対1の場面をつくらないよう必ずひとり余らせるように、攻撃のときも守備を意識していた」という湘南DF戸田賢良の思惑どおり、ボールを奪い前がかりに攻めても相手のカウンターへの警戒を怠らなかった。また、「調和のとれた攻撃ができなかった」と都並監督が振り返ったように、仙台は前に人数をかけたものの足元へのパスが多く、チームディフェンスに徹した湘南の守備網を崩すことはできなかった。最後までゴールを割ることができず、最少得点で湘南が前回対戦の借りを返した。

「シルビーニョというタレントが入った際のメリットとデメリットがハッキリしている。この点をいかに整備するかが一番の課題」試合後、都並監督は問題点を指摘した。この日は中盤の底に据えた攻撃力の高いシルビーニョを今後どこに配するのか、仙台浮上を左右する重要な鍵となる。次節、首位を独走する京都との一戦をまえに、大きな課題が持ち上がった。

「無失点に抑えることができ、また2トップの連携など攻撃面でも進歩の跡が窺える」湘南の上田監督は、結果だけでなく内容を讃えた。拮抗しているリーグでよい結果を出し続けることは容易くない。事実、仙台も湘南も、これまでの試合結果だけを追えば、ともに一進一退を繰り返している。だが最初から完成されているチームではない。試合のたびに課題を見つけ克服しながら、前に進んでいく。そしてその先に、J1が待っている。

 第2クールに入り失点のかさんでいた湘南が、このクールで初めて無失点に抑え、最小得点で勝ち点3を手にした。欲しかった勝利と内容を掴み、次節、湘南は笠松に臨む。

以上

2005.07.03 Reported by 隈元大吾
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