7月6日(水)J1 第14節 C大阪 vs 千葉(19:00KICK OFF/長居)
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前節、C大阪はF東京と対戦して2-2、千葉は神戸と1-1で引き分けている。C大阪のほうは、終始劣勢に立たされたなか、終盤にPKとFKによる2得点をもぎとって追いついた形。小林伸二監督は、「選手たちの前向きな姿勢が結果に結びついた」と安堵の表情を見せていた。一方の千葉にとっては、不本意なドローだったのではないか。アウェイながら相手を圧倒する26本ものシュートを放ったというのに、ゴールネットを揺らしたのは1度きりだったのだから…。
「再開後の対戦相手、とくに初めの3試合はいずれも攻撃的なチーム。そこをどう守れるかがポイントになると思う」。C大阪・小林監督は話している。初戦のF東京でも、まずはディフェンシブな態勢で試合に入り、攻撃については決して無理をしなかった。千葉については、「選手が非常によく動くというのが特長。それもただ動くのではなく、意図的な動きが徹底されている」と、一層警戒心を強めている。3人のバックラインと2人のボランチがしっかり相手選手をマークすることになりそうだ。
C大阪にとって痛いのは、これまで攻守の中心として活躍してきた選手が再開直前に負傷したことだ。DF前田和哉は、ルーキーながら右のストッパーとして常時出場、外国籍選手を含む相手FWをことごとく抑え続けてきた成長株。グアムキャンプで右足甲を痛め、全治4週間の診断が下っている。また、C大阪の生命線といえる2シャドーのひとり、古橋達弥もキャンプ直後の練習試合で左ひざを痛め、全治まで4週間だという。「大きな戦力を欠いてしまった」(小林監督)形で7月の6連戦を乗り切らなければならなくなった。
明るい材料もある。途中加入のDF鶴見智美がコンディションを上げ、前節初めてベンチ入りしたのを始め、攻撃陣ではMF徳重隆明が復帰、6月に戦列に戻ったMFファビーニョも調子を上げている。さらにワールドユース選手権から戻ったMF苔口卓也もポジション獲得を狙っている。ここまでベテラン勢の奮闘が光るC大阪だが、厳しい日程を乗り切るためには新しい戦力の台頭は欠かせない。小林監督の選手起用にも注目したい。
対する千葉は2位とは勝点で4差と、上位グループに離されないためにもアウェイとはいえどうしても勝点3がほしいところ。立ち上がりから激しく動き、攻めてくるはずだが、大阪特有の蒸し暑い気候も大きな敵になるのではないか。チームとしての戦い方は徹底されており、あとは決定力の問題か。前節6本のシュートを放ったハースとエースストライカーとして期待される巻誠一郎の2トップのプレーが鍵になる。
苛酷な「走り合い」が予想されるこの対戦、現在7位(千葉)と11位(C大阪)、順位は離れているように見えるが、勝点差はわずかに1。他チームの結果いかんでは一気に上位浮上もあるだけに、ここは勝負どころだ。
以上
2005.07.04 Reported by 横井素子
J’s GOALニュース
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