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【J2:第20節 水戸 vs 湘南 プレビュー】上り調子の両チーム。水戸は新しいスタイルで、今季初の連勝を狙う。(05.07.08)

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7月8日(金)J2 第20節 水戸 vs 湘南(19:00KICK OFF/笠松)
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水戸に新たな戦力が加わった。今節、対戦する湘南から時崎が加入。早速スタメンに名を連ね、かつてのチームと相対し、彼本来のアグレッシブなプレーで湘南から笠松を訪れるサポーターに元気な姿を見せるだろう。云々・・・。

というプレビューになる予定でいたが、どうやらそれは叶わないようだ。鳥栖戦での負傷の状況は思わしくなく、今節の出場はちょっと難しい雰囲気。この一戦で注目したいポイントだっただけにちょっと残念なのは確かだが、17節の仙台戦からスタイルを変え、そして前節、勝利という結果を出した水戸は、勢い留まることなくサポーターを楽しませてくれるに違いない。

水戸と湘南、前回の対戦は第8節。3−1でホームの湘南が水戸を逆転で退けている。現在、得点ランキング2位、湘南・加藤の2発により、上昇気運の水戸を粉砕。一気に順位を上げていこうという水戸の野望を許さなかった。

湘南は、第2クール、非常に厳しい戦いとなった。勝ちが遠かった5月。失点がかさみ、惜しい試合を勝ちきることが出来ずにチームとしてのリズムを失い、そして3連敗・・・。しかし、17節・鳥栖戦を勝ちきることで湘南本来のリズムを取り戻した。前節は久々の完封勝ちで、チーム状況は明らかに上向いているし、何よりも選手たちの自信になったことは大きい。勢いそのままに、笠松に乗り込んでくるだろう。

一方の水戸だが、17節から展開している『新しい水戸のサッカー』がいよいよフィットしだして、前節は敵地で鳥栖を下し結果も残した。新しいサッカーで特徴的なのは、高い位置での積極的な守備と、そこからのシンプルで速い攻撃だ。今までの水戸のディフェンスといえば、ある程度深い位置にディフェンスラインを引き、裏側のスペースを相手に与えないというものだった。しかし、今は違う。18節の福岡戦で目の当たりにしたのだが、前線からの積極的なチェイシングとやや深めながらも臨機応変に対応していくディフェンスラインに、相手・福岡は明らかに混乱し、90分間活路を見出すことを出来ないでいた。4−1−4−1というシステムに、見方によっては中盤が間延びしているかのようなこのシステム。攻略のポイントはワンボランチの周辺に出来るスペースの使い方となるのだろうが、不思議とそのスペースを生かすことが難しい。湘南がこの攻略法を見つけられないようだと、水戸のリズムでゲームは進行するはず。湘南は、迷いのうちに高い位置でボールを失うことになれば、前回の対戦で出場できなかったデルリスの脅威を肌で感じることになるだろう。2列目の関、森田、秦も好調を持続しているようだし、マルキーニョも暑くなるにつれて調子が上がるタイプ(らしい)。『堅守の水戸』のイメージ脱却がこのゲームで確立しそうだ。

一点、気になるとすれば開催日の天候だ。日中暑くなった場合は雷を伴う強い通り雨が、そうでない場合はだらだらと続く梅雨らしい雨か。いずれにしても晴れて乾いたピッチという訳にはいかなそう。シンプルなパワープレーになった場合は、ちょっとした集中力の途切れがそのまま失点につながるケースが多い。戦術やコンディションの準備もさることながら、集中して戦い抜く心の準備も万全に。そしてわれわれ見る側も、熱くハートを燃やすスタンバイと『雨の準備』も怠り無く、夏の宵、スタンドに向かうことにしよう。

以上

2005.07.07 Reported by 堀高介
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