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【J1:第15節 神戸 vs 清水 レポート】再開後、清水が初白星。開幕以来のホーム勝利を目指した神戸は、またしてもモノにできず。(05.07.10)

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7月9日(土) 2005 J1リーグ戦 第15節
神戸 0 - 3 清水 (19:00/神戸ウイ/18,671人)
得点者:'35 チョジェジン(清水)、'43 久保山由清(清水)、'65 チェテウク(清水)
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 朝から降り続いた雨が上がった後だということもあってだろう。湿度77%と、ジメジメとした嫌な蒸し暑さが残る神戸ウイングスタジアムで行なわれた『ヴィッセル神戸VS清水エスパルス戦』。
 攻守の要・MF佐伯を出場停止で欠く神戸は4バックでスタート。右サイドバックにDF坪内を入れ、MF小島がMFホルヴィと共にボランチの位置に。FW平瀬が1トップぎみにポジションを取り、トップ下に右から、MF朴、MF三浦淳、MF薮田を据えた布陣。対する清水は、前節同様の布陣、メンバーでキックオフを迎える。

 序盤は、ホームの神戸が若干、優位にたった試合展開。シュート数では神戸が6、清水が4と大差はなかったものの、前線へとボールを運ぶ回数から言えば、明らかに神戸が清水を上回ってゲームのイニシアチブをとる。ただ、結果的には、その攻めていた時間帯に先制できなかった神戸と、押し込まれながらも先制した清水というあたりに、勝負のあやがあったといえるだろう。
 30分、神戸はMF三浦淳のスルーパスに、右サイドのMF朴が反応してシュート。一度はGK黒河に阻まれたが、こぼれ球に再度FW平瀬が詰め寄り、シュートを放つ。が、枠を捉えたかに見えたボールは、ゴール前に立ちはだかった清水のDF斉藤のヘディングによって弾き出される。
 逆に清水は35分、中盤でボールを受けたFWチョ・ジェジンが約28メートルの距離から軽く左足を振り抜いたシュートが、ゴール左上隅に吸い込まれるように突き刺さり、貴重な先制点をゲット。更に43分にもMFチェ・テウクがドリブルで突破。ゴールライン側から折り返し、それをフリーで受けたFW久保山が落ち着いて決め2点目と、追撃しようとする神戸を突き放す追加点まで挙げ、前半を折り返した。

 ホームで0-2という状況に、またハーフタイムのサポーターのブーイングに、神戸が頭をさげる訳にはいかず。「同点ではなく、逆転しよう!」とパベル監督に檄を飛ばされ、再び志気を高めて後半を迎えた神戸だったが、中盤が間延びして、今ひとつ攻撃にリズムを見出せない。57分にはMF薮田に代えて、FW和多田を投入。何とか攻撃の流れを引き寄せようするが、そのFW和多田の高さ、強さもうまく活かしきることができず。
 逆に、前がかりになった裏をつかれる形で、65分。右サイドからのクロスに反応した清水のMFチェ・テウクがペナルティエリアに侵入。最後は神戸MF朴を振り切って左足でシュートを決め、清水が「次の得点を狙っていこう」という長谷川監督の言葉を体現する3得点目を手にする。これに対し神戸も、終盤運動量の落ちたFW平瀬に代えて、MF栗原を投入するなど、最後まで「1点」を目指した戦いを続けたがゴールは遠く0−3で試合終了。清水が暫定ながら順位を上げたのに対し、神戸はまたしてもホーム戦をものにできず。最下位脱出はかなわなかった。


以上

2005.07.10 Reported by 高村美砂

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