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【東アジア女子サッカー大会2005 なでしこジャパン(日本女子代表) vs 韓国女子代表レポート】厳しい現実を味わった大会。全員の胸に「次こそ」という言葉を秘めて終戦(05.08.07)

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●8月6日(土)19:30キックオフ/韓国・大邱ワールドカップ競技場
東アジア女子サッカー大会2005 第3戦
なでしこジャパン(日本女子代表) 0-0 韓国女子代表

■その他の試合結果
中国 0-1北朝鮮

■女子順位表
韓国【勝点7】2勝1分0負+3
北朝鮮【勝点6】2勝0分1負+1
日本【勝点2】0勝2分1負 -1
中国【勝点1】0勝1分2負-3
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日中はいつものように強い陽が差し、厳しい暑さだったが、夕方になり急に激しい雨が降り始めた大邸。しかもその雨は嵐のように激しく雷が鳴り響いた。東アジアサッカー大会の最終日、8月6日、1試合目の中国vs北朝鮮の試合が行われるころには雨もやみ曇り空。その試合が始まって30分ほどしてスタジアムに姿をあらわした日本代表・なでしこジャパン。バスから大きな荷物を運びながら会場内に入っていった…いよいよ最終戦だ。

午後7時30分キックオフの日本vs韓国、そのころ日が落ち、うっすらと明るい光が残る空が美しい。そんな中、先頭のキャプテン磯崎に続いて選手が入場、最後尾にはエース澤がいる。日本のスターティングメンバーは、GK山郷、DFは3バック、右から矢野、磯崎、下小鶴、中盤右に安藤、左に宇津木、柳田と酒井のダブルボランチ、トップ下に澤、そして永里と大谷のツートップ。一方の韓国は3−5−2で、3バックにワンボランチ、左右のサイド、ツートップの下に二人が並び、攻撃のときは前線の4人が縦横無尽に動き回り、守備のときは、両サイドが下がりきり5人がDFラインに並ぶ。

立ち上がりはまず韓国が右サイドの突破を見せ、続いて日本の大谷のシュート…ともに攻める姿勢を見せる。次第に日本がペースを握り始め試合を支配し始め、前半に8本のシュートを放った。後半に期待が持てる展開だ。ハーフタイムがあけ、後半が始まる直前ベンチの裏では大橋監督が大野に「少し様子を見て5〜10分後には入れるから」と声をかけていた。9分には「お前のシュート力にかけるから」と言われ「やってやるぞ!」という思いで入っていったという大野。その2分後韓国も要注意といわれている16番のPark Eun Sun(身長179cm)を投入してきた。日本は確実に主導権を握り、しっかり守りを固めた上で、ボランチを起点に攻撃を組み立てる。23分には安藤に代えて宮間を、そして30分には大谷に代えて丸山を投入。丸山にとってはずっとやりたかった本来のポジションでの起用、期待がかかる。カードを切りつくした大橋監督は36分に澤の放ったシュートが外れた瞬間、ちらりと時計を見やった…焦りが募る。

その3分後に日本がCKを得ると、一斉にスタンドの最前列まで駆け寄り、一番近いところから応援を送り始めたサポーター。「1点でも、1勝でもして帰ろう」という思いを送り続ける。その直後、41分には大野がゴール前で抜け出しGKと1対1になったが放ったシュートは惜しくも右に外れてしまう。45分が過ぎ残された時間はわずかに2分…しかし、そのままスコアレスドローで試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
結果、勝ち点1を得た日本。放ったシュートは前半8に後半6でトータル14本。放たれたシュートは前半の3本のみで、後半は1本もうたせることなく守りきった。しかしこの試合に関しては、「勝ち点1より、勝利がほしかった」「得点が欲しかった」日本は、いずれも手にすることはできなかった。

3戦のトータルで、日本は2分1敗の勝ち点2で3位。

1位 韓国     勝ち点7  得失点差 3  (2勝1分0敗)
2位 北朝鮮    勝ち点6       1  (2勝0分1敗)
3位 日本     勝ち点2      −1  (0勝2分1敗)
4位 中国     勝ち点1      −3  (0勝1分2敗)

試合終了後、サポーターへの挨拶が終わると、表彰式が始まった。終始うつむき加減ながらも、平静を装いながらその様子を見つめる選手たちだったが、韓国が表彰台にあがり表彰をうけ、クライマックスで「We are the Champion」が大音量で流された瞬間、その表情はいっせいにこわばった表情に変わった。涙をこらえ唇をかみ締め「次こそは自分たちがあそこに…」という思いでその表彰台の上で喜ぶ韓国の選手をじっと見つめ続けた。

初代チャンピオンに輝く夢に敗れた日本だが…試合後ずっと悔しい表情を隠せずにいた大野はミックスゾーンに現れ「ごめんなさい」と小さな声を振り絞った。顔を真っ赤にして涙を流した永里、宿舎では学校の夏休みの宿題をしながら過ごし試合に思いっきりのぞんだ宇津木、「大学所属だからって絶対に言われたくないから大学所属代表のつもりで」…と、キャンプ途中からレギュラーポジションをものにした矢野。そして誰に言われるでもなく自分からキャプテンマークを腕に巻き、試合が終わる毎にそのキャプテンマークを自分で手洗いをしていた磯崎。就任以来、今大会で初めて「モチベーションビデオ」を選手たちに見せた大橋監督など…大会にのぞむそれぞれのこんな表情もあった。

翌日の早朝に最後の戦いの地・大邸のホテルをバスで出発、そして戦いの地・韓国を後にする”なでしこジャパン“ 「アジアの王者に、そして世界のトップ戦えるチームになるために」という目標に、「1点が遠い」「勝てない」という厳しい現実をたたきつけられることとなったこの大会。しかし、選手たちは「次こそ叶えてみせる」と、その悔しさをかみ締めた。やり残したことが多いこの大会だけに、日本に帰国してから、やらなくてはいけないことがたくさんある。「次こそ」という言葉を実現させるために…。

以上

2005.08.07 Reported by 日々野真理
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