8月20日(土)J2 第27節 湘南 vs 水戸(19:00KICK OFF/平塚)
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ピッチ上で誰よりもボールに敏感に反応し、豊富な運動量で動き回る湘南の加藤望は言う。「サッカーは結果が出て初めて評価されるもの。チームは成長を続けている過程にいますが、結果は出さなければいけない。監督の指示をもっと強く感じて、アクションを起こすことが大切。過敏なぐらいに反応して、表現する必要がある」
その加藤を擁する湘南は今節、水戸をホーム平塚に迎え、今季3度目の対戦に挑む。過去2試合は、第1クールに3−1で湘南が圧倒すれば、第2クールは4−1で水戸に軍配が上がるという、互いに譲らぬ結果を残している。いずれも、先制されたホームチームが逆転勝ちを収めている事実は、サポーターの声援がどれだけ選手を奮い立たせるか、その存在の大きさを物語っているといえよう。
ホームアドバンテージに支えられる湘南は前節、佐野裕哉の鮮やかなゴールで甲府に先制しながらも同点弾を許し、ドローに終った。佐野は試合後、「点を取るチャンスはほかにもあった」と、勝ち切れなかった口惜しさを滲ませている。厳しいリーグ、とくに今後を左右する第3クールにおいて、数少ないチャンスをゴールに結ぶのは勝利への至上命題だ。たびたび取り上げられる「試合の入り方」という課題は、ゴールへの意欲とともに払拭されてきている。加藤のいう「結果」を出すために、総ての意識を切らさず続けることにこだわりたい。
DFラインでは、センターバックの田村雄三が累積警告により出場停止となる。今シーズン、センターのみならずサイドバックにも起用されてきたルーキーに代わる「先輩」の奮起に期待したいところだ。
崩されてはいない試合が多いのは、コミュニケーションの熟成とともに、それぞれの特徴を理解して動けているコンセンサスの表れだろう。ただし水戸の前田監督は、戦況によってシステムを変更するなど試合中に柔軟な策を講じてくる。守る側としては、相手の変化を瞬時に嗅ぎ取り、マークの受け渡しなどピッチ上での臨機応変な対応と判断力、それに則ったチームワークが求められる。また1対1に持ち込ませないリスクマネジメントも重要だ。これまでに幾度か記録している大量失点も、追いつき追い越すために前掛かりになったところを突かれた場面が多いため、いずれにせよ前掛かりにならざるを得ない状況に追い込まれぬよう主導権を握ることが鍵となる。
勝ち点4差で湘南を追いかける一方の水戸は、5試合で3勝2分けと、前半戦をいい形で終らせながら、後半戦に入り2敗2分けと、いまだ勝ち星がない。前節も最下位の草津を相手に、早い時間帯に先制しながら攻めきれず、逆に後半追いつかれ、苦い引き分けを喫している。
「選手たちのひ弱さが多く見られた試合。個人がもっと成長しないと勝てるようにはならない」ミスを重ね、自ら勝ち点3を逃したチームの不甲斐ないパフォーマンスに、前田監督もうなだれるしかなかった。結果の伴わない状況は評価を与えず迷いを生むが、リーグ戦の渦中において立ち止まることは許されない。勝利へのモチベーションを絶やさず、いま一度、コンセンサスを図り直すことが先決となる。チームワークとともに、ピッチ上でのキャプテンシーも求められてくるだろう。
前節をはじめとする後半戦の悪循環を吹き払うために、水戸が勝利を呼び込むか。6月の鳥栖戦から5試合で4勝1分けと、ホームで負けを知らない湘南が、さらにその記録を伸ばすのか。両チームともに今もっとも欲しい「結果」を争い、激突する。
以上
2005.08.19 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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