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【J1:第19節 新潟 vs G大阪 レポート】雨の中でもムービングフットボールを貫いた新潟が、苦手のG大阪から初勝利。(05.08.21)

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8月20日(土) 2005 J1リーグ戦 第19節
新潟 4 - 2 G大阪 (19:02/新潟ス/41,126人)
得点者:'23 桑原裕義(新潟)、'33 アラウージョ(G大阪)、'60 エジミウソン(新潟)、'62 エジミウソン(新潟)、'76 鈴木慎吾(新潟)、'85 大黒将志(G大阪)
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最後まで足を止めずにボールを追う。新潟が自分たちのサッカーを貫いた。1対1で後半に入り、迎えた60分、ファビーニョのカウンターからつないだエジミウソンが、ドリブルで持ち込んで勝ち越しのゴール。この後、2得点を加えてG大阪を突き放した。
激しい雷雨で水しぶきが上がるピッチコンディションの中、素早いバス交換としつこいディフェンスで終始主導権を握り続けた。G大阪は新潟のカウンターに対処できなかった。水を含んだピッチが持ち前の機動力を妨げた。
試合開始前から降り出した雨は、時間が経つに連れて激しさを増した。前半15分を過ぎる頃には、雷雨に変わる。水をたっぷりと含んだ芝は、転がるボールの勢いを止めた。そんな悪天候を新潟は味方につけ、G大阪は最後まで取り込むことができなかった。

「あの得点が大きかった」。新潟の反町康治監督が挙げたのは、60分に2対1としたエジミウソンのゴール。カウンターを仕掛けたファビーニョが、ペナルティーエリア手前までドリブルで持ち込み、エジミウソンにパス。ペナルティーエリアに進入したエジミウソンは丁寧に、素早くボールを操り、右足で強烈なショートを決めた。
 相手ボールを奪い、躊躇せずカウンターを仕掛ける。このパータンは時間が経つごとに決まり始めた。一度ボールを持つとワンタッチ、ツータッチの速いリズムでタテにボールを運ぶ。その形にG大阪のディフェンス陣は翻弄された。「相手が前に人数を掛けてきたところで、カウンターを仕掛ける」。反町監督のプラン通りにゲームを支配し、今季最多の4得点を奪った。G大阪には、J1に昇格した昨年から3敗2引き分けと苦しめられ続けてきたが、6戦目にしてようやく勝点3をもぎ取ることができた。

状態の悪いピッチでも新潟の運動量は落ちなかった。「練習してきたことが出せた試合」。ゲームキャプテンを務めたMF桑原裕義は言う。リーグ戦の中断期間中、山間部の十日町市で6日間のキャンプを行った。この期間の平均気温は32度。猛暑の中、走り込みと攻撃のトレーニングを中心にこなした。ブザーの間隔を徐々に狭めながら、一定の距離を走り抜くオランダ方式のインターバル走、パスを2タッチ以下に定めたミニゲーム、トランディション、1対1。足を止めてこなせるメニューは1つもなかった。
「ピッチのコンディションの悪さは考えなかった。フィジカルと攻撃には自信があったので、後半はいけると思っていた」。こう話したエジミウソンは、60分の勝ち越し点の2分後にコーナーキックからヘディングを決めて、2ゴールをマークした。エジミウソンだけではなかった。先制点は23分、桑原のミドルシュートだった。プロ入り11年目にしてリーグ戦初ゴール。76分には鈴木慎吾がドリブルで中央を突破し、ダメ押しの4点目。中断期間に行ったトレーニングの成果が数字に表れた。

 G大阪は新潟の走力に惑わされた。次から次へと繰り出されるカウンターの前に、フリーで走られる場面が多かった。攻撃陣はボールを足元に収めても、なかなか突破を図れない。「ピッチコンディションが影響した」。西野監督が認めるように、重く湿った芝に持ち前のスピードを封じられた。それが体力の消耗にもつながった。後半に入っても運動量が落ちない新潟に振り回される形になった。
 その中で、らしさを見せたのは大黒将志だった。85分、ペナルティーエリア前のゴール正面付近で、アラウージョから浮き球のパスを受けると、マークを外した新潟の隙を逃さずにシュート。日本代表の中でも際立っていたゴールへの意識を、きっちりとリーグ戦につなげていた。

「次節は首位の鹿島。2位に勝てたのだから、1位にも勝ちたい」と新潟・反町監督。指揮官が口にするように、新潟は再開後の初戦で難敵を下し、手応えをつかんだ。G大阪にとっては課題の修正を迫られる結果だった。


以上

2005.08.21 Reported by 斎藤慎一郎
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