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【J2:第27節 仙台 vs 横浜FC レポート】膠着した前半から決定機の生まれた後半。しかし両チームとも決定力を欠きスコアレスドロー(05.08.21)

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8月20日(土) 2005 J2リーグ戦 第27節
仙台 0 - 0 横浜FC (19:00/仙台/19,094人)
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仙台・都並監督と、横浜FC・足達監督が、揃って試合後の会見で口にしたのが「決定力不足」の言葉。だが両監督共に、気持ちは大いに理解できる、そんな一戦だった。

過去2戦、両チーム合わせて7点、4点と、比較的多くのゴールが決まっていた同対決だが、第3クールでの対戦は0−0のスコアレスドローに終わっている。

ただ「勝ち点1」という現実に対しての感じ方は、双方で若干異なる。「残念だが、良しとしたい」と語った足達監督に対し、一方の都並監督は「結果には失望している」と悔しさを隠さない。両チームの選手たちも、おおむね己の指揮官と同じリアクションだった。

これはもちろん、順位的な理由―昇格争いの渦中にいるか、そこより若干離れているか―による、現時点での勝ち点3の重さや、ホームかアウェイかの違いといった部分もあるだろう。だが大きな理由の一つとして、得た決定機の数があるのは間違いない。つまり、『決定機をより多く迎えた仙台の方が、相手と同じ勝ち点を上げるに留まることに我慢ならない』ということである。

前半は共に、持ち味が消えた内容だった。しかしそれは裏を返せば、ホームの仙台にサッカーをさせなかった横浜FCのペースだったとも言える。横浜FCは城とカズの2トップが、一方がトップに残ればもう一方が中盤に引く連係の良い動き。そこからシュートへ持って行くとなるとなかなか難しかったが、それでもゴールに近い位置でファウルを誘い、仙台としては肝を冷やす位置でのFKをチームにもたらしていた。それに対し仙台は、早いタイミングで前線のバロンに当てようとするも、バロンがトゥイードのマークに苦しみ自由にポストプレーをさせてもらえず、なかなか形を作ることができない。

そして後半、両チームに決定機が生まれ始める。初めは横浜FC。3分に城、5分にはトゥイードが、それぞれゴール前で決定機を迎える。が、決めきれない。すると今度は仙台が、後半13分、関口がゴール左寄りの位置でGK菅野と一対一になるが、放ったシュートは大きくバーの上を超えていく。頭を抱える仙台の選手とサポーター、そして倒れこむ関口。

ここから、仙台の攻撃が加速していく。中でも右SBに入った中田は、徐々に縦へのスピードで持ち味を発揮し始めると共に、総じて運動量が低下しつつあったピッチ上で、持ち前のスタミナから一人異彩を放ち始める。流れは仙台。しかし、シュウェンクの二度の決定機も、FKからの木谷のドンピシャヘッドも、GK菅野のファインセーブや、浮氣の負傷によって途中からピッチに入った河野のスライディングによってゴールならず。またこれ以外にもあわや決定機というシーンはあったが、ラストパスが微妙にずれるなどしてフィニッシュに至らず。

一方の横浜FCにも、三浦知が右サイドから中央に持ち込み、左足に切り替えしてシュートを放った後半16分のシーンなど、得点の匂いがした場面が無くはなかった(こちらも木谷がスライディングでギリギリ阻む)。しかし決定機の数と内容では、後半は明らかに仙台のペース。故に仙台としては、ただの引き分け以上に悔やむべき試合となったと言えよう。

決定力不足を抱えた仙台、次節は首位、京都とのアウェーゲームが控えている。一方の横浜FCは、ホーム三ツ沢に帰っての甲府戦。「三ツ沢が楽しみ」と語る山口にとっては、7年ぶりの「ホームとしての三ツ沢」。帰還を祝うサポーターで、大いに盛り上がるに違いない。

以上

2005.08.21 Reported by 佐々木聡
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