8月24日(水)J1 第20節 横浜FM vs 川崎F(19:00KICK OFF/日産ス)
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8月22日の横浜FMの練習で、大きな変化が見られた。それは実践してきた4バックではなく、3バックでフォーメーションを組んでいたことだ。松田を中央に据えて右に中澤、左に栗原。試合2日前でのシステム変更はスクランブル。それほど横浜FMの状態は苦しい。危機感が伝わってくる。
前節の磐田戦は、流れ的には負けゲームの典型とも説明のつく展開だった。開始早々クリアボールが相手に渡り先制され、久保がペナルティエリアで倒されホイッスルが鳴るかとも見えた直後のカウンターで加点され、0-2で前半終了。後半に1点を返したものの、前がかりになったところを逆につかれて勝負を決めるダメ押しの3点目を奪われてしまっている。
スコア以上に内容は深刻。チャンスが作れない。ボールポゼッションがしっかりできない。磐田の出足の良さを差し引いても、システムが機能していないことは明白だった。このタイミングで、個々のレベルアップや連携の強化などの処方箋ではなく、システムチェンジという手術を選択した岡田監督。リーグ戦で現在24得点、24失点。得点力不足、失点の多さ。2つの問題を抱えているが、まずはディフェンスを安定させてからと考えたのではないか。まして対戦相手は川崎F。ジュニーニョ、マルクスと強力な個の力の持ち主がいる。松田を余らせて、彼の卓越したカバーリング能力で抑えたい。
5年ぶりのJ1となる川崎Fは、ここまでの戦いで攻守の特長をピッチで十分に発揮している。攻撃においては外国籍選手たちに加えて日本人選手たちの絡みもしっかりできてきた。成長を見せているのが黒津で、リーグ戦のゴール数こそ3だが、ジュニーニョのスピードを生かす動きが効果的だ。4月の横浜FM戦戦でも鋭く走り込んで決勝ゴールを奪っている。また前節で勝負を決めるゴールを記録したボランチの谷口もオフェンスでの貢献ができる選手。セットプレーでのヘッドも強烈だ。また谷口は横浜FM下部組織の出身で、ユースではキャプテンも務めている。もちろん、このカードに対する気持ちは他のプレーヤー以上の執着があるはず。しかし彼は、瞬間的にエキサイトすることなく闘争心を90分間コンスタントに持続できるタイプ。前回の対戦で中央の厚い壁となりチャンスメークを何度も阻んでいたように、まずはディフェンス面での自分の役割をきっちりこなすだろう。
高くてハードな川崎Fの3バックを横浜FMのフォワード陣が破れるかどうか。サイドケアの人数が増える3バックなら、たしかに守備は安定してくる。反面、攻撃はトップ下の運動量やアイデアが、より必要。久保がようやく復調してきただけに、彼に託す前の崩しができるかどうかが大きなポイントだ。久保の豪快な復活弾は、山瀬功、または奥、攻撃を司る2列目の働きにかかっている。
J1リーグ3連覇へ黄色信号が点滅している横浜FMが、浮上できるきっかけがつかめるか。川崎Fが勝って得失点差で横浜FMを追い越すのか。横浜FMの直前の変化によって、今節の神奈川ダービーへの興味は、さらに大きく膨らんでいる。
以上
2005.08.22 Reported by 池田博人(インサイド)
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