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【J1:第20節 G大阪 vs 磐田 プレビュー】勝ち点4差で上位争いを続ける両チームが、金沢で激突!(05.08.24)

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8月24日(水)J1 第20節 G大阪 vs 磐田(19:00KICK OFF/金沢)
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ブラジル代表に勝利して『マイアミの奇跡』と語られるアトランタ五輪では、G大阪の西野朗監督と磐田の山本昌邦監督が、それぞれ監督・ヘッドコーチという役割で共に仕事をした仲。Jクラブの監督として『敵』になって初めて対決したのは、昨年の2ndステージのこと。その際は、G大阪が2-1と11年越しにヤマハスタジアムで磐田から勝利を挙げたが、今季の対決(5/4第10節)では、FWアラウージョのゴールで先制したものの、逆転を許して敗戦。磐田・山本監督より3つ年上のG大阪・西野監督が後輩の前に屈する形となった。と書いたものの、これはあくまで見方の一つであって、実際、両氏がそこまで相手を意識しているかといえば、そうでもない。もちろん勝ち点でも僅差で競り合い、共に首位獲りを目論む現状を考えれば、それぞれが相手を意識していないはずはないが。

「ナビスコカップ準決勝・第1戦(8/31)を踏まえ、9月3日の第22節までの5連戦をどう戦えるか。そこでの結果によって、先に見えてくるものも大きくなっていくはずですからね。そのためにも、これから何かをプラスしていくのではなく、今の形を継続していくことを考えたい。といっても、この『継続』こそが非常に難しいことなんですが」というJリーグ再開前の西野監督の言葉を考えれば、その最初の一戦、前節のアウェイでの新潟戦は、2位に位置するG大阪にとって重要な意味を持つ試合だった。だが、結果は2-4とまさかの大敗。守ってカウンターの形を徹底する新潟の術中にはまったことで本来の攻撃サッカーを示せず、痛い敗戦を喫した。

その試合から中3日のハードスケジュール、しかも、今節は金沢に移動してのホームゲームということで、G大阪にとっては真価を問われる一戦となりそうだが「勝点を考えても当然、負けられない一戦」と遠藤。いや、彼のみならず、おそらくは前節と同じ顔ぶれが揃うであろうG大阪のメンバー全員が心していることだと言える。
では、どう戦うべきか? 前節では、引いて守られた相手を崩し切れず、リズムを失う中で得点を相手に許してしまったG大阪だが、かといって攻撃力を誇る磐田に対し、守備からリズムを見い出すようでは、過去の戦いを振り返っても逆にリズムを失う結果になるはず。それについては、西野監督が「リスクを背負わない、失点を減らすようなスタイルのサッカーにすれば、ある程度失点は減るだろうが、そうなると得点も減ってしまうはず。だからこそ、今の継続した得点力を求めながら、簡単な、初歩的なミスでの失点を減らすことを考えたい」と明言している。また、今季のG大阪の好調は今の攻撃力があってこそのものと考えれば、当然、磐田の攻撃---前節で2ゴールを挙げたFWカレン・ロバートを含めて、パスを繋いで攻撃を組み立てるコンビネーション---に対してケアすべきところをしっかりするのは大前提で、その上にG大阪らしい『攻撃力』を示すことが勝利を手繰り寄せるカギとなるだろう。

その肝となるのが、ボランチの2人の動き。MF橋本が守備的に、MF遠藤が高い位置にポジションを取るダブルボランチが相手の攻撃の芽を摘みながらも、中盤でタメを作り、リズムよく攻撃の起点となっていけるか。そうして手数多く前線へとボールを送り込めば、G大阪には得点王争いを続け、前節でも揃ってゴールを決めたFWアラウージョ、FW大黒がいる。
もちろん、磐田のDF田中、服部らを中心とした経験豊富な守備網を簡単に突破することは難しいだろうが、そうした中盤での揺さぶりからの攻撃こそが磐田を苦しめるに違いない。不完全燃焼に終わった前節の鬱憤を晴らすべく、今節こそ金沢の地で『ガンバ大阪らしさ』を示してほしい。


以上

2005.08.22 Reported by 高村美砂
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