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【J1:第21節 G大阪 vs 横浜FM レポート】2002年の2ndステージ以来。G大阪が横浜FMからリーグ戦白星!(05.08.28)

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8月27日(土) 2005 J1リーグ戦 第21節
G大阪 3 - 2 横浜FM (19:04/万博/15,071人)
得点者:'26 坂田大輔(横浜FM)、'38 渡辺光輝(G大阪)、'72 大黒将志(G大阪)、'84 大島秀夫(横浜FM)、'89 渡辺光輝(G大阪)
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ガンバ大阪にとっては、終始『らしい』サッカーだったとは言えないだろう。立ち上がりから、G大阪陣を、スペースをしっかりと捕まえた横浜F・マリノス守備陣に、攻撃の形を作らせてもらえず。前半に放った6本のシュートのうち、決定的な崩しからの攻撃は、0-1とビハインドを負った展開から渡辺光輝が決めたシュートくらいだったのだから。ただ、見方を変えれば、そういった苦しい展開ながらも、同点に追い付き、振り出しに戻して後半を迎えられるあたりに今年のG大阪の強さがあるのだろう。決して先制される展開がいいとは思えないが、『取られても、取り返せる攻撃力』が今のG大阪には確かにある。いや、後半に見せた勝負強さは、明らかにそれを証明するものだった。

1-1でキックオフを迎えた後半。一進一退の白熱した攻防戦が続く中、その均衡を破るゴールを先に奪ったのはG大阪だった。72分、MF遠藤が中央から送り込んだ絶妙のスルーパスに、FWアラウージョが反応。相手DFをひきつけて、右からつめたFW大黒へパスを出すと、そのFW大黒が冷静に、かつ思い切りよく右足を振り抜いてゴールネットを揺らす。その瞬間、大黒が力強く突き上げた拳に、スタンドからはため息ともとれる歓声が沸き起こる。だが横浜FMも負けてはいない。横浜・岡田監督がすぐさま動き、G大阪後の逆転弾から4分後、MF清水をFW大島に、MF熊林をMF大橋に交代。その二人が、すぐに結果を残す。84分、直接FKのチャンスにMF大橋の放ったボールを、FW大島が頭でとらえ、同点弾を叩きこんだのだ。

G大阪にとっては、J1リーグ第6節での対戦時を再現するかのような、嫌な展開。「あの時も2-1とガンバリードで迎えた87分にFW大島に頭で押し込まれ同点弾を許したな」などと思いながら、刻々と過ぎる時計に目をやり、挙げ句には『3分』書かれたロスタイムの表示を目にする。だが、選手はこの同点弾を違う感覚で受け止めていたと言う。つまり、G大阪DF宮本の言葉を借りるなら「以前のガンバならガクッときてしまったかも知れないけど、今日は全くそんな気配はなかった。むしろ『まだ同点やん』という感じで、ドローで終わるなという雰囲気はチームに漂っていなかった』ということだ。

その選手の思いは、ロスタイムに現実となる。ロスタイムに突入して1分を過ぎたあたりだっただろうか。89分、MFフェルナンジーニョが放った直接FKがゴール前中央へ。そのボールにあわせた渡辺光輝がこの日2ゴール目となるヘディングシュートを横浜FMゴールに突き刺したのだ。これで、3-2。その約1分後には試合終了のホイッスルを耳にしたが、当然、ホイッスルの音は、すぐさま沸き上がるスタンドの歓声にかき消された。

以上

2005.08.28 Reported by 高村美砂
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