9月4日(日)J2 第30節 甲府 vs 札幌(18:30KICK OFF/小瀬)
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前節、甲府が鳥栖と引き分けたために、2位福岡(勝ち点50)がやや飛び出したものの、3位甲府(勝ち点44)、4位札幌(勝ち点43)、5位山形(勝ち点42)の勝ち点差が再び詰まってきた。札幌と山形は、8月26日(第27節)の直接対決が落雷の影響で中止になったために試合数が1試合少なく、甲府の3位は暫定ということになる。その試合が9月14日に順延されたことで、山形が中2日で2ゲーム、札幌が中3日で2ゲームと9月の第2週から第3週にかけて厳しいスケジュールが待っている。3位の甲府はここで札幌に負けてしまうと札幌を楽にしてしまうだけに、9月最初の直接対決でライバルを倒して3位を確保したい。
甲府は前節の試合終了後に藤田がイエローカードを貰い、今節は警告の累積で出場できない。藤田の穴は水越が埋めることになるだろう。水越、倉貫、奈須の3枚の中盤がどのようなバランスを見せるかが見所でもあり、甲府の勝負所のひとつとなる。
4−3−3の甲府と3−5−2の札幌のマッチアップだが、札幌・柳下監督が甲府の3トップに対応するためにシステムを変えるか変えないか、という点は大きな注目だ。甲府・大木監督は「4バックはないと思う」と話し、システムを変えてこないと読んでいる。変えてこない場合はボランチの鈴木隼が対応するパターンが考えられるが、バレー、長谷川、石原の3枚が高い位置でポジションを入れ替えながら攻め込めば、マークが混乱する可能性が高い。サイドハーフの1枚で対応するとなると、(札幌の)和波、岡田のカバーがポイントになる。だが、トップ下の三原とボランチの金子が、高い位置でプレーができれば流れは札幌だ。結局は中盤の攻防でどちらが根気よく、集中して厳しくプレスをかけ、攻守の切り替えをスムーズにできるかで流れはどちらにも傾く。札幌と前節対戦した湘南のように、甲府のプレスが緩ければ、札幌はボールを回す力は充分にある。2点取った後、3点目を狙ってくる札幌の姿は大木監督に脅威を感じさている。
甲府は、ボール保持者に対してガツガツとしたプレスをかけて、パスミスやインターセプトを狙って高い位置でボールを奪いたい。前半の立ち上がりから、流れを掴んで札幌を引かせて先制点を挙げることが甲府の理想だ。ただ、甲府の心配事はやはり守備だ。絶対的な強さがない。裏のスペースを狙ってくるデルリス、相川のツートップを押さえ込めるのか。また、クロスボールへの対処も高さという不安要素がある。両サイドに攻撃力のある井上、杉山を位置しているために、高さがないということは仕方がないが、センターバックが最後まで強さを発揮し続けることがなかなかできない。押されると、引いてしまってパスの出所にプレッシャーを与えられなくなる中盤にも責任があるのだが、あとちょっとの集中力で今節こそは失点0で勝利を手にしたい。この意味で甲府の守備陣の意地にも注目だ。GK阿部を中心に苦しいときほど声を出して、集中力のある闘いをホームのサポーターに見せて欲しい。
京都だけが抜け出しているJ2の昇格争い。2位、3位を争うチームは、力がありながらも京都に比べて安定してそれを発揮できていないから、現在も混戦が続いている。サポーターはゲームごとに一喜一憂しているのかもしれないが、指揮官にはそんな余裕はない。「息つく暇はない。根競べ」と大木監督は言う。ゲームごとにベストを尽くしていくだけで、先のことを読んでもほとんど意味がないからだ。お互いに安定感がないだけに、目の前のゲームに勝つことが殆ど全て。この現状で、激突する3位・甲府と4位・札幌。しかし、直接対決は、他力本願の要素はゼロ。自らの力だけでライバルに勝ち点3差をつけることができる唯一のチャンス。それだけに直接対決は重いゲームである。最後は意地と意地のぶつかり合い。J1という夢に向かって意地を貫き通すことができるのはどっちだ。
以上
2005.09.03 Reported by 松尾 潤
J’s GOALニュース
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