9月3日(土) 2005 J1リーグ戦 第22節
C大阪 2 - 1 神戸 (19:00/長居/10,878人)
得点者:'48 菅原智(神戸)、'59 古橋達弥(C大阪)、'75 ファビーニョ(C大阪)
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「前半、いい入り方ができなかった」(小林伸二監督)、「前半の立ち上がりにどうしても少し構えてしまう」(西澤明訓)。試合後に監督、選手が話したように、最近のC大阪はスロースターターの気味がある。この試合でも、前半30分までは相手に支配される展開で、23分には相手のシュートがポストに弾かれるあわやというシーンもあった。30分を過ぎてからは相手がやや引き気味になったこともあり、ボールはキープできた。が、決定機を作り出すには至らなかった。
ともに攻めあぐむ形で前半が終わり、迎えた後半。先制点は思いがけない形で神戸のほうにもたらされた。C大阪DFがいったんマイボールにしたあと、一瞬ボールを見失ったところを相手にさらわれ、一気にゴール前へ突進を許した。不意を突かれる形に、GKの吉田宗弘は反応したものの神戸・菅原 智のシュートを防ぎきれなかった。「(シュートに)触ることはできただけに、しっかり外に出さなければいけなかった。シュートらしいシュートはあれぐらいしかなかったのに」(吉田)と悔やんだ。
「点を取られて目が覚めた感じ。そのあとは前へ前へという意識がチーム全体に出てきて、やっていても楽しかった」(西澤)。失点に奮起したC大阪は、1トップの西澤、その後ろの森島寛晃、古橋達弥はもちろん、ボランチのファビーニョや両サイドの久藤清一、ゼ・カルロスが巧みにパスをつないで連動。それまでの停滞感が嘘のようなスムーズな攻撃が始まった。59分の同点ゴールもその好リズムの中から生まれたもの。右サイドを森島と久藤のコンビで崩し、久藤が一気にサイドをえぐると、きっちりと真ん中に折り返す。「右を崩してくると思っていたので、真ん中で待っていたらその通りになった。あんなに鮮やかに崩せたのは久しぶり」。フリーでシュートを叩き込んだ古橋は会心の笑みで振り返った。
その後、小林監督は森島に代えて徳重隆明、ゼ・カルロスに代えてFWに黒部光昭を送り、逆転を狙った。もくろみどおり、75分にはファビーニョのゴールが決まって逆転に成功。黒部のすばやいスローインが徳重に渡り、相手DFを交わしてあげたクロスをファビーニョがフリーで押し込んだ。眼前で繰り広げられた逆転劇に沸き返るC大阪サポーターに向かい、ファビーニョは何度もガッツポーズ。7月13日(新潟戦)以来のホームでの勝利に喜びを分かち合った。
「後半の立ち上がりはよかったのに、そのあとに規律を欠いたプレーが出て、試合をモノにすることができなかった」。神戸・パベル監督は言葉少なだった。攻撃の要である三浦淳宏の不在は「大きな痛手だった」(パベル監督)し、負傷のためMF遠藤彰弘が前半で退いたことも響いた。再開後は2勝1分けと勢いづいたが、一旦停止を強いられた。勝つか引き分ければ最下位を逃れることも可能だったが、お預けになった。
C大阪は、この勝利で順位を3つ上げて7位に浮上した。「ここぞというときにジャンプできない弱さがある」と話していた小林監督は、「内容についてはいろいろあるが、苦しい状況をはね返し、メンタル的にたくましくできた」と喜んだ。「勝っていくことで内容は良くなっていくと思う。ひとつひとつ上にいけるよう続けていきたい」と話したのはけがで再開後の3試合に欠場していた西澤。エースが戦列に戻ったことで、今後は「さらに上を見ての戦い」ができそうだ。
以上
2005.09.03 Reported by 横井素子
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