9月11日(日)J1 第23節 川崎F vs 鹿島(19:00KICK OFF/等々力)
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紅白戦が行われた9日の練習後、川崎フロンターレ・関塚隆監督にこの試合に向けての秘策を尋ねたが「それは教えられないよ(笑)」と逃げられた。それはもちろん当然のことなのだが、話の中から感じられたのは、勝利に向けた手応えのようなものだった。
前回の対戦は15節に行われたが、このアウェイでの対戦は決して悪い内容ではなかった。ただ、気がつけばセットプレーから2点を奪われて敗戦。「リーグきっての試合巧者」(箕輪義信)という鹿島アントラーズの壁を改めて思い知らされる結果となっている。川崎Fはチーム創設以来、公式戦で鹿島には一度も勝てていないという事もあり、「K点超え」と銘打って集客キャンペーンを張っているところだ。その甲斐もあってか、リーグ戦再開後の2試合で1万人を切っていた観客は、2万人弱まで回復しそうだとのこと。もちろんホームでの大声援が望める状況に対して選手たちが奮起しないわけがない。
前節、6節以来の先発出場を果たし1ゴールを決めた我那覇和樹は「一度も勝っていないという事はもちろん、ホームでやれるということも含めてモチベーションは高いです。大事な試合ですし負けられないです」と意気込みを述べている。首を痛めて試合出場が微妙な黒津勝に代わり、この試合でも先発が見込まれている。
その我那覇は前線の真ん中で相手を背負い、ポストとしてクサビを受ける役回りができる選手だ。大岩剛がつくにせよ、岩政大樹がつくにせよ、センターバックのうちの一人を釘付けにしつつ、マルクス、ジュニーニョが前を向ける状態を作り出せるのは大きい。この二人のブラジル人のコンビネーションは、スピードとテクニックを持ち合わせており対応するのは難しい仕事となる。
「守り切れれば、勝つチャンスはあると思う」と箕輪は言うが、それはFWの前の3人に中村憲剛をプラスした4人の攻撃力を信用しているからであり、逆に言うと、最終ラインで体を張る自分たちを改めて鼓舞しているのである。そんな箕輪は、前節の清水エスパルス戦に川崎Fの転機を感じたという。
「相手がチャレンジしてきた。そういう立場に川崎Fが立ったことを実感した」
その清水のチャレンジに結果的に川崎Fは屈することになるのだが、ただその敗戦は悔しさだけを残した訳ではなかった。J1でもやれるという自信は、長期的に見れば勝ち点3以上の価値になる可能性を秘めている。
ところで、前回の対戦で良くも悪くもキープレーヤーとなっていたのは中村だった。彼が足を痛めピッチを去った事で、川崎Fは大きくペースダウンし攻撃の糸口を失ってしまった。中村に改めてこの試合を振り返ってもらったが「相当悔しかったです。おまけにその時のケガも長引きましたしね。だからこそこの試合では勝ちたい」とこの鹿島戦にかける強い気持ちを表してくれた。ボランチでスタートし、先行した場合にポジションを一つあげる事が予想される中村だが、この試合ではどのような仕事をしてくれるだろうか。
ちなみに鹿島は新井場徹と本山雅志の二人が出場停止となっているが「個々の能力が高いですし侮れないです」と関塚監督は気持ちを引き締めていた。その鹿島は、前節ついにガンバ大阪に首位の座を明け渡しており、それだけにこの試合は必勝態勢で臨むことになる。川崎Fにとっても、鹿島にとっても厳しい戦いになるのは間違いない。
ちなみに川崎Fに新加入のアラゴネイだが、まだコンディションが上がっておらず、この試合での出場はなさそうである。
2005.9.10 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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