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【J1:第25節 千葉 vs 清水 プレビュー】苦戦しがちな4バックシステムの清水を迎える千葉。サイドの攻防が勝利を獲得するための鍵となる。(05.09.24)

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9月24日(土)J1 第25節 千葉 vs 清水(18:30KICK OFF/市原)
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 前節(第24節)は、第23節・東京V戦と同じく、1−0で大宮に勝った千葉。6位から5位に順位を上げて、首位のG大阪との勝ち点の差は9に縮まった。しかし、試合内容は決してよくはなかった。前節は大宮の4バックシステムに対処すべく、通常は右ウイングバックのMF山岸智を、左サイドに置いた3トップ気味のシステムでスタート。さらに、MF佐藤勇人やMF坂本將貴はマークする選手の位置に合わせたポジションで臨んだが、奏功したとはいえなかった。
 前半は守備陣に多かったミスからピンチを招き、後半から本来の3−5−2システムに戻して攻守が機能。GK立石智紀の好セーブと大宮の選手のシュートミスに救われ、佐藤があげた虎の子の1点を守りきる粘り勝ちだった。

 対する清水は、8月に加入後、コンディションを上げてチームにフィットしてきたFWマルキーニョスが、前節は2得点と活躍した。新潟を相手に2−1で勝ち、順位はJ2降格争いがちらつく14位から12位へ上昇。今節は前節まで3試合出場停止だったDF森岡隆三が戦列に復帰し、J1残留確定を目指して勝ち点3の獲得を狙う。
 
 前回の対戦(リーグ戦・第7節)で、千葉はDFストヤノフを出場停止、MF羽生直剛を負傷で欠き、11分にはDF斎藤大輔が負傷交代するアクシデントにも見舞われた。47分にオウンゴールで失点した千葉は、68分に巻のゴールで同点としたが、79分にFW久保山由清に決勝点を奪われて1−2の敗戦。今節はそのリベンジを果たさなければならない。
 
 千葉としては、やはり前節、清水の勝利の立役者となったマルキーニョスを抑えることが必要だ。昨シーズン、千葉(当時は市原)に在籍していたマルキーニョスの攻撃力の高さ、特にシュートの威力と精度を千葉の選手は熟知している。自由にプレーさせないようにマークすることはもちろん、マルキーニョスに入るパスを防ぐ守備がポイントとなる。 その一方で、ポストプレーヤーとして周りの選手を生かす清水のFWチョ・ジェジンの動きを封じることも重要だ。また、マルキーニョスと同様に、前回対戦時の清水で出場していなかったのがルーキーのMF兵働昭弘だ。兵働はセットプレーのキッカーも務め、得点シーンに絡んでくる。昨シーズンに千葉の練習に参加していた兵働は、千葉にとってまったく知らない選手ではない。だが、データは豊富ではないだけに要注意の選手といえる。

 千葉は、今週継続してやってきたサイドからの攻撃と守備がポイントの練習を22日にも行ない、左膝の負傷箇所が回復してきたFWマリオ・ハース、19日の練習で左手薬指を骨折したFW巻誠一郎も全体練習で元気にプレーしていた。今シーズンの千葉は4バックシステムのチームに苦戦しがちで、サイドの攻防が勝利を獲得するための鍵となる。前節は出場停止のDF結城耕造に代わってDF水本裕貴が出場したが、オシム監督が今節は誰を起用し、どんなシステムで清水に挑むのかも注目すべき点だろう。

 まだナビスコカップ準々決勝第2戦が残っているが、市原臨海競技場での今シーズンのリーグ戦は今節が最後だ。優勝争いに食い込むための必須条件である勝ち点3をきっちりと獲得して、気持ちよく締めくくってほしい。

以上

2005.09.23 Reported by 赤沼圭子
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