今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第25節 浦和 vs 横浜FM プレビュー】もうひとつも落とせない浦和レッズ。昨年王者横浜FMを埼玉スタジアムに迎え撃つ。(05.09.24)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月24日(土)J1 第25節 浦和 vs 横浜FM(15:00KICK OFF/埼玉)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------

 残り10試合、首位との勝ち点差7、2位との勝ち点差6で3位の浦和レッズ。そのレッズから勝ち点差8で現在10位に沈む横浜FMを埼玉スタジアムに迎え撃つ。まだ記憶にも新しい昨年のチャンピオンシップと同一カードかつ同一スタジアム。

 しかし、浦和レッズ選手たちの最大公約数的現在の心境はこうだ。「目の前の一戦一戦に勝利することが今の自分達に必要なこと」前前節、大分に破れた後、田中達也がこんなコメントを残した。「残り試合、全部勝つ」まずは、前節広島には勝利した。その次が明日に控える横浜FM戦だ。

 選手たちは相手横浜に対して「あまり負けていないので悪いイメージはない」のだという。今年1回目の対決は5月15日、アウェイで迎えた第12節。この時は浦和が永井のヘディングで1―0で勝利をおさめている。昨年は開幕戦、セカンドステージ共に引き分け。そして件のチャンピオンシップでは1勝1敗の末、PK戦にて惜敗。しかし、今回の対決では、自分達が優勝戦線に踏み止まるためにもきっちりとカタをつけておきたいところだ。

 今週半ば、残念なニュースが飛び込んだ。闘莉王が前節広島戦中で痛めた左もも裏肉離れにより4週間の戦線離脱を余儀なくされたと言うもの。「堀之内でいく」とブッフバルト監督が既に発言していることから、DFの真ん中には堀之内が入ることになりそうだ。「いつでもいける準備はしているから特別なことはない」と堀之内。

 坪井、ネネ、そしてその堀之内とが組むであろうディフェンス陣は、今週はサイドからのクロスへの対応を入念にチェックし、時間を割いてトレーニングを行った。「最近アーリー気味のクロスから点を入れられてることが多いから、確認できて良かった」と坪井。そして、攻撃陣もいったんサイドに開き、サイドの2枚のどちらかがオーバーラップからクロスを入れる、そこにFW飛び込む、こぼれ球はミドルシュートを狙うというトレーニングが行われていた。サイドでの攻防がひとつのカギになりそうだ。

 また、前線にはマリッチが復活しつつある。8月31日のナビスコカップ千葉戦での右頬陥没骨折以来ピッチに立てていなかったが、「先週までは怖かったが今週半ばからはやれている」と本人も手応えを得つつある。まずはベンチスタートからということになりそうだ。

 一方の昨年の王者横浜FMだがどうにも元気がない。8月はまさかのリーグ戦3連敗。9月は負けこそないものの、最下位・神戸に対してあげた一勝のみに止まっている。前節F東京との激しい一戦の代償として、今節から松田が出場停止。浦和攻撃陣のスピードを考えると痛い限りだ。

 また横浜FMの得点源といえば、もちろん坂田やここのところフィット感を見せてきたグラウもあるのだが、セットプレーから中澤のヘディングということが考えられる。浦和にしてみればここまで高さと強さのある闘莉王は不在。しかし、ここでも堀之内が活躍してくれそうだ。「今年1度目の対戦の時は僕も対応しました、怖いしイヤですね」と振り返りながらも「まだ、誰がつくとかいわれてないんですけど、僕がつくことになれば対策を考えます」ニヤリ。何か秘策が飛び出すかもしれない!?
 タイトな試合展開からセットプレーでの得点、というとどうも無味乾燥な試合が想像されるが、明日は面白いセットプレーが見られるかもしれない。

 同日、大阪で行われる首位決戦。どうしてもそちらに目を奪われがちなのは事実だが、だからといって星を落とすことは許されない。ひとつずつ勝つことでしか初優勝には近付けない。

以上

2005.09.23 Reported by 了戒美子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着