10月1日（土）J1 第26節 川崎Ｆ vs 新潟（15:00KICK OFF/等々力）
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9月27日、朗報がもたらされた。箕輪義信が日本代表東欧メンバーに選出されたのだ。当日、２部練習だった川崎Fは午後の練習前に行われるミーティングでその吉報が発表され、箕輪は拍手でチームメイト、スタッフから祝福された。

箕輪は、ここ数日オメデタ続きだった。23日未明に長女が誕生。病院まで付き添いほとんど休む間もなく練習に参加し、翌日の大宮戦に臨んでいた。１点リードで迎えた後半、ジュニーニョに対するファウルが続き、関塚監督の抗議などで両チームが騒然となり興奮冷めやらないまま迎えたセットプレー。そのチャンスに飛び込んだのが箕輪だった。先制ゴールを我那覇が決めたときには、自身も一緒になってチームメイトとゆりかごダンスで至福の時を味わい、２点目となったこのゴールは、なんと箕輪の記念すべきJ1初ゴールだった。

チームは大宮戦の勝利で初の３連勝、決して終始川崎Fペースで進んだ試合ではなかったが、苦しい時間帯も耐えて、ゴールが生まれるのを待てるだけのしぶとさが身につき、結果が出るようになってきた。チームの変化についてボランチ中村は語る。
「チームとして守備の意識が高くなった。バランスが良くなったね。以前は押されながら点を取られることを恐れて守っていた感じもあったけど、いまは積極的に守れている。勝っているから自信をもてているっていう面もある。リードしていれば相手も仕掛けてくるからそこからカウンターでチャンスも生まれる。欲をいえば、その形からゴールをもっと決められれるのが理想ですね。とにかく、悪い内容であっても結果的に勝ちにつなげられるようになってきたことは大きいと思う」

苦手とする大宮に勝ち、いよいよ次はもうひとつの苦手とするオレンジ・新潟をホーム等々力で迎え撃つ。新潟は、いずれも１点差の僅差となるゲームを落とし３連敗中、今節はアンデルソン　リマ、ファビーニョ、本間と３選手が出場停止と苦しいチーム事情だ。前節出場停止だったエジミウソンが戻ってくるにせよ、前回の対戦でアンデルセン　リマの見事なFKで川崎Fは息の根を止められただけに、キーマンの不在は両チームにとって大きな意味をもつだろう。

川崎Fから初の代表選手となった箕輪のプレーにもとくに注目が集まるだろう一戦は、15:00キックオフ。ぜひ等々力競技場へ足を運んでほしい。

以上

2005.09.29 Reported by　隠岐麻里奈