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【J1:第26節 川崎F vs 新潟 レポート】苦手・新潟に完勝! 4連勝の川崎F、勝ち点を40に伸ばす(05.10.01)

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10月1日(土) 2005 J1リーグ戦 第26節
川崎F 3 - 0 新潟 (15:03/等々力/11,468人)
得点者:'32 谷口博之(川崎F)、'66 ジュニーニョ(川崎F)、'89 我那覇和樹(川崎F)
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 3連敗中の新潟は、3選手を出場停止で欠く苦しいチーム事情。反町監督は5試合続けていた3バックから4バックに変更し、足首の調子が思わしくない鈴木慎吾をベンチに置き、宮沢を先発に起用した。一方、3連勝中の川崎Fは週の半ばには寺田、長橋が軽めの練習で調整していたが、ベストメンバーの布陣で臨んできた。

 やはり、ポイントは先制点だっただろう。それまでの新潟は、「マルクス、ジュニーニョをうまくサンドできていた」(新潟・菊地)というように、守備の面では川崎Fの起点を防ぐことに成功していた。エジミウソンを走らせ両サイドの宮沢、寺川を絡めて何度かチャンスを作ってもいたのだが…。
 32分の出来事だった。川崎F・谷口の顔に相手選手のひじが入るアクシデントで、しばし間があいた。プレー再開は川崎F・箕輪によるスローインから。長橋がすばやくボールを戻すと箕輪がセンタリング、そこに飛び込んだのは谷口だった。「僕のロングスローを新潟は警戒していたかもしれないね。ヤス(長橋)くんがうまく体を開いて自分で上げずに戻してくれたから放り込めた。誰かが飛び込むと思ったし、練習通りです」(箕輪)。前節の大宮戦でも、似たようなシーンがあった。抗議などで両チームが入り乱れた後の再開となったセットプレー。マルクスのFKに飛び込んだのは、箕輪だった。以前の川崎Fは、一瞬の集中が切れてセットプレーから失点することが多かったが、その欠点を、ここにきて逆に自分たちの得意とするゴールパターンへと昇華しているようだ。

 後半は、新潟に思わぬアクシデントもあり川崎Fの独壇場だった。66分、新潟のCKがこぼれたところを川崎F・中村が大きく前線に蹴りだすとジュニーニョのもとへ。あとは、高速ドリブルでひとり旅、落ち着いてシュートを流し込んで2対0。
 そして、85分にはカウンターから我那覇がドリブルで持ち込んだところに、新潟のキーパー野澤がペナルティーエリアを飛び出して体を張って止めると、このプレーがハンドの判定となり退場に。すでに3人の交代枠を使いきっていた新潟は、急きょMF菊地がゴールマウスを守ることに。

 そしてロスタイム4分と掲示されたすぐ後、再びカウンターのチャンスからジュニーニョからマルクスへ。マルクスのヘディングシュートはGKに入った菊地が弾いてクロスバーに当たり難を逃れるも、我那覇がすかさず押し込んで3対0と試合を決めた。

 試合後、川崎Fサポーターは「川崎市民代表 箕輪義信」と欠かれた横断幕を掲出、4日からの日本代表東欧遠征に参加する箕輪も笑顔で応えた。「試合前はプレッシャーや緊張感もあったが、いざ始まったらいい感じでプレーできた。チャンスがあれば、いい仕事をして一生懸命プレーしてきたい」(箕輪)と意気込みを語った。


以上

2005.10.01 Reported by 隠岐麻里奈

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