10月15日(土)J1 第27節 新潟 vs 東京V(14:00KICK OFF/新潟ス)
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なにがなんでも勝点3がほしい両チーム。ともにこの試合に備えてミニキャンプを行うなど、準備は整えた。特に4連敗中の新潟はホーム戦を落とすわけにはいかない。カギを握るのはMF鈴木慎吾だ。オールスターにJーWESTのメンバーで初出場。刺激を受け、リフレッシュできた。自身8試合ぶりのゴールを連敗ストップにつなげようと意気込む。東京Vも3連敗後に2戦連続引き分けと白星から遠ざかっている。ただ、前節の磐田戦は死闘の末に勝点1を奪うなど、状態は上向きだ。攻守のバランスを整え、6試合ぶりの勝利を狙っている。
「大事な試合だというのは、言葉にしなくてもみんな分かっていますよ」。追いつめられた感のある言葉を、鈴木は明るい表情でサラリと口にした。新潟は今週、11日の午後から14日まで練習を非公開にした。通常、反町康治監督が試合前日に行うベンチ入りメンバーの発表も中止した。15日の練習後は選手と報道陣の取材エリアを限定。チーム一丸となって勝点3を奪いにいく姿勢がみなぎる。
そんな中、鈴木はリラックスムードだ。「自分のパフォーマンスをすればいい。できる自信は僕だけじゃなくみんなありますよ」。第19節・G大阪戦からゴールがない。ここ3試合、左足首を故障し、痛み止めの注射を打って出場する状態だった。それもようやく回復。「常にゴールを狙っていきます」。不安は消えた。
9日のオールスターにJ-WESTのMF部門サポーター投票1位として初出場。90分間、ピッチに立ち、刺激を受けた。試合前日は磐田・中山雅史、名古屋・藤田俊哉と夕食をともにした。緊張気味の鈴木をリラックスさせる気配りに感動した。試合当日の朝食は藤田と同席。オランダ時代の経験を聞いた。そんなふうに普段は余裕を感じさせていたベテランたちが一度ピッチに入ると、寸分の隙も見せない集中力を発揮した。「やるときはやる、というか、メリハリがついている。見習わないと」。感じ取ったことを形にするのが、東京V戦のテーマでもある。
新潟がチーム全体で成果を出すためにやらなければならないのは、先制点と前半の無失点だ。4連敗中、共通しているのはすべて先制されていること。「特に前半30分前後の時間帯が鬼門」。反町監督が話すように、4試合中3試合で前半30分から40分の間に失点した。
5日から8日まで新潟県十日町でミニキャンプを行った。紅白戦を45分と15分に区切った。試合の立ち上がりの守備の集中と、終盤の攻撃の粘りを意識させることが狙いだった。キャンプ中は選手だけでのミーティングも。技術面のチェック以上にコミュニケーションとメンタル面を強化した。「充実したキャンプだった。この2週間いい準備ができた」。反町監督は手応えを感じた。
東京Vも新潟の後、12日から15日まで同じ十日町でキャンプを行った。バドン監督の狙いは試合間隔が空くことによる集中力の低下を防ぐことと、チームの一層の団結だった。キャンプでは中盤とディフェンスラインの連係を確認した。第22節・G大阪戦から24節・川崎F戦まではすべて1点差で3連敗。いずれも後半に決勝点を奪われた。ただ、続く引き分けの2試合、神戸戦は前半開始早々先制された展開を追いついたもの。前節の磐田戦は終了間際にワシントンのフリーキックで追いつき、4対4のドロー。後半に4点を奪われるなど守備面での課題はあるが、チーム全体で得点を狙いに行く姿勢は確認できている。新潟とは対照的に後半の集中力が課題だったが、修正されつつある。地元を離れ、敢えて敵地でキャンプを張った部分に、この一戦にかける意気込みがにじむ。
反町監督は言った。「新潟にとってこの試合が今後のクラブの在り方に影響する。この試合に勝てば、100年いい状態が続くかも。そういう意味では『関ヶ原の戦い』とも言える」。東京Vも上向きのムードを止めるわけにはいかない。先制点をめぐる攻防が勝敗を分ける。
以上
2005.10.14 Reported by 斎藤慎一郎
J’s GOALニュース
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