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【J2:第37節 甲府 vs 徳島 プレビュー】先発を2人入れ替えて徳島を迎え撃つ甲府。3位争いを勝ち抜くために確実に勝ち点3を挙げるために。(05.10.22)

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10月22日(土)J2 第37節 甲府 vs 徳島(18:30KICK OFF/小瀬)
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仙台を3位争いから突き落とすチャンスを逃がした甲府。勝っていれば、仙台との勝ち点差を6に広げて、山形とのマッチレースに持ち込むことが出来たかも知れない。残念な結果だったが、図らずも3位争いをまた面白くしてしまった。3位の山形が勝ち点54、4位の仙台と5位の甲府が勝ち点53。6位の札幌も勝ち点51と充分に入れ替え戦出場の可能性を残している。

残り8試合になって今後の対戦相手も気になるところだが、第37節の徳島戦はどんなに不運なことが重なっても勝たなければならない相手だ。2試合で9失点中の徳島に立ち直るチャンスを与えず、(得失点差で3位争いが決まる可能性も考えて)大量得点差で勝ちたい試合だ。

しかし、甲府はバレーが戦列を離れてから自慢の得点力を発揮しているとは言えない。スリートップの頂点に入っている須藤は、健闘しているが、長谷川のゴール数は減っている。バレーと須藤のプレースタイルの違いが影響しているだろう。徳島戦では、長谷川を先発から外して、大西が入る可能性が高いと思われる。スピードと正確なキック力をどう発揮するのか。須藤、石原、大西の3トップの動きと、中盤とのコンビネーションは注目して欲しい。中盤には変化は無さそうだが、ディフェンスラインは眼を負傷した青葉に代わって秋本がセンターバックに入ることになりそうだ。このように、先発を2人替えて甲府は徳島を迎え撃つ。

徳島は来季に繋がる試合内容でサポーターに勝ち点3をプレゼントしたいが、最近のリーグ戦では大量失点が続いている。チームとしてやろうとしていることが、中途半端になってしまうことで崩れしまう。京都戦では一度は同点に追いつくのだが、最終的には5失点の大敗だった。「屈辱的な負けを忘れずにプライドを出して」と田中監督が話したように、徳島の選手、スタッフが奮起することで、今期まだ勝っていない甲府相手にどんなプレーを見せるのか、勝ち点3を奪い取ることが出来るのか、徳島サポーターは注目しているだろう。

3位争いを続ける甲府、山形、仙台、札幌の今後の対戦相手を見ていくと、甲府が上位チームと対戦するのは11月中旬以降。山形、仙台、札幌に比べて10月終盤から11月中盤に勝ち点を稼ぐチャンスは大きいと言っていいだろう。37節の徳島戦もそうだ。ここからは勝てる相手から取りそこなった勝ち点3は挽回できない。3位争いをする4チームが、お互いに安定感の無さを同じようなレベルで発揮するからここまで混戦が続いたが、抜け出すには京都や福岡に勝つことを考えるよりも、勝てる試合を落とさないことだ。また、少ないタッチでボールを回して、相手を崩すサッカーを標榜してきた甲府だが、完成度という点では第3クール以降は足踏み状態。選手個々の成長は明らかに見て取ることが出来るが、組み合わせと言う点では手詰まりだ。ここ数試合、大木監督は小倉を短い時間ながら使うようになったが、今後はこのベテランをどう使うか、どう活かすかに甲府の運命が左右されるかもしれない。

以上

2005.10.21 Reported by 松尾潤
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