10月22日(土)J1 第28節 鹿島 vs 名古屋(15:00KICK OFF/カシマ)
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16日の前節、ともに優勝争いの渦中にいるジュビロ磐田と1−1で引き分けてしまった鹿島アントラーズ。これで首位・ガンバ大阪との勝ち点差を5に広げられ、ますます優勝への道が険しくなった。残り7試合という押し迫った時期になって、鹿島は6シーズン指揮を採ってきたトニーニョ・セレーゾ監督と来季の契約を結ばないことを発表。最後のカンフル剤を打って、逆転優勝への士気を高めようとしている。
まさに「崖っぷちの状況」に追い詰められた鹿島。けれども、明日22日の名古屋グランパス戦には2試合出場停止だったフェルナンドと負傷していたアレックス・ミネイロが戻ってくる。何となく閉塞感の漂っていたチームにとっては明るい材料といえる。
磐田戦では青木剛を右サイドに回し、ボランチに小笠原満男とリカルジーニョを並べ、2列目に増田誓志と深井正樹、FWに本山雅志と鈴木隆行を置く布陣で戦った。結果的に1点を守りきることはできなかったが、若い増田が見事な先制弾を挙げ、8月20日のサンフレッチェ広島戦以来の先発出場となったリカルジーニョが非常にいい動きを見せるなど、前向きな部分も多かった。
そういう状況だけに、誰を頭から起用するかはトニーニョ・セレーゾ監督も悩みどころだろう。リカルジーニョとフェルナンドをボランチに並べて小笠原を本来の2列目に戻すという形も考えられるし、FWにしてもアレックス・ミネイロを先発させて鈴木を控えに回すなどの案もある。20日の紅白戦ではさまざまな形が試されたようだ。
名古屋は前節・川崎フロンターレ戦で若い長身FW豊田陽平を1トップ気味に置き、藤田俊哉、中村直志という鋭く動き出せる選手を2列目に配する形を取った。この布陣を継続すると想定すれば、2列目からの飛び出しを封じる意味でもボランチに守備力の高い選手が必要だ。8月半ばの後半戦突入以降、鹿島は無失点試合が1試合しかない。大岩剛、岩政大樹の2人が一時に比べて調子を落としていることもあるが、ボランチの守備力がやや低下していたこともその一因だろう。
このため指揮官は、ここ一番で頼れるリカルジーニョとフェルナンドをボランチに据え、小笠原と調子を上げている増田を2列目に置き、FWには前節と同じ本山、鈴木を先発起用してくるのではないか。抜きん出た決定力を持つアレックス・ミネイロとスピードある深井をベンチに残しておけば、イザという時の切り札にもなる。この試合は絶対に勝ち点3を死守しなければならないだけに、あらゆる策を講じてくるに違いない。
そんな鹿島に対して名古屋も一矢報いようと懸命だ。前節は川崎Fに1−4で大敗。順位も9位に下げてしまった。一時は優勝争いに名乗りを挙げていた彼らにとっては不本意な状況だろう。ここで連敗してしまったら、ズルズルと下位に低迷する可能性もある。悪い空気は早めに断ち切っておきたい。
それでも前節には長期離脱していた大森征之が左サイドで久しぶりに復帰。豊田もターゲットマンとして合格点をつけられる働きを示すなど、チームを押し上げる要素が全くないわけでもない。残念ながら今回は豊田が出場停止だが、同じ大型FW中山悟志も健在である。しかも彼らは7月13日の前回対戦で鹿島を3−0で撃破。苦手意識は全くない。鹿島が常勝軍団といわれた時代を築いたベテランDF秋田豊も相手の長所短所を熟知している。監督交代やルイゾンら外国籍選手の離脱などチーム状態が安定しなかった名古屋だが、ここへきてようやくチームがまとまりつつある。今回もチャレンジャー精神で戦える分、彼らは思い切ったゲームを見せてくれるかもしれない。
鹿島は捨て身でぶつかってくる相手をいかにかわし、G大阪とのに食らいついていくのか。ここで取りこぼすようなことがあると、タイトル争いから大きく遅れを取ることになる。その危機感がいい方に出るか悪い方に出るか。今こそ彼らの真価が試される。
明日のスタメンを改めて予想すると、鹿島はGK曽ケ端準、DF青木、岩政、大岩、新井場、ボランチ・リカルジーニョ、フェルナンド、2列目・小笠原、増田、FW本山、鈴木の4−4−2。名古屋はGK楢崎正剛、DF角田誠、秋田、古賀正紘、ボランチ・安英学、クライトン、右サイド・杉本恵太、左サイド・大森、2列目・藤田、中村、FW中山の3−6−1か。
明日15時のキックオフ時の鹿嶋地方の予想天気は曇り。気温は21度。湿度は高めで、選手たちとってはやや動きにくそうなコンディションになるかもしれない。
以上
2005.10.21 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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