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【KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2005 - Go for 2006! -日本代表vsアンゴラ代表】日本代表チームメンバー発表会見でのジーコ監督コメント(05.11.08)

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●KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2005 - Go for 2006! -
2005/11/16(水)19時20分キックオフ/国立競技場 
日本代表 vs アンゴラ代表
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●平田竹男ジェネラルセクレタリー
「W杯に向けて、出場各国の準備が加速する中で、11/16(水)国立競技場でW杯出場を勝ち取っているアンゴラと対戦できることになりました。今年最後のFIFA国際マッチデーで、本大会で8分の5の確率で対戦する可能性のあるアフリカ勢と、中でもW杯出場を決めている国と戦いたいと思っていました。12/9(金)にW杯のドローが行われますが、もしかしたらアンゴラとは本大会でも対戦するかもしれない。そういった意味でも、大切な強化の機会だと思います。
アンゴラとは、2001年のFIFAワールドユース選手権アルゼンチン大会で対戦し、1-2で日本が敗れています。今回のアンゴラ来日メンバーには、その時の選手も入っているようです。
また、日本代表はこの試合がユニフォームを一新して戦う初めての試合になります。サムライのような気持ちを出して、戦ってほしいと思います。
最後になりましたが、特別協賛などでご支援いただくキリングループ各社のおけげで今大会を開催できますことに感謝いたします。またチケットもすべて完売しております。ご声援いただくファン・サポーターの皆様にも御礼を申し上げます」


●ジーコ監督
「いよいよ今年最後の挑戦の場になりましたが、そのためのよい相手を選んでいただきました。
今年の大きな目標として、W杯への出場権獲得がありました。日本サッカー協会をはじめ多くの方々のご支持をいただき、それを達成できて、私としても満足のいく年でした。ただ、あと1試合残っており、さらなるステップアップに有効に使いたいと思います。試合に対する考え方はいつもとまったく変わりません。必ずやいい機会になるように、大事に使いたい思います。
メンバーについては、シーズンも佳境に入ってきた時期ですし、リーグ戦以外の試合も重なって選手たちには疲労が溜まっています。前回、小野選手(フェイエノールト)が試合前に離脱したようなこともありますし、中田浩二選手(マルセイユ)は前回の試合のレッドカードで出場停止になっています。加地(F東京)についても復帰したばかりですし、宮本(G大阪)や田中(磐田)もケガがあって万全ではありません。今回のメンバーには入っていますが、あと数日あるので最終的には招集後に様子を見て決めたい」

Q:ケガ人が出ているということで、予定通りにいっていないということか?
「こういったシーズンも深まった時期ですし、必ずしもベストメンバーというわけにもいかない。まずは選手たちと最初によく現在の状況を話し合っていきたい。できるだけベストに近いメンバーをピッチに送り込みたいが、無理をさせるつもりはない。無理をさせて長引くことが恐いので…。難しい時期ではあるが、みんなの力で乗り切っていきたい」

Q:招集後の選手の状態がよくなければ、追加招集もあるか?
「確実に23人を招集するかというのは、まだJリーグも1節あるので、その様子を見て考えたい。通常だと、コンディションが悪い選手がいれば、ポジションの関係を見て追加招集を考える可能性もある。チームでのそれぞれの役割もあるし、練習できる時間も短いし、そのバランスを見ながら考えたい」

Q:アンゴラとはW杯でもあたる可能性があるが、この試合のねらいはどんなところか?
「アンゴラはW杯にも出場するし、近年、力をつけてきている国との対戦なので、有効に使いたい。
相手もあることだが、一方で自分たちのことを考えてみれば、選手個々の力量はある程度把握できている。W杯予選も終わり、ここからの親善試合のもっとも有効な使い方を考えれば、新しいフォーメーションを試すとか、それに付随するW杯での十分な準備をするよい機会だと思う。そのために、こうして選手を招集して戦えるのは非常によいことだと思う。
また、親善試合といえども、私は常に試合に勝ちたい。そのなかで、選手たちにも勝者のスピリットを持ってほしい。そういった意味を含めても今回の試合には大きな意義がある。W杯で相手がどう戦ってくるかというような分析も含めて、有効に使いたい」

Q:ステップアップに使いたいとのことだが、具体的には?
「大きな課題のひとつは、守備面でのこと。ホームで戦う中で、どれくらいからボールを奪いにいくのか。また高い位置でボールを奪ってから、どう次のアクションに結びつけるのか。そのあたりの強化を、この試合で行いたい」

Q:東欧遠征ではダイヤモンド型の中盤を試したが、今回は?
「選手を集めてみてのコンディションにもよる。4-4-2でやりたいと思っているが、中盤をどういう形にするかは選手の状態を見て考えたい」

Q:アンゴラに対する印象は?
「一般的に言えば、アフリカは近年、力をつけてきた。ただ、来年のW杯に出場するのは、おなじみの顔ぶれとは少し違う国になっている。個人技に優れているし、アンゴラの試合を国内で見る機会はあまりないので、今の状態では選手たちは少しとまどうと思う。カウンターや1対1の力に優れているので、スペースを与えるとやりにくくなると思う。その面では、今までのアフリカ勢と変わらない。
ただし、選手たちと最終的に話し合いたいのは、アフリカは個人技に優れているがチームとして集中できる時間に隙ができるということ。そこをいかに突けるかだと思う。選手とよい準備をして臨みたい」

Q:阿部選手(千葉)と遠藤選手(G大阪)が復帰したが?
「遠藤は、このチームの最初から一緒にやってきている。阿部に関しても東アジア選手権でよい働きをしてくれたし、最近の試合を見ていても自信に満ちあふれている。試合の流れもあるが、今回はぜひ2人に出てほしいと思っている。ここまでくると、個々のテストというよりは、彼らが入っていかに新しいことができるかを見極めることが大事。選手個々の力には、十分な信頼を置いている」

Q:けが人もいるので難しいと思うが、今回の試合で理想とするスタメンは?
「DFラインの問題で、加地は復帰したばかりでコンディションの問題はあるが、すでに力はわかっている。宮本も同様だ。彼らが入った時のフォーメーションについては、どの程度のものかが予想できている。
もし、宮本が難しければ、中澤(横浜FM)もいるし、坪井(浦和)や茂庭(F東京)もいる。そういったメンバーの中で、どういうコンビでできるかだが、ある程度は構築されているので心配はないと思う。
理想の4人をいえば、右が加地で左が三都主(浦和)、中に宮本と中澤。でもこれは、希望的観測でもあるので、招集後に状態を話し合って決めたい。週末にJリーグがあと1節あるので、そこでどの程度起用されるかなど見ればコンディションもわかってくるだろう」

Q:松井選手(ルマン)は招集されて、大久保選手(マジョルカ)は見送られたが、これは所属チームでの活躍などが基準になっているのか?
「大久保は今回は呼ばなかったが、力量はわかっている。
松井に関しては、チームでも日本代表の東欧遠征でもよいものを出してくれた。彼はこれまで日本代表では長い間チャンスがなかったが、もう少し見たいと思ったので、今回も招集することにした。だが、同じポジションには高原や大黒、玉田などのよいコンディションを維持している選手が多い。招集はしたが、列に並んでチャンスを待つことが必要だ」

Q:GKはポジション柄、早めに中心選手を決めたほうがよいという考え方もあると思うが?
「これまでも大きな大会では中心選手を決めてきた。W杯でもそうすると思うが、まだ数ヶ月もあるので、それが誰になるかというのは言えない。
今回の試合でも使う予定だが、川口はここまでよいパフォーマンスを見せてくれている。しかし、楢崎もよい状況を長く保てている。W杯では、入れ替わるかもしれない。土肥にしても決して第3GKというわけではなく、誰にユニフォームを渡しても力を発揮してくれるだろう。こういう高いレベルの3人がいて、私は幸せだと思う。
今は3人でどんどん力をアップしてもらい、W杯前には中心選手を1人決めたい」

Q:中田英寿選手(ボルトン)は調子を上げてきていると思うが、ジーコ監督の評価は?
「みなさんとまったく同じ考えだ。日本代表でも所属チームでも顕著な活躍を見せている。移籍によって気持ちも吹っ切れたように感じる。今回の試合でも、彼のよさを出してもらえれば…と思う」

Q:FW陣は柳沢選手(メッシーナ)のケガや、所属チームであまり試合に出ていない選手、調子を落とし気味の選手が多いが?
「今回の4人のFWに関しても、力はわかっている。1年の中では良い時も悪い時もあるもので、コンスタントにやり続けるのは難しい。柳沢はケガをしているので、招集後にどの程度できるのかを確かめたい。また、完全でなくとも彼らの良さを生かしてどれだけできるかということに関しては、自分には自信がある。まずは選手たちを話して、やっていきたい」

Q:小野選手や久保選手(横浜FM)は日本代表を離れているが、来年の復帰はあるか?
「Jリーグでプレーしている全選手にチャンスがあると考える。彼らはケガで長く日本代表を離れているが、治って、数試合よい働きができればチャンスは十分にある。
すばらしい選手だと思っているが、治ったらすぐにということではない。数試合はよい働きができるかを見て、その後にメディカルスタッフからのGOサインがあって…ということになれば、日本代表に戻る確率は高いだろう」

以上
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