●AFC U-17選手権大会2006予選 グループL
・第1戦 11月15日(火)/パジュ(韓国)
U-15日本代表 26-0(9-0) U-15マカオ代表
・第2戦 11月17日(木)/パジュ(韓国)
U-15日本代表 1-1(0-1) U-15韓国代表
●最終順位
1位:U-15日本代表 勝ち点4(得失点差+25)
2位:U-15韓国代表 勝ち点4(得失点差+13)
3位:U-15マカオ代表 勝ち点0
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2007年8月に韓国で行われる「FIFA U-17世界選手権」。そのアジア予選を兼ねているのが2006年9月にシンガポールで行われる「AFC U-17選手権」で、今回の韓国での試合は「AFC U-17選手権」への出場権を賭けた予選である。2年後のU-17世界選手権を目指すチームということで、今回の予選を戦うのはU-15世代になる。
東アジア(Zone4)の予選はL、M、Nの3グループ(各グループ3チーム)で行われ、A〜N各グループの1位と、2位の上位4チームが来年9月の「AFC U-17選手権」(兼FIFA U-17世界選手権のアジア最終予選)に出場することができる。日本は「U-17世界選手権2007」開催国の韓国と同じグループLにマカオと入っており、予選から韓国という強敵と戦う重圧を背負って強化を図ってきた。韓国は開催国として「U-17世界選手権2007」出場が決まっているため、不必要なプレッシャーはない状態で予選に出場してきた。このような特殊な状況でなくても韓国は簡単に勝てる相手ではないだけに、11月15日のマカオ戦は2位通過になった場合を考えると大量得点差で勝つ必要があった。
13日に韓国はマカオに14対0で勝っており、日本はマカオに「15点差以上の勝利」を最低の条件として対戦した。15点以上取れば、韓国と引き分けてもグループ1位通過が決まることになるからだ。日本は「9人がペナルティエリアにいる相手(マカオ)に、システムは関係ない」(城福浩監督)という状況で、26‐0という滅多に見ることができないスコアで勝利。城福監督が「韓国戦を引き分け狙いで戦うつもりはないが、いろいろな場合を想定すると、やることをやりきった」というマカオ戦だった。
そして、2日後に迎えた韓国戦。グループLが戦うパジュ(韓国)のナショナルフットボールセンター(NFC)は、2日前のマカオ戦とはまったく違った雰囲気で日本チームを迎えた。何もなかったピッチは広告バナーで囲まれ、テレビ中継が行われるなど関心は高い。韓国サッカー協会・会長のチョン・モンジュン氏も観戦にやってくるほど。日本からもJFA技術委員長の田嶋幸三氏、前U-20日本代表監督の大熊清氏、前U-17日本代表監督の布啓一郎氏、ナショナルトレセンスタッフら多くの指導者が駆けつけた。
日本は、韓国のディフェンスラインの裏を2列目の選手が狙うことを攻撃の主眼に置いていたが、過緊張からかプレーの判断の部分でミスが出てしまい、思うような攻撃をなかなか発揮することができない。一方、韓国はフィジカルの強さを活かして来るが、これまでの韓国サッカーのイメージとは違ってロングボールを多用するのではなく、意外とボールを繋ぐサッカーを見せる。このことを予想していた日本は、ディフェンスラインを高く保ってプレッシャーをかけてボールを奪うことを徹底する。完全に崩されるようなシーンはなかったが、判断や技術的なミスでピンチになることは何度かあり、16分にはPKを与えて先制を許してしまう。
日本が韓国に負けて勝ち点3のままでも2位通過の可能性はあるが、他のグループに勝ち点4以上で2位になるチームが出てくれば、マカオ戦で稼いだ得失点差(+26)は意味を成さない。それだけに、日本は最低でも同点に追いつく必要があった。後半開始から選手を代えて臨んだ日本は、開始7分にFW大塚翔平(G大阪ジュニアユース)がペナルティエリアにドリブルで切れ込み、中央のFW斎藤学(横浜FMジュニアユース)にラストパスを出す。斎藤は落ち着いてワントラップしてから右足でゴール。日本は同点に追いつく。後半から斎藤を起用した城福采配が当たった。
判断ミスが減ってきた日本は、その後も2トップの一角・柿谷曜一朗(C大阪U-18)、MF山田直輝(浦和ジュニアユース)が惜しいシュートを放つなど、攻撃にリズムが出来始める。守備では、ロングパスを出させないためのプレッシャーを前線の選手がかけることで、組織的にボールを奪えるようになり、安定感が高まってきた。フィジカルの優位性を活かして1本のロングボールで裏を取ろうとする韓国の得意技を防いだことは大きかった。日本にとって、今の韓国であれば繋いでくるほうが抑えやすいからだ。終了間際にGK廣永遼太郎(F東京U-18)がバウンドしたボールをかぶりそうになるピンチはあったが、それ以外の場面では安定感のあるプレーを見せて後半を無失点で切り抜け、「AFC U-17選手権」への道を切り開いた。
試合後「生き延びました」と笑って話をする城福監督だが、韓国と同グループとなったこの予選を勝ち抜けた喜びは大きく、それを隠そうともしないで素直に喜ぶ姿にこれまで抱え込んでいた重圧の大きさを感じ取ることができた。
隔年で行われる「AFC U-17選手権」で、日本は前回(2004年)と前々回(2002年)はグループリーグで敗退しており、「FIFA U-17世界選手権」への出場はかなわなかった。日本が最も苦戦を強いられてきた年代の監督を任され、最初のハードルを乗り越えた城福監督。約10ヵ月後にやってくる「AFC U-17選手権」に向けて、もう一度戦う権利を手にした。今回の予選を乗り切れなければチームが解散となってしまう状況だっただけに、パジュでの戦いに全てを傾注してきた。話の最後に「これからの強化については今夜から考えます」と話す表情からは、ホッとした感情は消えており、みなぎる意欲だけを感じた。2大会連続でアジアの壁に阻まれたこの年代。2007年、再び韓国の地を踏むための戦いがまた新たに始まった。
以上
2005.11.17 Reported by 松尾潤
◆AFC U-17選手権大会2006 予選ラウンドグループL(11/5〜18)U-15日本代表チーム メンバー
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