12月3日（土） 2005 J2リーグ戦 第44節
徳島 0 - 1 水戸　（14:00／鳴門／5,379人）
得点者：'28 ファビオ（水戸）
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●前田秀樹監督（水戸）：

「最終戦なので勝って終りたかった。徳島はいいチームだと思っている。羽地、小林は高さもあり決定的な仕事のできる選手達だし、特に小林はうちから移籍した選手だがこちらでレベルアップしたように感じている。それらを考慮するとサイドから崩されるのが特にきついので、とにかくサイドは閉めるようにした。また、前節は片岡がトップ下に入っていい形を作っていたが、今日の彼のアクシデントは我々にとって本当にラッキーだったと言える。前半は風下なのでかなり押し込まれるだろうと予測して、GKとDFラインの間のスペースを空けすぎないという戦術をとった。それによって羽地や小林、そして２列目の伊藤が働くスペースをなくせた。なんとか守り抜けた要因のひとつでもある。
攻撃としてはりスタートで得点を狙っていた。その点は思い通りになった。
後半相手は４バックのダイヤモンド型にかえてきた。そのことにより、内のワイドが引っ張られてしまうのではないかとケアしたが、逆にパスカットできればスペースを十分活かせるようになったので、速攻でシュートまで持っていくことを指示した」

Q：　センターバックが強く高かったが、特別な指示等はあったのか？

「本来は深津という選手がいるが累積で出られなかった。ただ大和田もセンターの選手だし、吉本と共に高さは羽地や小林に負けていないと思う。一方で、二人の後ろにできるスペースをうまく使われると苦しいので、そこのケアには注意を払うよう指示した」

Q：　最終節であったが、今季を振り返っての感想は？

「10位という順位は別にして、昨年は６勝19分19敗だったが、今年はそれ以上に勝ちゲームを増やすことができたのが大きい。チームの平均年齢は22歳という非常に若い我々は、試合ごとに選手が吸収し成長していくことができる。そして勝利への執念も出てきた。さらに来年へ期待のできる結果ではないか」


以上