12月3日（土） 2005 J1リーグ戦 第34節
広島 3 - 1 清水　（14:00／広島ビ／15,539人）
得点者：'27 ベット（広島）、'47 青山直晃（清水）、'61 佐藤寿人（広島）、'89 駒野友一（広島）
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●佐藤寿人選手（広島）
「ゴールはこぼれ球を拾って、ベットからのワンツーを狙っていました。振り向きざまでシュートを狙っていて、しっかりとボールを蹴れたわけではなかったんだけど、入ってよかったです。あの場面ではシュートを打つことが相手にとってイヤなことだから、そこにこだわりました。
今日は、自分の得点よりもチームの勝利のことだけを考えていました。そういう意味では１−１からのゴールだったし、嬉しいですね。
このチームでタイトルをとりたい。小野監督を胴上げしたいと思っています。（古巣の）ジェフが国立をチームカラーに染めていたのを見て、僕たちも広島の紫で国立を染めたいという気持ちが強くなりました。

７位に戻ってきた、という感じですね。もっと上にいけた、という想いはあるけれど、プラスに考えたい。そして、大宮に勝ってからホームで勝っていなかったし、最後にサポーターに勝利をプレゼントできたことは嬉しいです。
日本人得点王と言われますけど、本当の得点王はもっと上の数字を積み重ねているわけですから。今日は、それがどうこうというより、とにかく勝ちたかった。
このチームに来た時は、声を出す選手が少なかった。でも、それもここにきて、解消されつつあると思います。僕もオム（小村）さんと言い合いをしたりするけれど、それはピッチの中だけのこと。しっかりとしたコミュニケーションというのは、チームにとって本当に大切ですから」


●ベット選手（広島）
「ゴールは開幕から狙っていたけれど、ここまでそれはかなわなかった。だけど、決してイライラすることなく練習してきたことが、今日の得点につながったと思います。寿人とのワンツーで抜け出し、落ち着いて決められました。それも神様のおかげです。
寿人が日本人得点王争いをしているのは知っていました。彼はいつも一生懸命練習している選手。彼のゴールをアシストできて、自分のことのように嬉しい」


●服部公太選手（広島）
「ずっとホームで勝っていなかったし、勝つことができて本当によかったと思います。3年連続フルタイム出場記録ですか？　まあ、正直、疲れましたね（笑）。ただ、ひとつひとつの試合を見てみると、課題はたくさん出てきていますし、そのひとつひとつをすべてしっかりとやりきるようにしていきたいですね。
７位という順位については、もっと上にいけたという気持ちもあります。満足してはいけないと思うけれど、でも、みんなが一生懸命やった結果でもありますから。もっと球際を強くし、すべての小さな部分まで1対1で勝つことにこだわること。それができれば、もっと勝てると思います。
また、天皇杯で同じ相手と闘いますが、そこをしっかりと勝って、天皇杯をとりにいきます」


●山西尊裕選手（清水）
「ウチとしてはここ数試合残留争いの中で、良い試合ができていました。残留が決まっても、一つでも上に行きたいという気持ちはあった。そういう意味でも今日は絶対に勝ちたい試合でしたから、ああいう形で負けてしまったのは、残念です。残留が決まっても、もっともっとという欲を持って臨んでいかないと、これから先勝っていくことは難しいと思う。今日は自分たちを試される試合でしたね。

前半ああいう形で失点して、後半目が覚めたような形でなんとか同点に追いついたが、何か試合の入りからの悪い流れを断ち切れずに2失点してしまいました。非常に反省点が多い。プレイも気持ちも。
ただ、幸せなことに、次もまたサンフレッチェと天皇杯で戦えるので、良い準備をして、次は借りを返したいです。

何か一つ目標を達成してそれでよしではなくて、目標は次にどんどんどんどん見つけて戦っていかないと上には行けないと思う。来年につなげるにしても、やっぱり天皇杯は大事だと思うし、良い試合をしたいと思います。広島は、自分たちの力を出せば充分にやれる相手だと思う。今日は、自分たちの油断から生まれたミスが失点につながっているから、そこさえなくせば。次はミスをなくして、絶対に勝ちたいです」

今シーズンは、最後の最後まで残留争いをしてしまったのが、残念だった。ただ残留争いをしていく中で、自分たちが良くなったというのも、残念だった。そうでなくて、そういうものがなくても、良い試合をしていきたい。
ただ、皆が力を出してくれて、若い選手も出てきてくれて、チームも調子が上がってきた。これが自分たちのサッカーだと言う風に自信をもってやれるようになってきた。気持ちをもっと強く持って、こういう試合もものにしていかないと、上にはいけない。自分も含めて仕切り直したいと思います」


以上