12月10日(土)鹿島 vs 大分(13:00キックオフ/カシマ)
-スコアボード速報はこちら-
----------
J1リーグ終了から1週間後の12月10日、日本各地で天皇杯5回戦が行われる。今季、4年ぶりのリーグ制覇を逃した鹿島としては、その悔しさを天皇杯にぶつけたいところだ。また、今大会は、6年に渡り指揮を執ってきたトニーニョ・セレーゾ監督の下で戦う最後の公式戦でもある。自身も「1月1日に決勝の舞台に立って、タイトル獲得で締めくくりたい」と話しており、この大会へかける思いは強い。
チーム状態も回復に向かっている。リーグ最終節の柏戦では、相手が入れ替え戦を見据えた選手起用で臨んだ側面はあるものの、攻守に圧倒して鹿島の強さを知らしめた。リーグ戦スタートダッシュの立役者、野沢とアレックス・ミネイロがすばらしいコンビネーションを見せれば、大岩、岩政を中心とした守備陣が柏の攻めをシャットアウト。5試合連続で白星に見放されていたチームとは思えないようなパフォーマンスを披露した。キャプテンの小笠原も「こういう試合を続けられればチャンスはある」と手応えを感じたようで、今季、残された唯一のタイトル奪取、そして10冠へ向けて期待が持てる。
ホームのカシマスタジアムで対戦するのは好調の大分。シャムスカ監督就任以降、リーグ、天皇杯を含む13試合で8勝3分2敗の好成績を残し、いまなお成長過程にあるチームだ。大分の特徴ともいえる、マンツーマンを基調とした固い守備から、チャンスと見れば選手が次々に前線へと飛び出してくるスタイルは、なかなかのやりづらさをはらんでいる。
両チームが直近で顔を合わせたのは、11月20日のリーグ戦、大分で行われたゲーム。試合はアレックス・ミネイロのゴールで鹿島が先制するも、大分が吉田のゴールで追いつき、1対1の引き分けに終わった。試合の流れもスコアそのままに、立ち上がりから鹿島が積極的に攻め込み先制点をあげた。だが、先制点以降は大分のプレスが効きはじめたことでプレーは後手を踏み、その結果、吉田にゴールを許すことになってしまった。鹿島としては前回の反省を踏まえた上で、大分の鋭い出足をいなすボールキープを続けながら、いかに機を見て攻勢に出られるかがポイントになるだろう。
大分は12月7日にシャムスカ監督の来季続投が決まった。選手たちがこぞって心酔する指揮官のもと、一丸となって挑んでくる。鹿島にとって、決して組し易い相手ではない。とはいえ、こちらもトニーニョ・セレーゾ監督の花道を飾るためにも、負けられない試合である。それらの要素に加えて、手堅いサッカーを展開する両チームだけに、真冬の寒さを忘れさせてくれるような、緊迫感のある好ゲームが期待できそうだ。
以上
2005.12.09 Reported by 鈴木智之
J’s GOALニュース
一覧へ【第85回天皇杯5回戦:鹿島 vs 大分 プレビュー】監督勇退を花道で飾りたい鹿島が好調・大分をホームで迎え撃つ(05.12.09)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













