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【Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント2回戦プレビュー(1)】2回戦ながら、早くも日本クラブユース選手権決勝の再戦。横浜FM vs 東京Vは要注目!(05.12.11)

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●Jユースサハラカップ2005 決勝トーナメント2回戦
12/11(日)
鹿 島 - 神戸(13:00/鹿島G)
名古屋 - 大分(12:00/トヨタSC)
 柏  - 三菱養和SC(14:00/柏)
横浜FM - 東京V(14:00/戸塚G)
決勝トーナメント表
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Jユースサハラカップ2005決勝トーナメントも2回戦に突入。明日11日行われる全8試合は、各々が厳しい予選を勝ち抜いてきたチームであり、どれも見逃せない。
決勝トーナメント表左側の山の4試合は各チームが練習などで使用している会場で行われる。普段から通い慣れた場で戦うことの出来るホームチームが圧倒的に有利だろう。

その4試合を見て行こう。
まず、鹿島グラウンドで行われるのが鹿島対神戸の一戦。昨年のJユースカップ覇者鹿島にトップチームがJ2降格決定し沈みがちな神戸が挑む、といった図式がイメージできるが意外にもそんなことはない。夏に行われた岡山国体1回戦では鹿島勢を主力とする茨城に兵庫は2-1で勝利している。そのため、「国体でも勝っているし、勝てない相手だとは思わない」(神戸キャプテンDF増田清一:国体兵庫代表でもキャプテン)と選手たちは平常心。神戸はJユースカップ決勝トーナメントの1回戦から登場しており、12/4に既に1試合(対横河武蔵野FC)を埼玉で戦っている。そのため、「良い経験になってます」と木山隆之監督が言う通り、移動の感覚や試合勘もつかんでいる。神戸はこの試合に勝つと勢いに乗るだろう。
一方、予選Bグループ1位で突破してきた昨年のチャンピオン鹿島だが、今季の成績は冴えない。夏の日本クラブユース選手権、高円宮杯全日本ユース(予選はプリンスリーグ)と共に予選敗退。全国大会の舞台を踏んでいない。大番狂わせが起きる可能性がある一戦だ。

そして、トヨタSCで行われる名古屋対大分。両チームともに11月のAFCユース選手権予選を経験した選手を擁する好チーム。名古屋のDF青山隼はフィジカルの良さもあって早くから注目を集めた逸材。先のAFCユース選手権では北朝鮮の猛攻をしのぎきれた原動力のひとりでもあり、チームに安定感をもたらす。また、2年生ながらU-18日本代表候補に名を連ねたDF吉田麻也という素材もおり、ディフェンス陣は充実している。日本クラブユース選手権ではベスト8、高円宮杯全日本ユースはベスト16というのが今季の成績だ。対する大分は、トップチーム連勝の立役者ともいうべきセンターバック・福元洋平を擁する。ここまでこの大会への参加はないが、トップチームの状況とユースチームの勝ちあがり次第では”凱旋”出場もあるだろう。昨年はGK西川周作、MF梅崎司というすでにルーキーながらトップチームで即戦力となりうる選手を輩出している大分。今季は日本クラブユース選手権の出場はなく、高円宮杯全日本ユースは決勝トーナメント1回戦敗退。だが、各チームのスカウトなど関係者の中でも評判の高いチームのひとつだ。

柏対三菱養和SCの一戦も見逃せない。
柏は、ジュニアユース時代に全国大会で準優勝を遂げ、日本クラブユース選手権(U-15)では中学2年時3位、中学3年時優勝を遂げている学年の選手たちが今年、高校3年となった。歴代の柏ユースチームの中で最強との呼び声も高い。U-18日本代表でも左右アウトサイドやボランチで攻撃の起点となったMF柳澤隼と、共にトップ昇格を果たすGK桐畑和繁らに要注目!と言いたいところだが、彼らはここまでトップチームの練習に参加しており、予選には参加していない。彼等の出場はチームの勝ちあがり状況によるだろう。それでもキャプテンMF船山貴之や、U-18日本代表のDF大島嵩弘ら見るべき選手たちに事欠かないのが柏だ。
対する三菱養和SC。日本クラブユース連盟所属チームがこの大会参加を争う予選で関東1位で出場を決めている。予選で関東2位の横河武蔵野FCが東北代表とのプレーオフを制してJユースカップ決勝トーナメント出場を果たしているということが、関東予選のレベルの高さを証明する。1位通過している三菱養和SCは、かなりの実力を持つと考えるのが自然だ。柏が主力を欠くだけに、拮抗した戦いが見られそうだ。

そして、左側の山でもっとも注目を集めるのが今季2冠を達成している東京V対横浜FMとの一戦。日本クラブユース選手権の決勝カードでもあり、ともに主力である3年生もフルに出場する。勝負としてもおもしろく、ゲームとしてもハイレベルなものが期待できるだろう。
「いいカードですよ。うちとしては願ってもないカード」というのはJユースカップ予選Cグループを2位通過で決勝トーナメントに臨む東京V・柴田峡監督。「強いところが相手でないと力も出ない。逆に相手のほうがイヤなんじゃないですか?」とスタッフともども余裕を見せる。その相手横浜FMは予選Dグループを1位通過。そのため、決勝トーナメントの初戦で予選Cグループ2位と対戦することになってしまった。いきなり今季2冠で、特に夏(日本クラブユース選手権)には負けている東京Vが相手なのだ。見方によっては気の毒とも言える。
東京Vはトップチームも含めてチームカラー・特徴でもある華麗なパス回しに加え、今季からは走力、そして勝負のメンタルを徹底して向上させてきた。今年はじめに選手たち自らが立てた「3冠」に向かって、高円宮杯全日本ユース優勝以降も緩むことはなかった。
横浜FMは日本クラブユース選手権では東京Vに敗れて準優勝、高円宮杯全日本ユースは3戦全敗で決勝トーナメントにも進めず1次ラウンド敗退。下降気味かにも思われるが、この間にチームの要の2人が日本代表を経験して帰ってきた。U-18日本代表でも常にゴールマウスを守り続けたGK秋元陽太と、FWハーフナー・マイクだ。特にハーフナーはAFCユース選手権予選ではスタメン落ちも経験。その後、途中出場した北朝鮮戦では高さという最大の持ち味を出して決勝点の起点となった。彼等の経験は、自分たちのチームに戻って最後の大会でも活きてくるはずだ。タレント的にも2回戦屈指の好カードであることは間違いない。

残念なのはクラブユースにとって1年のうち最後の大会でありながら、チームによってこの大会のもつ意味合いが違うというところだ。横浜FM、東京Vのようにトップ昇格の決定した3年生も出場しタイトルを取りにいくところもあれば、3年生を完全に引退させ1、2年生の強化の場として位置づけているチームもある。どちらにとっても有意義な大会ではあるのだろうが、テンションの揃わない大会だという事実は否めない。
ただチームにとってどのような位置づけであれ、選手たちにとっては貴重な全国大会の舞台であることは間違いない。クリスマスを長居で迎えるのはどのチームか? 熱い熱い戦いがはじまる。


以上

2005.12.10 Reported by 了戒美子
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