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【第85回天皇杯準々決勝:浦和 vs 川崎F プレビュー】闘莉王不在がどう影響するか。川崎Fはリベンジしたい試合。(05.12.24)

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12月24日(土)浦和vs川崎F(13:00キックオフ/埼玉)
-スコアボード速報は浦和 vs 川崎F
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最終節までもつれた優勝争いで最終的に2位にまで順位を伸ばしたが、結果的にタイトルには手が届かなかった。そもそも浦和にとっての今シーズンは、昨年の2位(チャンピオンシップでの敗戦)という順位を受けて、タイトルを狙って始まったものだった。しかし、活躍を計算していた外国人選手がシーズン途中で退団するなど、思うように成績を伸ばせないまま試合を進めざるを得ないという誤算があった。だからこそ、最後に残されたこの天皇杯はどうしても手にしておきたいタイトルという事が言える。

しかし、チーム状態は決していいものだとは言えない。何よりもまず痛いのが、闘莉王が出場停止で不在だという点。守備面での活躍はもちろん、精神的支柱としての役割も特筆すべきものがある。また、チーム内得点王となる今季9ゴールをマークしており、さらにはそのうちの2ゴールを、2節と29節の川崎フロンターレ戦でそれぞれマークしているという事実がある。川崎Fとの相性という意味でも、彼の不在は痛い。

守備陣はこのほかにも内舘秀樹が負傷中となっており、最終ラインの構築で頭を悩ませることになりそう。浦和の特長の1つである鋭い攻撃が、安定した守備がベースになっていることを考えるといささかの不安を感じさせられる部分だ。

いずれにしても、今シーズンの最後に残されたタイトルである。浦和とすればどうしても手にしたいという思いは強いだろう。

しかし川崎Fはそう簡単な相手ではない。2節でのアウェイでの対戦時にはロスタイムに入ってもなおリードされるという苦しい展開だったが、闘莉王の劇的な同点ゴールでなんとか引き分けに持ち込んでいた。また、29節に3-2で勝利した試合も、非常に苦しんだ内容だったことは記憶に新しいはずだ。そういう今季の対戦結果をふまえた上で、川崎Fの選手の浦和に対する意識は高い。

29節では敗戦の主役としてスポットライトを浴びた形になった佐原秀樹は、「悔しい負け方をしたので勝ちたい。内容はとにかく結果がほしい」と勝利に対するどん欲さを隠さなかった。そうした思いは、川崎Fの守備の最後の砦とも言える寺田周平も共有しており、チーム全体のモチベーションは非常に高く維持されている。

川崎Fにしてみれば浦和の攻撃を凌いだ上で攻撃に結びつけたいところだが、29節を経験した上で中村憲剛は、「浦和の高い守備ラインの裏をつくパスを決めたいですね」とその武器を見せつける場面を虎視眈々と狙っていた。今季1敗1分けという結果に終わった川崎Fにとって、浦和という相手はリベンジすべき巨大な相手だということが言える。それは関塚隆監督が、最も意識して口にしてきたことでもある。

アウグストの帰国により左WBでの先発が予想される相馬直樹に「勝てば」という質問を投げかけたところ、にやけながら「大宮でしょう」と言葉を返してきた。もちろんその言葉には「勝負事はどうなるかはわからない」という思いが込められているのだが、と同時に、まずは自分たちが勝利して、そして鹿島というチームと対戦したい、という思いが込められているのも事実である。相馬に残された現役としての時間は天皇杯のみ。負ければその時点で現役引退となる状況ではあるが、そうした境遇にも淡々と受け答えする姿が印象的だった。

さて、浦和はタイトルに向けて歩を1つ進めることができるのか。それとも川崎Fが、レギュラーシーズンで味わった悔しさを晴らす事になるのか。非常に楽しみな試合となりそうだ。

以上

2005.12.23 Reported by 江藤高志
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