●12月24日(土)第85回天皇杯準々決勝
G大阪 1-3 C大阪(13:03キックオフ/長居/15,329人)
得点者:40' 森島寛晃(C大阪)、51' 古橋達弥(C大阪)、53' ファビーニョ(C大阪)、58' シジクレイ(G大阪)
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「クリスマスプレゼントをありがとう」。試合後、C大阪サポーターはこんな横断幕を掲げてチームの勝利を喜んだ。天皇杯準々決勝は、G大阪との今季5回目の大阪ダービーマッチ。リーグ戦で最後まで優勝を争ったライバルを下しての準決勝進出は、サポーターにとっても選手たちにとっても感慨深いものだった。
C大阪のスターティングメンバーは、今季リーグ戦を戦った顔ぶれが揃った。2週間前の5回戦・千葉戦を欠場したボランチのファビーニョ、FW西澤明訓が復帰し、ゼ・カルロスもベンチ入り。「Jリーグで優勝を逃した試合から1週間後の千葉戦で、うまくリカバリーしてくれ、チームはたくましくなったと感じる。また、今週に入ってからはけが人も復帰してきた。うちの方はいい状態で臨めたと思う」と、C大阪の小林伸二監督。「今季一度も勝っていない相手に対して、今日はやってやろうという気持ちがあった」(西澤)という思いも強かった。
前半立ち上がりから、どちらかといえばC大阪がボールをキープして攻め、G大阪がカウンターを狙うという展開。両チーム共に決め手を欠き、0-0のまま前半が終了するかと思われた40分、均衡が破れた。久藤清一のパスを中央で西澤がスルー、ファーサイドにいた森島寛晃がやや体勢を崩しながらも思い切ったシュートを放った。ボールはG大阪DFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。「ラッキーだった」と、森島自身が振り返った得点でC大阪が先制し、前半を終えた。
「いろいろなチーム状況の中で、トップフォームに持ってくる難しさを感じた。今週1週間でチームの状況がガラッと変わり、チームづくりの難しさを感じている」。G大阪・西野朗監督は、試合後に苦しい胸中を語った。チームの得点源であり、相手DFの脅威になっていたFWアラウージョが帰国し、もう1人のFWである大黒将志も負傷するというアクシデントに見舞われ、ピッチに立つことができなかった。若い三木良太をFWに起用し、MF二川孝広も復帰したが、攻撃のコンビネーションはかみあっていたとは言えなかった。また、変幻自在に動くC大阪の攻撃陣に対し、バックラインには混乱が見られた。
後半に入ってまもなく、C大阪はたたみかけるように攻撃を仕掛けた。49分、森島が相手バックライン裏に絶妙の飛び出しを見せて、シュート。しかしこれは相手GK正面に。直後の51分。GK吉田宗弘のフィードを西澤がヘディングで落とし、拾った古橋達弥がドリブルで進出。相手DFの間が開いたのを見逃さずにシュートすると、これが決まって2点目。さらに53分には西澤が左サイドを突破しクロスを上げると、ファーサイドを駆け上がったファビーニョが豪快に叩き込んだ。3点のリードに沸き返るサポーター席に向かって、何度もお辞儀をしたファビーニョは、「僕を温かく迎えてくれた世界一のすばらしいサポーターに気持ちを伝えたかった。どこに行っても彼らのことは僕の心から離れることはない」と語った。
その後、G大阪はセットプレーから1点を返したが、結果は3-1。C大阪が今年初めてG大阪から勝ち星をあげるとともに、2年ぶりに準決勝に駒を進めた。「タイトルを手にするチャンスが近づいてきた。最後までチームメイトと共に戦うつもり」と、ファビーニョ。「とにかく次につながった。もう1試合勝てば、もう一度チャンスが来る」。西澤も前を向く。見事ホームで、リーグ戦の雪辱を果たしたC大阪。勢いは止まらない。
以上
2005.12.24 Reported by 横井素子
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