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インターハイ王者・青森山田(青森)が登場する12月31日の一回戦。西目(秋田)〜佐賀東(佐賀)までのブロックを見てみると、やはり2冠に挑む青森山田の初戦は気になるところ。対戦相手は、初出場だが未知なる力を秘めた柳ヶ浦(大分)だ。
青森山田は、F東京に入団が内定しているエース小澤竜己(3年)を筆頭に、U-18日本代表経験もあるMF松本怜(3年)、テクニック抜群なMFフランク(2年)と攻撃陣にタレントがそろっている。県予選は4試合22得点0失点。初戦で勢いに乗るためにも、攻撃陣の爆発に期待がかかる。一方、柳ヶ浦も攻撃陣に自信を持つチーム。素早いパス回しでどこからでも崩していける。県予選は5試合で24得点2失点と、結果だけを見ると青森山田と遜色はない。得点感覚に優れ、高い決定力のあるFW新野展弘(3年)、仁部屋和弘(3年)の2トップに加え、決定的なパスを送る司令塔・西尾直輝(3年)、豪快なミドルシュートが武器のMF金尚佑(3年)と攻撃陣は多彩だ。両校とも高い攻撃力を持つチーム同士なだけに、激しい打ち合いになりそうな予感もあるが、互いの攻撃力を抑える緊迫の1点差勝負となりそうな気配もあり、面白い戦いとなりそうだ。
また、修徳(東京B)vs野洲(滋賀)も見逃せない。修徳は全員攻撃・全員守備の高い組織力を武器にする。強い精神力でチームを引っ張るGK山下渉太(3年)とセンターバックの石川悠(3年)を中心に粘り強い守備を見せ、相手の攻撃を封じている。前線からの早いプレスも効果的だ。攻撃はピッチを広く使った大きな展開を得意とし、サイドからのクロスに合わせて181cmのFW齋藤幸司(3年)の高さとスピードのあるFW太田雅也(3年)に崩していくスタイル。対する野洲は国体メンバーに11人を送り3位になった実力チーム。個々が高い個人技とテクニックを持ち、長短のパスとドリブルを織り交ぜる攻撃サッカーを展開する。パスセンス抜群の司令塔・平原研(3年)と精度の高いキックを持つボランチ金本竜市(3年)がゲームを組み立て、エースストライカー青木孝太(3年)が全国でもトップクラスのスピードとフィジカルを生かし得点を奪う。『組織』の修徳vs『個』の野洲。好対照同士の対戦はどちらに軍配があがるのか。
その他、県予選5試合14得点をたたき出したFW今野豪(3年)を擁する西目(秋田)は、悲願の選手権1勝を目指す大阪朝鮮(大阪)と対戦する。1、2年生がスタメンに7人と若い西目が、高いフィジカルと屈強な精神力を持つ大阪朝鮮に挑む形となるのか。大会出場20回を誇る名門・岐阜工(岐阜)は新進気鋭の城陽(京都)との初戦を迎える。県予選全試合で得点を上げた岐阜工のスーパーサブ、FW櫛田直晃(2年)がどのタイミングでピッチに立つか注目したい。城陽も2年生FW奥田隆嗣を起点に攻撃を組み立てる。『2年生FW』の活躍に勝敗の行方が隠れていそうだ。
初出場の利府(宮城)は24回目の選手権となる名門・四日市中央工業(三重)に挑む。利府は、3バックの中央を守る及川準(3年)を中心とした固い守備力で勝ちあがってきた。対する四日市中央工業は県予選7試合で38得点と破壊力が抜群。J2山形に内定しているFW坂井将吾(3年)の突破力に期待がかかる。利府の強固な守備をこじ開け、勢いにのりたいところだろう。
地元・埼玉の大声援を受ける浦和東は、埼玉県内では16連勝中と波に乗って全国に登場する。スピードがウリのストライカーFW鈴木寛一(3年)に注目が集まりそうだ。対戦相手は米子東(鳥取)。攻撃の軸となるFW澁山勇希(3年)ら、昨年の大会を経験している選手が14人残りシンプルかつスピードのある攻撃で全国初勝利を目指す。ともに攻撃に力を入れるチームだけに、鈴木、澁山の両エースがカギを握りそうだ。
埼玉スタジアムの第二試合は帝京長岡(新潟)vs明徳義塾(高知)。帝京長岡は、守備的な3-5-2と攻撃的な4-4-2のシステムを状況によって使い分けてきた。初戦突破をかけて、どちらのシステムで試合に臨むのか気になるところ。またMF(DF)魚谷尚弘の40メートルを越すロングスローも必見だ。『いい守備からいい攻撃へ』が合言葉の明徳義塾は、ボランチ松本憲(3年)を軸に素早い攻守の切り替えで粘り強い明徳サッカーを展開する。
33年間チームを率いた小阪清吉総監督が06年3月で勇退する丸岡(福井)は、97年大会以来のベスト4を目指す。広い視野からラストパスを送るMF森将貴(3年)を柱に、県予選で見せた(4試合27得点)高い攻撃力を存分に発揮し、勢いに乗りたい。対する佐賀東(佐賀)は、U-16日本代表にも選出されたGK川原隆広(3年)を中心に粘り強い守備で、丸岡攻撃陣を跳ね返したい。佐賀県勢は選手権で9年連続初戦敗退と元気がない。まずは初戦突破をかけて丸岡に挑みたい。
どの会場でも激しい熱戦が繰り広げられそうな1回戦。初戦の入り方次第で、勢いに乗るチームも出てきそうで目が離せない。
以上
2005.12.30 Reported by 青柳舞子
J’s GOALニュース
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