カタール国際ユース(U-19)親善大会
2月1日(水)17:30(Al-Arabi)
日本 vs 韓国
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カタール国際トーナメントもついに決勝をむかえる。
「ひとつでも多くの試合をすることがチーム強化につながる。そのためにも決勝トーナメントには必ず進まなくてはならない」という吉田監督の目標のうち、『より多くの経験をする』という部分はかなえられた。グループリーグを勝ち抜け、決勝トーナメントに進出し、今回の遠征の合計5試合でさまざまな国と対戦。試合数、対戦国だけを見ると今遠征で得られる一番いいケースを経験することになる。そうなると、あと求めるのは結果だけ。昨年、同大会の決勝ではU-20日本代表が0−3で韓国に敗れている。このチームも昨年2−5という大敗(10月慶州での親善試合)を喫している。その記憶を拭うためにも、AFCユース選手権にアドバンテージをもって向かうためにも勝利だけが求められる。
準決勝ドイツ戦について吉田監督は「ラッキーだった」と話し、ドイツ選手も「日本はよくなかったが、多くの運が日本にあった」と言っていた。しかし、その一方で吉田監督はこうも言う。「ある程度ペースを握られることは想定内。体を張って守っていたし、あたふたした中で失点しなかった。それが得点につながった」。この大会を通して失点が少ない事や、対格差では劣勢にたつが、組織で守りきれている戦いぶりに監督は一定の手応えを得ているようだ。
共に4-4-2のフォーメーション。おそらく浅いディフェンスラインをしいてくるであろうとの予測のもと、スピードに長けた伊藤・青木を2トップにすえ、裏に走るスピードを重視した戦いを挑んだ。しかし、ドイツの攻守の切り替えの速さに苦しみ、防戦一方。裏を取る攻撃を選択したため前線でタメも出来ず、ドイツにペースを握られたままの前半となった。ただ、相手の猛攻にも槙野、福元の両センターバックが「ブロックを作って、体を張って」(槙野)守りきり、0−0で前半を終える。
後半立ち上がりと同時に、伊藤に変えて森島を投入。「前半、ドイツは重く見えた。前線に起点をつくれと言われた」森島が、ポストプレーで体を張る。得点は2得点ともカウンターから。1点目は田中からの展開を「代表は結果が全て。焦っていたしなんとかアピールしたかった」という青木がテクニックを活かしてキープしたボールを、森島へ預けたところからの得点。フリーで受けた森島は、GKとの1対1で余裕を持ち過ぎシュートはGK正面へ。しかしその跳ね返りを左足で落ち着いて流し込み先制。2点目も森島が今度は内田からのフィードを体の強さを活かし得意の角度で受け得点。このまま2−0で終了するかと思われたが、終了間際、フリーキックを競りにいったディフェンダーが相手フォワードを押したとの判定で PKを与えてしまい1得点を許す。試合は2−1で終了した。
試合翌日は、中一日で決勝に臨むためリカバリーのみのトレーニングを1時間強行い、切り上げた。午後は、日本大使館を表敬訪問。「去年は韓国に0−3で負けているので今年は勝って下さい」と大使から激励を受けた。
このチームの選手たちにとって韓国は、昨年10月25日慶州での2−5の大敗以来の対戦。あの時は前半に2点を先制され、後半立ち上がりに1点を返したあと『行けるかも』との気持ちから焦り、大崩れした。今大会、未だ先制されたことがないため、同じシチュエーションでの精神的な成長を確かめることはできない。ただ、攻撃力に長けた韓国に如何に対処するか、ディフェンスベースの戦いになることだろう。また4試合2失点のディフェンス陣が今大会4試合5得点のエース、シン・ヨンロクを如何に封じるかも試合の鍵になりそうだ。
監督が言う通り「経験こそがチームを強くする」ことは間違いない。そこに勝利が加わればチームは更に強くなる。AFCユース選手権を控える今年最初の大会でひとつ結果を残したい。
以上
2006.2.1 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
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