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【日本代表 宮崎合宿6日目:練習レポート】小野と小笠原が見事なコンビを披露。今年初の練習試合を5−0で快勝したジーコジャパン。(06.02.03)

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●国際親善試合
2月11日(土)13:00(日本時間)/アメリカ・サンフランシスコ
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 コンディショニングを主なテーマとする宮崎合宿もいよいよ残り2日。3日のジーコジャパンはキャンプの集大成として宮崎・鵬翔高との練習試合に挑んだ。全体として動きが重くミスも多かったが、小笠原満男(鹿島)が3得点、巻誠一郎(千葉)が2得点を挙げ、2006年ワールドカップイヤー最初のゲームを5−0の白星で飾った。

 29日から始まった合宿も6日目に突入した。立春の前日である節分の3日も、日本代表は午前9時からトレーニングを実施。午後4時からは今年初の練習試合を消化した。この日も負傷の曽ケ端準(鹿島)と土肥洋一(F東京)はプレーすることができなかった。曽ケ端は午後にはピッチに姿を現しリハビリに努めたが、アメリカ遠征参加は断念。土肥もチーム帯同が不可能となった。5日からは下田崇(広島)と都築龍太(浦和)が代わって代表入りすることが改めて発表された。

 そんなジーコジャパンだが、午前はウォーミングアップの後、ビブスで2組に分かれてのフォーメーション確認、シュート練習を行った。先発組に入ったのはGK川口能活(磐田)、DF田中誠(磐田)、宮本恒靖(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、右サイド・加地亮(G大阪)、左サイド・三都主アレサンドロ(浦和)、ボランチ・福西崇史(磐田)、遠藤保仁(G大阪)、2列目・小野伸二(浦和)、小笠原、FW久保竜彦(横浜FM)という3−6−1の布陣。ジーコ監督は「攻撃の際、DF3人とボランチの1人、アウトサイドの一方の5人が必ず残るようにする」と指示した。宮本によると「今までは4人が残る感じだったけど5人は初めて」という。本大会で戦う強豪を想定し、より守備的な戦い方を徹底させようとしているのだろう。

 このトレーニングを基に午後の練習試合(40分×2本)に臨んだ。前半の日本代表は先発組がピッチに登場。4ー4−2の布陣を採る鵬翔を真っ向勝負を挑んだ。

 序盤の日本代表はチーム全体に重さが感じられた。久保の1トップが初の試みであるせいか思うように前線にボールがいかない。小野と小笠原が盛んにポジションチェンジを行ってチャンスを作ろうとするが、効果的な崩しが見られなかった。福西や遠藤、あるいは最終ラインのところでイージーミスが出て、高校生にボールを奪われてしまうなど、やはり試合勘が鈍っている様子だった。

 それでも時間が経つにつれて、本来の流れるようなパス回しが少しずつ出始める。16分には小野が遠目の位置からシュートを放ち、18分には小野と加地がワンツーを見せるなど、ようやくリズムに乗ってきた。そして22分、待望の先制点が生まれる。左サイドに開いた小野が正確なクロスを上げ、中央に飛び込んできた小笠原が迷うことなくシュート。ゴールネットを見事に揺らした99年ワールドユース(ナイジェリア)準優勝の立役者だった2人が7年ぶりに息の合ったコンビを披露した。

 この後も小野が華麗な足技でDFを交わして強烈シュートを打ったり、小野→小笠原→久保とダイレクトパスがつながり遠藤がフリーのチャンスを迎えたり、久保が反転しながら強烈なシュートを放つなどビッグチャンスが何本か生まれた。「パスを素早く回しながら決定機を作るのが理想的。こういう形をもっと増やしたい」と小笠原も前向きに話していた。実際、小野と小笠原のコンビーションは見る者をワクワクさせた。彼らに遠藤や加地、久保が絡むとさらに攻撃のバリエーションが多彩になりそうだ。久保は腰痛を気にしているのか動きをセーブしており、彼らしい怖さは影を潜めた。だが、本調子が戻れば相手にとって脅威になるだろう。

 前半はチーム全体としてフィニッシュの精度を欠き1−0で終了。後半に入ると同時にジーコジャパンはメンバーを入れ替えた。GK川口と小野だけが残り、最終ラインには駒野友一(広島)、坪井慶介(浦和)、茂庭照幸(F東京)、村井慎二(磐田)、ボランチに長谷部誠(浦和)、阿部勇樹(千葉)、2列目に本山雅志(鹿島)と小野、FWに佐藤寿人(広島)と巻が入った。

 疲労の見える鵬翔がメンバーを変えずに挑んできたこともあって、後半は完全に日本代表が主導権を握った。開始8分には左に開いた佐藤からのクロスに飛び込んだ巻がヘッドで合わせ2点目をゲット。さらに17分には本山のミドルシュートの跳ね返りを再び巻が押し込んで3点目が入った。

 ここで小野はお役御免。小笠原がピッチに戻ってきた。その小笠原も体がキレており、入ってすぐに21分に本山からのパスを受けて4点目のゴールを奪う。さらに彼は24分にも左サイドをえぐった村井のクロスにファーサイドで合わせて5点目を挙げ、ハットトリックを達成。昨年のワールドカップ予選・北朝鮮戦(2月・ホーム)、バーレーン戦(6月・アウェー)で大事なゴールを挙げた得点力の高さを小笠原は改めて印象づけた。

 サブ組では巻の決定力、村井の突破力、長谷部の創造性などが目を引いた。佐藤も持ち前の速さと裏に抜ける鋭さをしばしば見せていた。彼らの競争意識も高く、今後のサバイバルが一層楽しみになってきた。

「今日のゲームは満足。今年最初としては良かった」とジーコ監督も笑顔を見せた。もちろん現時点ではコンディション面、試合勘など課題も多いが、日本代表はとりあえず順調なスタートを切ったといえる。明日で宮崎合宿は打ち上げとなるが、この成果をアメリカ遠征にしっかりとつなげてもらいたい。

以上

2006.02.02 Reported by 元川 悦子
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