AFCチャンピオンズリーグ グループステージ東地区
グループE 第1戦 3月8日(水)
全北現代 3-2 G大阪(19:00/全州ワールドカップスタジアム・韓国)
■得点者:15' 遠藤保仁(G大阪)、29' Rodriguez Milton(全北現代)、58' マグノ アウベス(G大阪)、70' Kim Hyeung Bum(全北現代)、83' Kim Hyeung Bum(全北現代)
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試合直前になって、いささか増えたものの非常に寂しい観客数とは反して、試合は序盤から両者の緊張感あふれる攻防戦が楽しめる展開となったAFCチャンピオンズリーグ、『全北現代VSG大阪』戦。
先制点を奪ったのは15分、G大阪のMF遠藤。中盤からMFフェルナンジーニョ、MF二川とつなぎ、左ゴール前のスペースに絶妙のスルーパス。そこに走り込んだMF遠藤がコースを見定めて丁寧にシュートを放ち、反応した全北現代GK李の手がわずかに届かない右ゴール下に先制点を叩き込む。ディフェンスラインを高く保ち、速いパスの展開で中盤を制してゴールチャンスをうかがう、というG大阪らしい形での先制点に、遠方から駆けつけたサポーターも盛り上がりを見せる。
だが、両者の緊張感が漂う前半戦も残り15分にさしかかろうとした29分。相手のリスタートにMF明神が反応。このプレーが相手エリア内でのファウルの判定を受けPKを与えてしまう。全北現代のキッカーはコロンビア出身のFWミルトン。ここまで積極的にシュートを放つ姿が目をひいていたエースのシュートは、GKの手をかすめてゴール左下に突き刺さり、試合を振り出しに戻す。その失点を機に、G大阪は徐々に押し込まれる展開に。一人一人が役割を理解し、組織的に攻守を展開するのみならず、個々の球際への強さなどもしっかりとしている全北現代に、再三にわたってシュートシーンを作られピンチを招く。
それでもG大阪は最後の砦を崩されることなく、試合は1-1のまま後半戦へ。共にACL初戦での勝点3を目指し、後半のキックオフを迎える。
後半、先にシュートを放ったのは全北現代。51分、フリーキックのチャンスにFWミルトンの放ったシュートは右ポストを直撃。こぼれ球には落ち着いて反応しピンチを凌いだG大阪は、58分、ゴール前でのワンツーからMF遠藤が相手DFの股をぬくスルーパス。これに、試合前から古巣からの勝利に意欲を示していたFWマグノアウベスがつめ、G大阪がこの試合2度目のリードを奪う。ここで全北現代は、61分にDFキム・ヒョンスに代えてMFを投入。続いて西野監督が動き、62分、MF加地に代えてDF宮本を、MFフェルナンジーニョに代えてMF前田を投入。G大阪は今季初出場の2人をピッチに送り込み、システムを4バックから3バックに変更。残り約30分を昨年、鉄壁を築いた顔ぶれでディフェンスラインを築く。
だが、70分、ディフェンスラインの裏をとられて、途中出場のMFキム・ヒョンブンに突破を許し、そのまま同点ゴールを叩き込まれ再び同点に。さらに83分にはペナルティエリア左角近くで得たフリーキックのチャンスを再びMFキム・ヒョンブンが直接決めて逆転と「最もマークしていた彼がスタートにいなかったので、不思議に感じていたのだが・・・」と西野監督が振り返った男に2失点を許して、この試合で初めて全北現代にリードを許すことに。となれば、なんとか同点に追いつきたいG大阪だが、結果的には87分にMF二川に代えて投入されたFW播戸の精力的な走りも得点には結びつかないまま、2-3で試合終了。
途中交代で出場した選手が結果を残した全北現代に対し、途中交代によるシステム変更がうまく機能しきれず、2度のリードを守れずに敗戦となったG大阪。それでも、Jリーグ開幕の浦和戦以上に内容的にはアップテンポでG大阪らしい姿をアウェイの地で見れたという意味では、今後の試合に期待を抱かせる一戦だった。
以上
2006.03.08 Reported by 高村美砂
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