3月11日(土)J2 第2節 横浜FC vs 鳥栖(14:00KICK OFF/三ツ沢)
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「うちとしては最低な結果となった。最低だし、恥ずかしい」
愛媛での試合後、三浦知良が厳しい表情でこう語った。
先週開幕したJリーグ。横浜FCは、今年JFLから昇格した愛媛FCのJ初舞台を、勝利で飾らせてしまった。
キャンプ中から攻撃の形を作れない課題を克服できずにシーズンに突入。開幕直前の練習でも「フィジカルをあげる・・・とかの前に、もっとやらなくちゃならない事がある気がする」「こんなに不安なまま開幕を迎えるのは・・・」と、不安を口にする選手もいた。
開幕を控え、今年もキャプテンとしてチームを率いる城は「開幕戦で愛媛、一番やりたくない相手だった。相手はJ1年目。失うものは何もない分、無欲で当たってくる。相手のホームでもあるし、普段以上の力を出してくる恐い相手」と話していた。
試合はその言葉通りとも言える結果となってしまった。
試合は、Jでの初舞台での緊張からか硬さの見られる愛媛に対し、横浜FCがペースを握り試合を進めた。DFの裏を突く城のシュートや、立て続けにCKからのチャンスなどで愛媛ゴールに襲い掛かるも、枠を捕らえることが出来ないまま前半が終了。前半、流れをものにしながらも得点出来ずに折り返してしまったことが、横浜FCにとっては黒星につながってしまったとも言えるだろう。逆に無失点で前半を乗り切った愛媛は、後半、フレッシュな選手を順次投入することで勢いを増してきた。同じ様に、横浜FCも三浦知に替えイザイアス、北村を吉武にかえるなど、後半に入って悪くなっていた流れを変えようとするものの、攻撃の形を作ることが出来ない。逆に守備に負担のかかる布陣となったことで、愛媛にゴールを献上してしまい、そのままタイムアップ。 横浜FCにとっては、大きな課題を残した開幕戦となってしまった。
試合後、「ゲームは支配できてチャンスを作ることが出来ても、それを決めなければ勝ち点3を取ることは出来ない。次のゲームまでの1週間で、もう一度修正して次に臨みたい」と試合の感想を話した足達勇輔監督だったが、この2日後、成績不振を理由に解任となった。開幕1試合での解任は異例で、Jリーグ史上では最短となった。この事態をどう捉え、次に進んでいくのか。この判断を結果に繋げていくことが出来るか、横浜FCの真価を問われることになりそうだ。そのためにも、次のホーム開幕はキッチリと白星を挙げ、一足遅れながらも『スタートダッシュ』を切らなくてはならない。
その横浜FCが今回、ホーム・三ツ沢に迎え撃つのはサガン鳥栖。
ホームに札幌を迎えた鳥栖は、0−1で黒星スタートとなってしまったものの、試合の流れは終始鳥栖に傾いていた。それは松本監督の「今日のゲームは選手にとって自信となる試合だった」という試合後のコメントが物語っている。鳥栖は積極的にボールを奪いにかかったり、左右に散らして札幌にサッカーをさせないなど、思いのままにゲームを運んでいた。しかし、試合を分けたのは2つのFK。試合開始直後に訪れた鳥栖のFK。直接狙ったものの、わずかに枠を捕らえることが出来なかった。逆にその60分後に訪れた札幌のFK。それを今季川崎Fから新たに加わったフッキが見事に決め、それが決勝ゴールとなったものの、「今季、一番出来の悪いサッカー」と柳下監督をうならせるほど、鳥栖は札幌を苦しめ続けた。ホームでの開幕戦で、勝ち点は落としたものの、大きな手応えと勢いを持って第2節に臨んでくることは間違いないだろう。
新たに横浜FCの監督に就任した高木琢也氏は愛媛戦後、「集中力の差が試合を決めたと思う。相手は皆がひとつになって同じ方向で戦っていたと思う。」と感想を語っている。また、三浦知も「愛媛にはがむしゃらさがあった。今、うちに一番足りないものかもしれない」と話した。
明日、ホームでの開幕となる鳥栖を迎えての一戦。監督解任という荒療治に出た横浜FCだが、どれだけ試合に「集中」し、相手の勢いと高いモチベーションに対応できるか。そして その中で、どれだけ勝利に貪欲になってがむしゃらにボールを追うことが出来るかが、勝敗を分ける大きなポイントにもなりそうだ。
2006.03.10 Reported by 浅野有香
J’s GOALニュース
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