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【J2:第2節 徳島 vs 仙台 レポート】前節に続く4失点で、徳島はホーム初戦を飾れず。逆に仙台は、新戦力ブラジル人トリオの活躍で快勝。(06.03.11)

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3月11日(土) 2006 J2リーグ戦 第2節
徳島 0 - 4 仙台 (14:04/鳴門/4,316人)
得点者:'30 ロペス(仙台)、'35 チアゴネーヴィス(仙台)、'55 ロペス(仙台)、'65 ボルジェス(仙台)
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 晴れわたった空、そして気温も16℃を上回る絶好のコンディションのもと迎えた徳島の今季ホーム初戦。スタジアムには早くからこの日を待ちわびたサポーターが詰めかけ、今季のチームへの期待の高さを感じさせた。

 しかし・・・その結果は、選手たちも、またサポーターたちも表情の曇るものとなってしまった。前節に続く4失点での敗戦。しかも、仙台のブラジル人トリオに翻弄され続けた90分となった。

 立ち上がりこそ、徳島も悪い内容ではなかった。今季から採用した4バックが機能し、DFラインからの押し上げで仙台陣内へ攻め入る。そしてたびたびサイドから好機を作り出し、20分には今日が今季初出場となったMF秋葉がゴール前へいいタイミングで飛び込み惜しいシュートを放った。

 しかし、この頃から仙台が攻撃のギアを上げ始める。素早く厳しいプレッシングにより高い位置でボールを奪い、梁の効果的な配球から前線のブラジル人トリオ、ロペス、ボルジェス、チアゴ・ネーヴィスを軸に立て続けの波状攻撃。徳島はこれにより自陣ゴール前で釘付けにされてしまい、ついに30分、先制ゴールを奪われる。ペナルティエリアやや外で細かくボールを回され、徳島のマークが甘くなったところを最後はロペスが豪快なミドルシュートを突き刺さした。
 さらに続く35分には、ミスから取られてはいけない追加点まで許す。そのミスを見逃さなかったのは、またしてもブラジル人トリオの一角、チアゴ・ネーヴィス。徳島DF天羽の中途半端なパスを引っ掛け、確実にゴールへ結びつけた。

 迎えた後半も、徳島は仙台の勢いを止められない。セカンドボールをことごとく拾われ、得点を挙げ追い上げるどころかリズムを引き寄せることさえできない。また前半同様、ブラジル人トリオのキープするボールがなかなか奪えず、そこを起点に両サイドをうまく使われて幾度となくヒヤリとする場面を作られた。そしてその攻撃をケアするあまり、徳島のサイドバック陣はオーバーラップするタイミングを逸し、チームとしても流動性を失う結果となる。
 そんな中、とうとう55分、試合を決定づけられる3点目を仙台に与えてしまう。DFライン裏へ落ちたボールにGK高橋が飛び出したが、一瞬早く仙台FWロペスに触られ、無人のゴールへと流し込まれた。
 その後、カウンター攻撃からさらにFWボルジェスにもゴールを決められ、これでブラジル人トリオ全員にゴールを割られて4失点。徳島は、地元サポーターの前で一矢を報いることもできないまま、開幕2連敗を喫することとなってしまった。

 確かに仙台の新戦力ブラジル人トリオは強烈であった。とは言え、徳島は前節に続く4失点。しかも、今節はセットプレーではなく、自らのミス絡みもあり失点を重ねた。さらには攻撃も、前半立ち上がりを除いては沈黙。前節攻撃をリードしたMF玉乃は思うようにボールに触れず、FW羽地も決定的なチャンスさえ掴めなかった。今日の一戦、ホーム初戦で求められた「勝利」以前に、前節披露した内容の良ささえも消えてしまっていたと言えるだろう。

 ただ、徳島としては下を向いているわけにはいかない。シーズンはまだ始まったばかり。すぐに訪れる次節に向けて、チーム一丸となって立て直しを図るのみだ。選手たちの奮起に期待したい。


以上

2006.03.11 Reported by 松下英樹
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