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【J1:第2節 京都 vs 川崎F レポート】大量失点と大量得点、不安と希望、明暗がはっきりと分かれた結果。開始早々の失点が京都を追い込んだ(06.03.12)

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3月11日(土) 2006 J1リーグ戦 第2節
京都 2 - 7 川崎F (16:06/西京極/7,921人)
得点者:'1 我那覇和樹(川崎F)、'22 中村憲剛(川崎F)、'48 ジュニーニョ(川崎F)、'51 ジュニーニョ(川崎F)、'63 我那覇和樹(川崎F)、'65 パウリーニョ(京都)、'75 マルコン(川崎F)、'84 ジュニーニョ(川崎F)、'89 オウンゴ−ル(京都)
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7点。らしさを発揮した川崎Fと意地を見せたかった京都の結果がこの点数となって表れた。京都はフォワードにパウリーニョ、林を配置しスピードで川崎Fゴールを狙う。しかし、開始1分で京都のプランは大きく崩れた。左からのクロスに右サイド先発の森が頭で折り返すと我那覇が押し込んで川崎Fが先制。京都にとっては前節同様の早々の失点でハンデを背負ってしまう。

立ち直して攻撃に転じる京都に対し、川崎Fはサイドも下がり堅い守備で京都の2トップを封じる。同時にジュニーニョ、我那覇が素早くチェックをかけて速攻を狙う。京都は鈴木悟、斉藤から加藤に渡ると右サイドからチャンスを作った。

しかし、22分、相手のパスを奪った中村のミドルシュートが京都ゴールに突き刺さり2点目が入る。「カウンターが得意のチームに先に失点したら勝ちに持っていくのはとても難しい」(柱谷監督)の言葉通り京都は川崎Fの堅い守りに手こずり始める。斉藤ら中盤が川崎ディフェンスを引き出すことが出来ないために林、パウリーニョにマークがきついままボールをあてることになりシュートチャンスが少なくなる状態で前半終了。

後半、立て直してくるだろうと思われた京都だったが開始3分後、ジュニーニョにドリブルで突破され勝負を決める3点目を与えてしまう。「ホームなのでどうしても得点したかった」(柱谷監督)ために攻撃に転じた京都はリスクマネジメントで穴を開けてしまい、川崎Fのカウンターを許してしまう形となった。その3分後にも同じようにジュニーニョに決められてしまう。京都はとにかく得点を狙いに前線にボールを送るものの形が作れない。逆に後半18分、マルクスのシュートに対してGK平井がはじいたところを我那覇に決められ5失点を許す。

その2分後、京都待望の得点が、右サイドにいた美尾のクロスに飛び込んだパウリーニョが頭で押し込み決まる。何とか得点をあげたものの川崎Fのマルコン、ジュニーニョに決められ7−1と7失点と守備は崩壊した。試合終了間際にオウンゴールを誘い2点あげた京都だったが、J1で通用するチームになるまでどれくらいかかるのか不安を残す結果となった。

「このスタイルで攻撃的なサッカーを見せられると思っています。時間はかかるが理解して欲しい」と試合後コメントした柱谷監督だが、次の磐田戦にどれだけ修正して成長した姿を見せられるのか注目だろう。対する川崎Fは自分たちのサッカーで大量得点とスタートダッシュの勢いに乗った。7得点と7失点、大きすぎる結果に終わった試合だった。

以上

2006.03.12 Reported by 武田賢宗
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