3月18日(土)J2 第3節 山形 vs 札幌(14:00KICK OFF/山形県)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
第2節に「試合なし」の順番が回ってきたため、開幕戦から2週間ぶりの公式戦となる山形。サポーターにとっては待ち遠しく感じられるこの期間を、チームは戦術の浸透のために有効に活用した。
開幕の水戸戦では、新チーム始動から「攻撃のプライオリティの整理」として取り組んできた、『奪った直後にゴールを意識した動きがどこまでできているか』が試されたが、1−1の引き分け。試合後の樋口監督は「プレシーズンを通してやってきたことが出た時間帯と出せなかった時間帯がありました」と、まだまだ成熟の域に達していないとの評価を下した。
しかしこの2週間で11人の意思統一には格段の進歩が見られ、特に裏へ動き出す2トップへの縦パスが、タイミングよく的確に送られるようになってきている。あとはリズムのいい時間帯を長続きさせること、リズムが単調になったときに速やかに修正すること、ゴール前のフィニッシュでしっかり決めることが実践できれば、ホーム開幕戦で樋口監督に初勝利をプレゼントすることができるだろう。
対して、一昨年の最下位から、昨年は昇格争いに加わり6位に大きく前進した札幌は、柳下監督が率いて3年目。昇格への勝負を懸ける今年、その成果はここまでの2試合で確実に表れている。
劣勢に耐えて1−0で勝利した開幕・鳥栖戦では、相手のミスに助けられる面があったとは言え、失点を0に抑えたからこそフッキの決勝点が生きた。逆に、前節の水戸戦は0−1と敗れはしたものの内容的には圧倒することができた。「トレーニングマッチを含め一番悪い出来」の開幕戦から「内容的には満足」(ともに柳下監督)の第2節への流れ。これがしっかり修正できた結果なのか、あるいは好不調の波がいい方向に振れただけだったのかを判断する意味でも、山形戦の持つ意味は大きい。
チームの得点源として期待されたフッキが今節から3試合の出場停止処分を受けるのは誤算だったが、フッキと周囲との連携がまだしっかり噛み合っていないことを考えれば、大きなマイナス要素にはならないとのとらえ方もできる。中2日で21日に愛媛戦とアウェイが続く札幌にとっては早くも正念場となるが、ここをいい結果で乗り越えれば長いシーズンを戦う自信が培われることになるはずだ。
過去2シーズンは、昨年第4クールで札幌が一矢報いるまでは山形の7連勝。しかし昨年の4試合は、両チームの力が確実に拮抗してきたことを示している。今季はさらに大型の補強を敢行した札幌だが、そのなかに、山形から移籍した大塚真司もいる。札幌で大塚がどう生きるてくるのか、山形がその穴を感じさせないプレーを見せることができるのか。ポイントのひとつとして注目が集まっている。
この冬、山形も例年にない大雪に見舞われ、3月に入ってもホームスタジアムがあるべにばなスポーツパーク周辺には残雪があったが、2週にわたり大勢の山形サポーターがボランティアで雪かきを実施した結果、スタンド内の雪はすっかり消えた。「こんなにいい状態で試合ができることに感謝してます。雪かきしてくれたサポーターのためにも絶対勝ちます」(山形・GK桜井)ホームスタジアムを今季初めて使った16日の練習後、山形の選手たちはサポーターの頑張りに応えることを誓っていた。
以上
2006.3.17 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第3節 山形 vs 札幌 プレビュー】山形のホーム開幕戦。過去対戦成績からみると山形が優勢か?札幌に新加入した大塚のプレーにも注目。(06.03.17)
- 国立20240601
- bluelock2024
- GW2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- AFC U23アジアカップ カタール2024
- はじめてのJリーグ
- seasonreview2023
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第10節
2024年4月27日(土)14:00 Kick off