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【J2:第3節 仙台 vs 柏 プレビュー】前節アウェイで大勝した両チームが『ユアテックスタジアム仙台』で激突!。ホーム開幕戦を勝利で飾ることができるか!?(06.03.17)

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3月18日(土)J2 第3節 仙台 vs 柏(14:00KICK OFF/ユアスタ)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 ジョエル・サンタナ仙台監督が「さぁ、週末は祭りですよ」と言ったとか言わないとか。事の真偽はともかく、表現自体は何も間違ってはいない。ピッチを覆う屋根の元、喧騒と熱狂が訪れる者を魅了してやまない、仙台のホームゲームが今年も始まる。

 これまで「仙スタ」の愛称で親しまれていた仙台サポーターにとっての聖地は、今季から「ユアスタ」こと、ユアテックスタジアム仙台へと名前が変わる。開門前の10時からは、泉中央駅側の北ゲート入場口前で、スタジアムに掲げられるユアスタのロゴ除幕式も行われるなど、スタジアム周辺は当日「始まりのワクワク感」に包まれていることだろう。

 そして今季の仙台、生まれ変わったのはスタジアム名だけではない。ジョエル・サンタナ監督が敷いた4−3−2−1のシステムと、各ポジションに配された選手たちは、仙台にとっての開幕戦となった前節、サポーターにポジティブな驚きを与えてくれた。中でも、システム表でいう「1」と「2」の部分に入った、ボルジェス、ロペス、チアゴ ネーヴィスの3人は、自分たちが「別格」であることをいきなり証明した。

 チームがしばらく仙台を留守にしていたこともあって、前評判は怖いくらい高まっていた開幕前。よく、物事における及第点を厳しくすることを「ハードルを上げる」と表現するが、気がつけば彼らへのそれは、腰の高さのハードルどころか、見上げる走り高跳びのバーくらいまでになっていた。ところが彼らはそのバーを、棒高跳びで平然と飛び越えてしまった感がある。

 当然周囲はこう言いたいだろう。「あれは反則だ」と。そう、彼らのレベルは、J2のレベルではおそらく「反則」だ。

 柔らかいテクニックを持つチアゴ ネーヴィスと、上背は無いもののずっしりとした強さと馬力ある突破力を持つボルジェスも、それぞれどちらか1人だけだったとしても貴重な戦力となりえる能力を持っている。しかし、開幕戦で周囲を唸らせたのはやはり、2ゴール1アシストと鮮烈デビューとなったロペスだ。今季のチーム初ゴールとなったミドルシュートのような強烈さと、特に試合の後半、面白いように味方に通し続けたスルーパスに表れる繊細さ、双方のキックをそれも両足から繰り出す。その上、歩幅の長いドリブルを始めればなかなか倒れず、ゴール前で制空権を握る186センチの身長・・・書くだけでも恐ろしくなってきたが、これは全て開幕戦で起こった事実だ。

 ロペスのスルーパスやチアゴ ネーヴィスの繰り出すワンツーなど、周囲を活かす術も持っている彼ら。ブラジル人にマークが集中することで、フリーになる機会が増える梁や菅井といったMF陣の得点意欲も高いし、そもそも徳島戦の最中に、さらにこの1週間でも、前線と中盤の呼吸は合ってきている。徳島でサポーターを歓喜させた魅惑の攻撃を、今度はホームでもと意気込む仙台である。

 一方で、ユアスタ初戦となる18日に迎える柏は、まだ2節終了時点とはいえ首位、もちろん一筋縄ではいかない相手だ。前節は仙台同様、アウェイの地で0−4の大勝というスコアで草津を粉砕した。その余勢を駆って臨む、2戦連続のアウェイゲームとなる。注目は、中盤センターに山根と共に並ぶディエゴか。守備優先の山根に対し、ディエゴはサイドへの散らしと自ら持ち込むドリブルの使い分けが絶妙で、後方からフリーでゴール前に入ってくる動きも見られる。

 仙台の3枚の中盤、サイドの梁と菅井は、ただでさえ谷澤、鈴木達という突破力のある両サイドを持つ柏を相手に、味方のSBが上がった後のカバーも求められるし、中央の千葉の今季の役割は「前目のリベロ」。徳島戦でも中盤だけでなく、ペナルティエリア内の仕事が多かった。となると、ペナルティアーク付近に顔を出すディエゴは、仙台にとって危険な存在となりえる。

 とはいえ梁に聞くと、このディエゴに対し、ロペスやチアゴ ネーヴィスに自陣深く下がって対応させるイメージは無いという。彼らには攻撃に力をかけさせたほうが、トータルで見てチームのためになるのでは、という考えだ。もちろんサンタナ監督には何か策があり、必ずしも梁の思い描く通りになるとは限らないが、前節、真後ろから彼らの力を目の当たりにしている選手のコメントだけに興味深い。

 その通りに試合が運ぶなら、この試合は互いの持ち味を消すのではなく、活かした上での派手な内容になりそうだ。それはそれで、新スタジアム名でのファーストマッチにふさわしい気もする。

 徳島戦の翌日から発売された柏戦のチケットは、すさまじい勢いで売れていった。名前が変わり、新たな歴史が刻まれ、一方でサポーターの熱狂は受け継がれる。18日の風景は、それを証明するものであるに違いない。

以上

2006.03.17 Reported by 佐々木 聡
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