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【J1:第5節 名古屋 vs 大分 レポート】大分が3得点で快勝。名古屋は3バックにシステム変更するも完封負けを喫す。(06.03.27)

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3月26日(日) 2006 J1リーグ戦 第5節
名古屋 0 - 3 大分 (14:05/瑞穂陸/11,878人)
得点者:'10 深谷友基(大分)、'57 西山哲平(大分)、'62 根本裕一(大分)
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福岡戦同様、右サイドバックに本田、サイドハーフに阿部、2トップは玉田と豊田という布陣で臨んだ名古屋。しかし開始わずか10分、セットプレーから大分に先制され、先に流れをつかまれてしまった。吉村の惜しいシュートなどもあったが、「どういうふうに攻撃するのかが見えず、守備も前線からプレスに行けなかった。前半は特にひどかった」とフェルフォーセン監督が試合後に落胆した様子で語ったが、その言葉通り、豊田の高さと玉田の速さを使った攻撃のオプションも機能せず、ゴールが見えないままゲームが進んでいく。

逆に大分は「先制したことで守備に集中できた」と福元が語ったように、玉田をしっかりマークし、名古屋のスピードを殺すことに成功していた。そしてハーフタイムにシャムスカ監督が「金選手が攻撃の起点になっているので、しっかりマークすること」と指示した言葉を忠実に守り、後半は金がボールを持つとすぐさま2人がプレスをかけに行き、金の体力を消耗させていった。守備の意識が高まった中でも、いい攻撃の流れをそのまま後半に持ち込み、57分にはFKから、さらに62分には流れの中からチャンスを作り、ゴール前の攻防を制して2点を追加。圧倒的有利に立った。

名古屋は後半、まず阿部を有村に代え守備を固める一方で、本田をサイドハーフの位置に上げて、攻撃にももう1オプションを追加。逆転を狙っていく。しかし、注意していたセットプレーからだけでなく、流れの中からも失点し、3点差をつけられたところで、予想だにしなかった驚きの策が飛び出す。
フェルフォーセン監督が中村と大森に代わり指名したのは、杉本と増川。増川は福岡戦同様FWに、そして杉本は昨年活躍したポジション・右サイドバックに入る。これだけなら特に驚きはないが、驚きのポイントはシステムにあった。有村をセンターバック、右に秋田、左に古賀に置く3バックに変更したのだ。そして、トップ下には玉田、豊田と増川を2トップにし、実質3トップの3−4−3に。高さのある豊田と増川でパワープレーに出た名古屋。金を封じられるが、相棒の吉村が奮闘し、なんとか反撃に転じた。しかし「何度か決定機があったのに決められなかった。決めていれば流れを変えられた」と玉田が言えば、「もっと自分たちで主導権を握れるタイミングを感じていけるようにならないと」と川島も口にしたとおり、最後まで流れを引き寄せることができなかった。

試合後、フェルフォーセン監督や秋田が「ディフェンスは良かった」と言ったが、大分の右サイドバックの梅田には正直、やられる場面が目立った。これはフェルフォーセン監督も認めている。
大きく崩されはしなかったが、注意していたセットプレーからの失点は痛かった。要所要所でいかに効果的な守備ができるか。今回、大分の方にその『要所』が明確だったのは確か。そして攻撃に関しても、最後のフィニッシュまで持って行くのに迷いがあった名古屋に対し、簡単にボールを前線に運んでいた大分が、少ないチャンスを確実に点に結びつけた。これこそが、今日の勝敗を分けたポイントだった。

得点力に悩まされる名古屋が攻撃的なチームに変わっていくターニングポイントはどこにあるのか、未だ見えてこない。玉田が30日の日本代表戦で結果を出せば、チームにも良い結果をもたらしてくれるはずだが、玉田頼みではチーム力は上がらない。システムを変えなくてはゴールを狙えないという事態が、今後ないことを祈るばかりだ。


以上

2006.03.26 Reported by 茂木美佐子
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