4月1日(土)J2 第6節 愛媛 vs 徳島(14:00KICK OFF/愛媛陸)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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2年ぶりに、四国にダービーマッチが帰ってきた。Jの舞台では初めてとなる『四国ダービー』だが、JFLでは既に7度対戦している愛媛FCと徳島ヴォルティス(JFL時代は大塚製薬)。結果だけを見ると、意外にも今回のホーム・愛媛の0勝2分5敗と一方的。しかし、試合内容は毎回激闘の繰り返しだ。その証拠に、2001年にはじめてこの両クラブが徳島で対戦し、徳島が2−0で愛媛を下したスコアを除けば、あとは全て1点差以内のゲーム。
これまでの7戦それぞれに両者死闘の歴史が刻まれているが、やはり記憶に新しいのは2004年に行われた2度の対戦。ともにJを目指したシーズンの前期第14節、首位を快走する徳島を愛媛に迎えた6.19のダービーには11,051人の観客が詰め掛けた。はじめて四国にダービーの興奮を生み出した試合だ。愛媛は攻撃の要・濱岡を出場停止で欠きながらもMF赤井の「幻のゴール」(ゴールネットを揺らしたものの、ハンドの判定で得点にいたらず)で徳島に肉薄、0−0のドローに終わった。愛媛が四国ダービーでの勝利に最も近づいた試合だった。
徳島に舞台を移した後期第14節のゲームでも、前半から激しくぶつかり合った両チーム。この試合、愛媛はFW友近がドリブルから豪快なミドルシュートを叩き込んで先制。最後までJ加盟を信じて鳴門に乗り込んだ愛媛のサポーターに「愛媛のホームのような雰囲気すらあった」と当時を振り返る大坪(当時大塚製薬、現在は愛媛FCに所属)が決めた逆転ゴールで、徳島はJFLで愛媛に土をつけられることなく四国初のJクラブという称号を手にした。
こうしたJFLでの因縁を知る選手が今もより多く在籍しているのが愛媛。前節の仙台戦で、DFでは星野、金守と八柄、MFでは濱岡が先発に名を連ね、今節も出場が濃厚だ。この中で、左サイドの濱岡に相対する徳島の右を務めるMFは大場。現在愛媛、徳島ともに両サイドの高い位置を起点に攻撃を組み立てているだけに、今節の重要なポイントとなるマッチアップ。2001年の四国ダービー初対決からともに両チームを引っ張ってきた両者の対決は、互いに手の内を知り尽くした相手だけにその駆け引きは興味深い。
その逆サイド、愛媛の右は今季新加入のMF菅沼、DF森脇のフレッシュなコンビネーションが好調。逆に徳島の左は今季愛媛から徳島に加入したDF尾上が、前節の退場により今節は出場停止。2試合連続して完封していたディフェンスライン、そしてボランチ挽地、MF羽地とともにいい関係を築いていたこの左サイドバックのポジションには冨士、もしくは愛媛出身の大森が入ることになるか。今回の四国ダービーでは、この両サイドでの攻防が試合の行方を左右しそうだ。
前節、J1復帰を狙う神戸を鳴門で一蹴し、「海峡ダービー」を制した徳島。大場、伊藤、秋葉ら経験豊富な中盤が機能し、右肩上がりに調子を上げている。一方の愛媛もここまでホーム2連勝などJ初参戦ながら若い勢いを前面に、充実した内容の試合を続けている。
愛媛のホームとはいえ、先輩・徳島にJ新入生・愛媛が挑戦という構図となる今回のダービー。J初の四国ダービーは、おらが町のプライドを賭けて戦う重要な一戦。愛媛にとっては、これまで越えることのできなかった徳島の壁を越えられるかどうかという点も、今後のリーグを戦う上で重要なポイントとなりそうだ。
JFL時代から徳島のゴール裏に掲げられる「四国代表」の横断幕。2006年4月1日、真の四国代表を賭けた戦いが、Jを舞台にいよいよ始まる!
以上
2006.03.30 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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