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【J1:第6節 C大阪 vs 甲府 プレビュー】リーグ、ナビスコカップで連勝中のC大阪。好調の甲府を抑えることができるか。(06.03.31)

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4月1日(土)J1 第6節 C大阪 vs 甲府(15:00KICK OFF/長居)
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リーグ第5節(新潟戦)、ナビスコカップ初戦(磐田戦)に連勝したC大阪はようやく本来の姿が見られるようになった。3月25日から3連戦の過密日程も、すべてホームで戦えるアドバンテージがあるだけに、もうひとつ勝って序盤戦の遅れを取り戻したいところだ。

復調の要因は、まずディフェンス面。開幕から、失点を重ねて4節までに15失点を喫していたが、新潟戦では1失点、磐田戦では無失点と、昨季からの特長であった堅守が戻りつつある。磐田戦後、小林伸二監督は「失点ゼロで抑えられたことで次につながると思う」と、手応えを感じている様子だった。バックラインをあまり高く設定せず、リベロのブルーノ クアドロスも得意のオーバーラップを自重。そして選手それぞれが「球際も厳しくプレーできるようになった」(小林監督)ことで守備の安定が戻ってきた。
また、開幕直後は右サイドでプレーしていた新戦力のピンゴは、第3節からボランチに移動。3試合をこなしたことで、下村東美とのコンビネーションも次第にスムーズになり、彼の特長であるスピードある攻撃参加も見せている。さらに磐田戦では、ピンゴに代わって途中出場した山田卓也もベテランらしいプレーで勝利を呼び込んだ。新加入選手たちがチームになじんできたことで、戦力はじわじわと増してきている。
また、ボランチと同様に開幕戦から選手が入れ替わっていた右ウイングバックには、新潟戦で抜擢を受けた若い酒本憲幸が定着しつつある。独特のリズムを刻むドリブルを得意とする酒本が右に、スピードを生かして豪快に駆け上がるゼ・カルロスが左に入って、サイド攻撃も活発化してきた。

攻撃面では、第4節で新キャプテンの古橋達弥に今季初ゴールが生まれたのが大きい。「キャプテンになったことで、自分がやらなければ、という気持ちが出すぎていた」(小林監督)古橋だが、1得点をあげたことでプレッシャーから開放されるはずだ。
また、29日の磐田戦では森島寛晃が決勝点を上げている。相手DFライン裏に飛び出して決めた「らしい」ゴールで、健在ぶりを見せた。J1リーグでは現在通算92得点・296試合出場と、100得点・300試合の記録に向けて秒読み段階に入っている。チーム状態の上昇で一気に近づきたいところだ。

対戦相手である甲府は、今季初めてJ1に参加。ここまで1勝2分2敗と数字上でも健闘しているが、注目すべきはその試合内容にある。前線から激しくプレスを仕掛けて、ボールを奪うと一気に攻撃に転じるという果敢なサッカーを見せている。29日のナビスコカップでも3-1と名古屋を一蹴。「運動量の多さと勝ちたいという気持ちで上回った」(大木武監督)ことが勝因だった。
上り調子にあるC大阪とはいえ、受身にまわると足元をすくわれることになる。上り調子の今こそ、原点を忘れず戦うことが必要になる。


以上

2006.03.31 Reported by 横井素子
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