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【J1:第6節 清水 vs G大阪 プレビュー】堅守復活の清水、攻撃力のG大阪。互いにスタイルを持つ両チームの、譲れない対決に注目!(06.03.31)

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4月1日(土)J1 第6節 清水 vs G大阪(19:00KICK OFF/日本平)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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組織的な堅守をベースに頭角を現わしてきた長谷川エスパルスと、今年も攻撃サッカー全開の西野ガンバ。ここまで清水は3勝2敗の6位で、失点3はJ1最少。対するG大阪は3勝1分1敗の4位で、得点14は川崎Fに次ぐ2位。どちらのストロング・ポイントが勝るのか、J1の勢力図を占うという意味でも、かなり興味深い戦いとなるだろう。

ホームの清水は、開幕3連勝と最高のスタートを切ったものの、その後は不本意な負け方で2連敗。勢いは途絶えてしまったが、けっして内容まで悪くなったわけではない。失点3の内訳は、PK、FKからの直接ゴール、そして自らのミスで相手にプレゼントしてしまったようなゴールという3本なので、崩されたゴールは5節までまだ1点もない。
水曜日のナビスコカップ予選・新潟戦では、ケガや疲労でメンバーがかなり入れ代わった中で3失点を喫したが、今度のG大阪戦では3連勝時のメンバーに近い形に戻ってくるはずだ。マルキーニョスの出場は微妙な面もあるが、守備の安定感と自信が揺らぐことはないだろう。やはりG大阪に対して打ち合いのサッカーにつき合っては不利なので、しっかりと守ったうえでボールを奪った後の速い攻撃につなげていくという、いつもの形で戦うことになるはずだ。
ただし、清水としても1-0で勝とうというつもりはないし、1点で勝てるとも思っていない。とくにホームでは、2点以上取って勝つというのが昨年からの大きなテーマになっており、そのためには攻撃陣の頑張りも欠かせない。
とくに、この4月は厳しい相手との試合が続く1カ月。その初戦で昨年Jリーグ王者のG大阪を相手に結果を出せれば、大きな自信と勢いをつかむことができる。ここは清水にとって本当に重要な一戦となる。

対するG大阪は、メンバー的に主力4人を欠く形になりそうだ。遠藤と明神はケガで欠場濃厚。日本代表のエクアドル戦から中1日の宮本と加地も、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を含めた今後の過密日程を考慮して、西野監督は休ませる考えを口にしている。
だが、好調なフェルナンジーニョとマグノ アウベスは健在で、橋本や二川といったパスの供給源もいる。攻撃の厚みは多少落ちるかもしれないが、相手チームにとっては非常に恐さのある攻撃陣であることに変わりはないはずだ。
清水はフェルナンジーニョやマグノ アウベスへのパスを絶つという狙いを持ってくるだろうが、逆にG大阪としては、そこにパスを通さなければ清水のDFラインを崩すことはできない。そのあたりの駆け引きは、かなり観ておもしろい部分となりそうだ。
また、それでもフェルナンジーニョやマグノ アウベス、左サイドの家長らが前を向いてドリブルを仕掛ける場面は何度か出てくるはずなので、そこでの清水DF陣との勝負も大きな見どころとなる。清水のセンターバック・高木和も、1対1の対応を重視しており、「粘り強く飛びこまずに、1人1人がこれまで以上に頑張らないといけない」と語る。ここは、お互いの「個の力」が問われる部分だ。

どちらも相手に合わせる気は毛頭なく、自分たちのスタイルを貫き通すチーム。その中でお互いのプライドやストロング・ポイントがぶつかり合うゲーム。そこで生まれるスリリングなゲーム展開を想像するだけで、今からワクワク感が盛り上がってくる。


以上

2006.03.31 Reported by 朝比奈 穣
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