4月9日(日) 2006 J1リーグ戦 第7節
福岡 0 - 1 浦和 (15:05/博多球/21,545人)
得点者:'89 田中マルクス闘莉王(浦和)
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3分のロスタイムが告げられた直後、この試合唯一のゴールが生まれた。手元のストップウォッチが後半の45分を表示した瞬間の出来事だった。「中が揃っているのにセンタリングで終わらないなというのを感じていた。簡単に上げたら点が入るんじゃないかなと思いながら見てた」(岡野雅行・浦和)。83分にピッチに姿を現した岡野が右サイドを駆け上がる。その右足から送り込まれるクロスボール。そこへ闘莉王が頭から飛び込む。そして福岡のゴールネットが揺れた。
「総合的な判断をすればレッズの勝利で妥当ではなかったか」。そうブッフバルト監督は試合を振り返った。小野伸二、あるいはポンテにボールが収まると、一瞬のうちにトップスピードに。そして両サイドから山田暢久、三都主が、中盤の底からは長谷部誠が駆け上がって攻撃を形作る。前半に何度か見せた攻撃は福岡を慌てさせるのに十分だった。守っても福岡にチャンスを与えず、首位を走るチームの力を随所に見せ付けた。
しかし、かと言って福岡が一方的にやられていたのかというとそうではない。「前半を冷静に振り返ってみれば、しっかりとしたディフェンス組織を作っているときには、そんなにピンチはなかった」(松田浩監督・福岡)。守勢に立たされる時間は多かったが、高い位置からすばやくプレスを仕掛け、陣形をコンパクトに保つ守備網は、浦和にリズムを与えない。千代反田充、長野聡、城後寿、ホベルトの4人でマークを受け渡しながら浦和の中盤に仕事をさせず。三都主の決定的なFKはGK水谷雄一がファインセーブでゴールを死守した。こちらも狙い通りの展開だった。
後半の立ち上がりに浦和が攻勢を仕掛けた後、ゲームはこう着状態に。やがて、押しても、押しても、押し戻してくる福岡の粘り強さが奏功し浦和の運動量が落ちていく。緩やかに福岡に傾いていく試合の流れ。後半の30分を過ぎてからは福岡の時間帯になった。破壊力のある攻撃を凌いで相手のリズムを崩し、ここぞと攻撃に出るという、これしかない展開で福岡は主導権を握る。そして81分、FKのチャンスにファーサイドでフリーになっていた平島崇がヘディングシュート。しかし、これはGK都築のスーパーセーブに阻まれた。
浦和にとっては嫌な試合展開。時間とともに足元へのパスが増えスピードが上がらずチャンスが作れない。前節も名古屋に粘られて引き分けに終わっているだけに、このままバランスを崩してもおかしくはなかった。だが、これが底力なのだろう。苦しい試合展開ながらも堅固な守備は崩れずゴールは許さない。「前節の引き分けを無駄にしないためにも絶対に勝たなければいけないというのが皆にあった」(堀之内聖)。そして89分、闘莉王の値千金のゴールで粘る福岡をねじ伏せた。
「選手たちのプレー振りには満足している。自分の力が100%出せない中で、あれだけ気持ちの入ったプレーというものを見せてくれた」(ブッフバルト監督)。サッカーは何が起こるか分からないスポーツ。不確定要素だらけの中で戦うサッカーは、時として個々の力で勝る相手に敗れることもある。そんな中で確実に結果を積み重ねていくのが強いチーム。例え満足のいかない内容になったとしても、それでも勝つのが強いということだ。ブッフバルト監督が言うように「妥当な勝利」だった。
浦和を後一歩まで追い詰めた福岡。今日も内容のある試合をしながら最後の最後で得点を許した。しかし「個の力」を「組織力」で防ぐという自分たちのサッカーを存分に発揮。悔しさは募るが下を向く必要はない。「いままでやってきたことを続けていくことが大事。切り替えて次も頑張りたい」(水谷)。主力に大量のけが人を抱えるという苦しい状況にあるが、自分たちを信じ、このメンバーで足りない何かを突き詰めていくしかない。あくなきチャレンジ精神と勝利への強い欲求を持ち続けることだ。
以上
2006.04.09 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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