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【J1:第12節 大分 vs 京都 レポート】好調梅崎の2試合連続ゴールで今季リーグ戦初連勝の大分。京都は一人退場者を出し、チャンスを逃す。(06.05.07)

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5月6日(土) 2006 J1リーグ戦 第12節
大分 2 - 1 京都 (15:04/九石ド/21,874人)
得点者:'56 高松大樹(大分)、'70 梅崎司(大分)、'81 パウリーニョ(京都)
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■特J!プレイヤー: 高松 大樹選手(大分)
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「最高っす!」前節の鹿島戦に続き2度目のお立ち台に立ったMF梅崎司は、こぼれるばかりの笑顔でヒーローインタビューに答えた。「自分が決めた時、スタンドが盛り上がって、すごく気持ち良かった。」ユース同期入団のGK西川周作や、ひとつ下の後輩DF福元洋平が先にスタメンとして活躍している中、梅崎は第7節の清水戦までベンチにも入れなかった。しかし、4月中旬に入り、続々と主力戦力がケガをしたことで、梅崎に出場チャンスがめぐってきた。「悔しかったけれど、いつでも出れるように準備をしていました」と、全体トレーニング後の居残り練習は欠かさなかったという。その梅崎が爆発した。

立ち上がりから大分のペースだった。京都は左サイドの美尾を起点にして前線の児玉、パウリーニョがタテの形となり攻め込んだが、大分はそのパウリーニョに対してエジミウソンがぴったりとマーク。中盤から激しいプレッシャーをかけ相手に仕事をさせなかった。また攻撃に関してはワントップ高松にボールを当てて、内村、梅崎が飛び込みチャンスを作る。前半16分には梅崎がフェイントをかけ、自らドリブルで持ち込み、すすんでシュートという惜しいシーンも見せた。その積極的なプレーが結果に繋がったのは、後半11分だった。MF根本のスピードのあるスルーパスに追いついた梅崎は京都DF登尾のファールを誘いPKに。これをFW高松が冷静に決め先制。

後半からは京都ペースだっただけに、この先制点は再び大分に流れを戻すのに重要なゴールとなった。その後、後半25分、高松の放ったシュートのこぼれ球を梅崎が拾いゴールに押し込んだ。この追加点はひとり退場者を出している京都にとっては痛い2点目となった。その梅崎の積極的な攻撃で京都のDFもだんだん下がり目になってきた。後半36分には京都のパウリーニョに豪快なフリーキックを許すも、後は大分DFが粘り強く守り、逃げ切った。

これで大分は5勝5敗2分けで5月6日の暫定順位が10位。開幕当初からシャムスカ監督は12節までに勝ち点17という目標をあげていたが、ケガ人が多かった厳しいチーム事情にも関わらず梅崎ら若手選手たちの成長により、この試合で勝ち点3を追加し、とりあえずの目標を達成した。

一方の京都は試合後の記者会見で柱谷監督に「ゲーム内容は100点だった」と言わせるほどいい試合運びではあったが、結果がついてこず、結局勝ち点を取れず。1勝6敗5分けで17位と不本意な成績でワールドカップの中断期間を迎えることになった。

両チーム、上位に食い込めるチームになるため、中断期間にどういう調整をしてくるのだろうか。さらなる飛躍を期待したい。

以上

2006.05.07 Reported by 森田みき
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