5月18日(木) 2006 ヤマザキナビスコカップ
新潟 0 - 0 千葉 (19:00/新潟ス/32,552人)
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■特J!プレイヤー: 北野 貴之選手(新潟)
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決勝トーナメント進出に向けて、どちらにとっても痛いドローになった。新潟は勝点6でグループ3位に後退。次節の広島戦は勝利が最低条件で、加えて他の結果待ちになる。千葉は勝てば予選突破決定だったが、次節の結果次第。負けなければ決まる。
「コンディションとプレーの精度がいまひとつ」。試合後の会見で新潟の鈴木淳監督は不足していた内容を説明した。千葉のオシム監督は「モチベーションは選手が自分で上げるもの」ときつい一言。ともに、欠けている部分を補うことができずに、試合を終えた。
中盤でのボールの奪い合い、ディフェンスラインからの展開と、目まぐるしくボールが動いた。前半は新潟がシュート9本、千葉は6本。後半になると新潟が5本、千葉が8本と逆転する。この数字が示す通り、前半は新潟がボールを支配し流れをつかんだ。後半に入ると千葉がゴール前に攻め込む。ただ、どちらも最後の1本が出なかった。
新潟のベテラン・岡山哲也は言った。「守備が頑張ったのに、攻撃が得点できなかった。両センターが相手の攻撃を跳ね返し、ボランチの寺川能人を中心にセカンドボールを拾う。そこから前線に展開。ただ、ペナルティーエリア付近で失速するシーンが目立った。パスは通るが、そこに絡む人数が少なく千葉の守備陣にカットされる。
「あと1人か2人必要だった」(岡山)。前節の広島戦も20本のシュートを放ちながら無得点。2試合連続のスコアレスドローで、決定機、またはその状況を作り出す細かいプレーの精度が課題として浮き彫りになった。
千葉は前半こそ新潟のリズムに振り回され気味だったが、後半から立て直した。楽山孝志、水野晃樹が投入されると、サイドを突破し、クロスが入り始める。だが、新潟の守備陣がマークを離さず、いい形でシュートを放つことができなかった。「相手は中央を固めていた。もっと効果的にサイドを使って攻めていれば」。阿部勇樹は反省点を挙げた。
運動量が多く、スピーディーな展開になる両者の対戦。その分、それぞれのチームコンディションを図る場にもなる。日本代表に選出された巻誠一郎を欠いた千葉は、前線の迫力が不足したことは否めない。新潟もファビーニョが風邪による体調不良でベンチを外れた。中盤からの突破力は乏しかった。
ポイントとなる選手が不在だったことも含めれば、妥当とも言える試合結果。同時に、決勝トーナメント進出のために、次節はともに総力戦になることも確かになった。
以上
2006.05.19 Reported by 斎藤慎一郎
J’s GOALニュース
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