■日本代表 2006 FIFAワールドカップTM グループF
2006年6月22日21:00(日本時間 23日04:00)/ドイツ・ドルトムント
日本代表 1 - 4 ブラジル代表
得点者:'34 玉田 圭司(名古屋)、'46+ ロナウド(ブラジル)、'53 ジュニーニョ ペルナンブカーノ(ブラジル)、'59 ジウベルト(ブラジル)、'81 ロナウド(ブラジル)
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●ジーコ監督
……勝ち点1に終わったが?
「監督は試合に勝つわけでも試合に負けるわけでもない。選手も試合に勝つわけでも負けるわけでもない。いつもチーム。我々は一緒だ。我々には責任がある。監督として選手を選んでどうプレーさせるか責任がある。ワールドカップに来た目標は達成した。ベスト16にはいけなかったけど。初戦の最後の8分間が致命的だった。それで敗退の方向に向かい始めた。重要な試合で負けてこんなふうになった。今日敗退したわけではない。オーストラリア戦の3-1が痛かった。我々は相手を負かせなかった」
……中村を代えなかったのはなぜか? パスサッカーができなかったのはなぜか?
「中村は素晴らしい選手。彼は日本に喜びをもたらす。ベストじゃなければ代えないといけなかったけど、高原が負傷してもう1人を代えた。中村はいろんな経験をしている。残念だが力を発揮できなかった。肉体的な問題があった。パスサッカーについてはいくつか問題があって、沢山のミスがあった。選手がやる気になっていたかもしれない」
……進退問題については?
「いいえ。私の契約はワールドカップまでだ。紳士協定でワールドカップまでとなっている。これまでの信頼に感謝したい。4年間いい仕事ができた。継続性を与えることも出来た。日本はこれまでも成長してきて、これからも成長していいチームにならないといけない。ワールドカップへの困難な道のりを自分たちの力でここまできた。私は自分自身の全てを与えてきた。私のキャリアは続けていく。ヨーロッパに行くかもしれないが、サッカーの監督は続けたい。私のキャリアのスタートは日本だった。日本に来てワールドカップに出ていなかったら、私の仕事の成果にはならなかった。ここまできたし、日本にはいいサッカーが育っている。今回のワールドカップではまだ成熟していないということかもしれない。ブラジル戦で1-0でリードしていたが、後半まで続かなかった。オーストラリア戦もそうだ。80分くらいまで勝っていたけど、8分間で3失点した。まだまだ改善するところがある。日本はいいチームだが、限界がある。成長しないといけない。世界のトップチームにはなっていない。いいところもあれば、改善点もある」
……世界との差は?
「まずプロフェッショナリズム。自分の欠点を知らないといけない。もっと大会に出ること、試合をすること。外国のリーグに数人しか行っていないし、沢山使われていない。最終予選はそのために苦しむことがあった。選手にはリズムが必要だ。いつもプレーをしていないといけない。外国でプレーをするというのではなく、いるチームでプレーしないといけない。もっと大会やチャンピオンシップも必要だ。プロになる必要がある。そしてもっと肉体的に強くならないと。オーストラリア、クロアチアはボールを蹴りこんで自分たちの体を使ったサッカーをしてきた。日本とやる時はハイボールを送れば何とかなると考えている。ワールドカップにおいては肉体的な力のある相手と戦わなければいけない。そういう体の構造が必要だ」
……監督として成功したと思うか?
「自分が成功したかどうかは気にしない。サッカー協会会長やファンやマスコミが判断すること。私が判断することではない。望んだ結果は出なかったが、自分の評価は審判していない」
……ワールドカップは思い通りにいったか、不測の事態があったか?
「たくさん問題があった。選手のフィジカル面で。ドイツ入りしてから23人全員でトレーニングしたことがなかった。誰かが怪我や故障をしていた。第1戦の重要なところで坪井を失った。ドイツとの親善試合でも問題があった。高原も問題があった。中村も同様。中村はクロアチア戦で熱があった」
……プレーヤーがフルで参加できなかったのが問題か?
「23人全員で準備ができればよかったが故障や病気でリズムが崩れた。3時の試合も暑かったし肉体的な問題を引き起こした。3時の試合のせいで生理的なものも。食べ物もかえなければならなかった」
……1戦目で小野を入れた理由は?
「彼を入れた時点では1-0で勝っていた」
……今日みたいに大黒を柳沢に代えて入れることも出来たのでは?
「その選択肢もあったと思うが、今日のブラジル戦のように中盤でボールを動かしたかった。そうするとほかの中盤が楽になる。
(大黒のこと?)全ての試合で決められるかといえばそうではない。今日のようなサッカーをやりたかった。中盤でボールをしっかりまわすというサッカーを」
……玉田と巻を先発で起用した理由は?
「2試合やって点が取れないということでそうなった」
……今日の後半の危ない時間帯で失点をしたが、これは経験の無さからくることか?
「実際あの点は要らなかった。しかし、選手の気持ちが攻めようとしてボールを奪われてしまい、あの形となった。どのような状況におかれていて、そこで何をしなければいけないかを突き詰めていこうということでトレーニングしてきたが、それが試合で出なかった。(ピッチの)全ての場所で同じプレーをしている。技術は上がっているが、勝つための試合運びを学べればいい。今日ブラジルがやったように。前半相手のメンタルをいじるようなパス回しを目指していたが、続かなかった」
……それは経験がないと出来ないことか?
「経験だ」
……すごい相手と試合をしないと教えられないものなのか?
「教えるだけでは学ばない。独特の大会の雰囲気の中や、相手がいる時にミスが出る。ミスが出ると攻められる。今度は自分たちの攻撃となったときもミスが出る。メリハリがないといけない。サイドを変えながら相手の目先を変えないといけない。それが実戦では難しい」
……この4年間で何が伝えられたか?
「どんなに強い相手でも名前負けをしない強い気持ち。自分たちのサッカーをすれば互角以上に戦えるという自信、プロとしての意識。フィニッシュの問題。トレーニングでは出来ることが出来ないのはあせりも含めて問題」
……選手には何か話したか?
「ホテルで話す。ロッカーでは話してない」
……中田が試合終了後に動けなかったが?
「このワールドカップで成功するために出し尽くしたのだろう。プロとして立派なプレーヤーで彼と仕事が出来たのは幸せ。それ以上に友人としてこれからも付き合っていくと思う。非常に大事な友人である。誰も予想していなかったショックもあるだろうし、出しきったときはなにもできない」
……プロ意識とは?
「トレーニングをして試合で全てを出し切ったこと。これで飯を食っているという意識。この4年間、成長した選手、そうでない選手、もっと成長できたと思う選手がいた。意識の持ちよう。何度も話してきたことだが、ワールドカップで成功するためにはアジア以上の力を持っていないと成功できない。(準備期間は)1年ほどあったが、一人ひとりがフィジカルの強さ、足りない技術をクラブで一年間培ってほしいといってきた。多くの選手はそれを実行したと思うが、いまひとつ足りない選手もいたと思う。ワールドカップにいくのだという気持ちが、軽い気持ちで来た選手もいたかもしれない。アジアと同じレベルではだめというのは間違っていなかった。中田はそれをわかっていたからこそ鍛えていた」
……世界の強豪になるためにはあと何年かかると思うか?
「10年とか15年とかいうが、テレビやラジオの組み立てとは違う。人間を扱っていることなので、いろいろな経験を糧にしていかないといけない。時間がかかるかもしれないが。プレーヤー同士で声を掛け合うことなど。日本の文化ではけんかをしない。けんかをしろといっているわけではないが、気力を落としているチームメイトに発破をかけるということなどを互いに気にしてやっていかなければならない。仲良しクラブのままでは成功するのは難しい。そういう選手がもっと増えればいいと思う」
……この結果に失望しているか?
「この結果はとてもさびしい。出来ると信じてきただけに。このジェネレーションは日本のサッカーを変えられるチャンスがあったチーム。それがなされなかったのはさびしいし残念。ただし、下ばかり向いていたら成長はない。クオリティの高い選手はいる。それをもっと伸ばす気持ちがないと前に進めない」
以上
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