●6月29日(木)14:00キックオフ(現地時間)/Australian Institute of Sports
U-19日本代表 2-3 AIS(Australian Institute of Sports)
得点者:36分 ハーフナー マイク(横浜FM)、84分 小澤竜己(F東京)
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灼熱のタイはバンコクから一転、最高でも10度程度までしか気温の上がらない冬のオーストラリア東海岸に位置する首都キャンベラへ遠征中のU-19日本代表。今回の対戦相手はAIS(Australian Institute of Sports)でエリート教育を受ける選手たち。U-19オーストラリア代表のほとんどはこのAIS所属で、試合を指揮したAnge Postecoglou監督もU-19オーストラリア代表監督であり、『ほぼU-19オーストラリア代表』と言える。
今後、AFCに新規加盟するオーストラリア。U-19オーストラリア代表は10月末から行われるAFCユース選手権ではグループBに属し(U-19日本代表はグループC)、中国、UAE、タイとしのぎを削りあうことが決定している。日本から見れば新たなアジアのライバル。そのオーストラリア代表のベースメンバーとなるAISとの対戦は、現時点での実力を図る上で絶好のチャンスとなった。
5月のインド遠征では3連勝、オーストラリア遠征の直前に行ったタイ遠征では1勝1分と、このところ負けのない日本だが、今回は簡単に主導権を握らせてもらえる相手ではなかった。「相手のレベルから見て、守備面の出来は参考外」(U-19日本代表・吉田監督)とした前2回の対戦相手に比べ、チームとしても個としても実力は上のAIS。試合では先制を許し、いったんは1−3とされたスコアを2−3と盛り返し、かろうじて先のドイツワールドカップでのオーストラリア代表戦を思い出させるスコアは免れたが、あえなく敗戦。
「こっちは代表で、むこうは完全な代表っていうわけではないのに3失点…」とは、この日キャプテンを務めた槙野智章(広島)のコメント。U-19日本代表も当初招集した20人から6人がチーム事情などで不参加となり(2人を追加招集)、加えてこの日は主力メンバーの内田篤人(鹿島)が腰に、田中亜土夢(新潟)が右太ももにそれぞれ痛みを訴えて欠場。苦しい台所事情の中ではあるが、やはり結果は結果である。「内容は良かったが、苦しいところで踏ん張れないと」と吉田監督。1日をおいて7月1日に行われる2試合目では勝利という結果を求めたい。
試合は、前半の入り方には成功し、序盤ペースをつかむことが出来た。「AISはボールを回してくる」ということが選手たちには伝えられていたし、毎日の練習の際に隣のピッチでAISも練習をしており、選手たちが自分の目でそれを確かめていたから、ということもあるのだろう。おかげで、珍しく意思疎通の図れた立ち上がりを見せた。中盤の高い位置で奪って、素早いパス回しでゴール前へ。横谷繁(G大阪)、柏木陽介(広島)もリズム良く動いていたし、2度目となる左サイドを任された河原和寿(新潟)と右サイド山本真希(清水)のバランスも悪くなかった。ただ、ゴールへのひと押しがたりない。
11分には、中盤でボールを奪って柏木、ハーフナーマイク(横浜FM)、大島嵩弘(柏ユースU-18)から河原へとつながり、ゴールの兆しを見せるも打てず。19分には槙野が奪ったボールを横谷が中央で運び、右サイド山本へラストパス。しかし、山本のシュートはGKの正面を突く。21分にも、コンパクトな中で奪って早い攻撃でコーナーキックを得るも山本の鋭いキックは味方FWが触る前にGKに弾かれる。ほかにもサイドからクロスを入れるチャンスもあり、「得点を取りたかった」と選手たちが口をそろえた時間帯が続く。しかしそんな中の前半34分、ゴール前に入った相手のロングボールをGKがこぼしたところを詰められ先制される。ゴール前には3枚のDFが揃っていただけに悔やまれる失点。
が、ここからがこの試合の収穫の一つ。2分後には早くも同点に追いつくのだ。1分後、右コーナーキックから山本がニアサイドのハーフナーの頭に合わせるも、これは枠をとらえきれず。そして、その1分後同じ右コーナーキックから、今度はハーフナーがこれを文字通りゴールにたたき込み同点に。このまま前半を終える。
しかし、後半が良くなかった。5分、18分と立て続けに2失点。同点に追いつかれて一気に攻めにきた相手を止めることが出来なかった。前半に比べてロングボールを使ってきたAISに、日本は全体に間延びさせられた状態に。ボールを奪いにいくことも出来なければ、前線にボールを運ぶことも出来ない劣勢に置かれた。一気に試合の流れを持って行かれたことは、何よりの反省材料だろう。
試合は後半39分に小澤竜己(F東京)の強烈シュートで2点目を奪ったものの試合終了。「途中出場の香川(C大阪)がサイドで起点になれていた」(吉田監督)ことは好材料だが、結果には結びつかなかった。
前半の内容から見れば惜しい結果。また、常に先行されるなかで精神的にキレなかったことは収穫だろう。ただ次戦は惜しいという形容詞のいらない結果を出してほしい。この試合を終え「アジアユース選手権の前にこういう経験が出来て良かった」と河原。選手たちがAFCユース選手権を意識する時期に来ているからこそ、大会につながる確かな手応えをひとつひとつ積み重ねたい。
以上
2006.06.29 Reported by 了戒美子
●次戦予定
7月1日(土)14:00キックオフ(現地時間)/AIS(Australian Institute of Sports)
U-19日本代表 vs AIS(Australian Institute of Sports)
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